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  • 2016.06.01

「角質やムダ毛に萎える」ハイスペ男たちのファンタジーに合わせるな!アルテイシア×ぱぷりこ対談②

人気ブロガー、ぱぷりこさんとの対談第二弾!今回は、男女が抱く相手への「理想」について。お互いに理想像って抱くものだけど、それって結婚しても演じつづけられる理想像?「自分にとっての幸せ」をこの機会に考えてみませんか?

  ぱぷりこ×アルテイシア対談第二弾!
第一弾も併せてどうぞ。
≪「キラキラ女子・VERY妻・タラレバ娘と独身女」アルテイシア×ぱぷりこ対談①≫

欲しいのは「結婚」?「パートナー」?

アル:『人それぞれ事情があるのに「結婚できないのは努力が足りないから」と決めつけるのは乱暴だ』という話をしたけど。
女友達は彼氏との結婚を親に猛反対されたのね。彼女は高学歴なんだけど、彼の方が学歴が低いという理由で。

ぱぷりこ:高学歴女子あるあるですね~!

アル:父親に「男の職場に怒鳴り込んでやる」と脅されて、彼女はストレスで激痩せして、結果的に別れてしまった。

ぱぷりこ:つらい…。

アル:彼女のように、親に反対されて結婚を諦めた女友達が何人かいる。そんな子たちが「なんで結婚しないんだ?」「子どもは欲しくないのか?」と周りに聞かれるのよ。

ぱぷりこ:人それぞれの事情にズカズカ踏み込んでくる人の無神経ってなんなんでしょうね?ウンコみたいな言葉を投げつけるな、と猛烈に抗議します!

アル:出た、ウンコ(笑)!その父親は、35歳の娘に「まさかそいつと肉体関係はないだろうな!」と言ったらしい。「オイオイ処女だと思ってんのか?」っていう。それぐらい時代錯誤なんだよ。

ぱぷ:私の父親も権威主義なので、学歴や会社名といった社会的ステータスにこだわるタイプです。ただ私は「親が何言おうが知らんわ」と思ってるので切り離せる。
ただ「いい子」で来ちゃった子は、「親が喜ばない・反対している」という事実にダメージも受けてしまうのでツラいですよね

アル:その友達も「今さら親に反抗できない、そんな自分が情けない」と泣いてたよ。彼女も親の期待に応える、マジメないい子だったから。
でもそれから5年たって、40歳の彼女にはパートナーがいるのよ。パートナーと近所に住んで、支え合いながら居心地のいい関係を築いてる。「この形がベストだと思う」と幸せそうに話しているよ。

ぱぷ:よかった…!!

アル:酒井順子さんもジェーン・スーさんも、インタビューで「結婚はしてないけどパートナーはいる」と仰っていたけど、“結婚”がフィットしなくなっているのを感じる。親や親せきや世間からゴチャゴチャ言われるぐらいなら、パートナーの方がいいのは当然だし。

ぱぷりこ:結婚することで「子どもはまだか?」と迫られたり「嫁はこうあるべき」と押しつけられたり、面倒くさいことが増える可能性は高い。
自立できていて、自分の生活が確立されていればいるほど、そういう煩わしさを感じて結婚のハードルが上がりますよね。

アル:新刊で「自分が本当に欲しいものは何か?その優先順位を整理しよう」と書いているけど、「既婚者の肩書きが欲しいのか?子どもが欲しいのか?」と考えて「いや、自分が本当に欲しいのはパートナーだ」となったら、男を見る目が変わると思う。
親や周りが納得するとかじゃなく、自分が納得できる相手でいいと思えれば、スペックや家柄とか関係なく選べるでしょ。

ぱぷ:絶対そうだと思います。

「条件」が満たされれば幸福か?

オクテ女子のための恋愛基礎講座 アルテイシア ぱぷりこ 恋愛格闘家
『恋愛格闘家』

ぱぷ:ただバリキャリ女子に特に多いのが、スペックやバックグラウンドで人格を判断すること。
たとえば「似たような育ちや学歴だったら、似たような価値観をもってるはず」とか「収入や会社名はそれ相応の努力や能力の結果だから、はずせない」とか。それらは一見ロジックが通ってるようだけど…。

アル:浅いよね。

ぱぷ:そうなんです!でも「それって本当にそうなの?」と深掘りしてくれる人もいないし、自分も周りも同クラスタなので「やっぱそうだよね~」と同意しあって、「これが正解」という気持ちを深めていく悪循環にはまる。それを求めていると、親からも周りからも文句言われないですしね。

アル:一回失敗してみるといいのかもね。私は夫と出会う前、カマロくんという元彼がいたんだけど…。

ぱぷ:『恋愛格闘家』に登場する、カマロに乗ってるエリート金融マンですね!

アル:さすが詳しいな(笑)。カマロくんも中高私立の男子校育ちで、環境や住む世界も似ているので合うかなと思ったけど、全然違った。
彼のお母さんは良妻賢母の専業主婦で、そのお母さんが姑さんの介護をした話を美談のように語るのよ。私が「家父長制のもと、嫁は家政婦・保育士・介護士・看護師・娼婦の5役を担わされ…」とか言うと「オカンのことマジリスペクトしたよ!」って。

ぱぷ:全然噛みあってない(笑)

アル:それで「お父さんは介護しなかったの?」と聞くと「え?だって親父は仕事があるし」と返されて、こういう人とは結婚できないわって。

ぱぷ:それでも、結婚しようかと迷ったんですよね?お金持ちで見た目もよくて優しくて、これ以上の条件の男は現われないだろうって。

アル:当時は人生ドン底で、結婚に逃げたかったから。「疲れたよパトラッシュ、もう条件に転んでいいよね」と思ったけど…、やっぱり一緒にいて面白くなかったのよ。
オープンカーでドライブしながら「やっぱ夏はレゲエだよな!」と言われて「はあ、さいでっか」みたいな。

ぱぷ:ダメだ!私とは人種が違いすぎて、一緒にいたら蕁麻疹がでてしまう!
でもドン底状態にいると、「結婚」が全てを受け止めてくれる天国への切符のように見えるのはわかります。

アル:そうなんだよね。一方、夫は生まれも育ちも住んでる世界も違ったけど、すごく面白かったのよ。部屋でダラダラ話してるだけで楽しくて「私は面白ければ、条件とかいらないんだ」と気づいた。

あとやっぱり「その人といる時の自分を好きか?」が大事だなと。
私はカマロくんといる時の自分を好きじゃなかった。条件に転んで結婚したら、もっと自分を嫌いになるだろうと予想していた。

ぱぷ:自分で自分を嫌いになるのは、人生最大の地獄ですもんね。

アル:だからカマロくんと結婚しても離婚しただろうし、私も彼も不幸になっていたよね。
マッチングって、双方の幸福度が極大化する組み合わせだと思う。
カマロくんには私よりもっと合う女がいるだろうと思っていたけど、私には夫以上の相手はいないし、夫にも私以上の相手はいないと思える。

角質を削る女に萎える!?ハイスペ男の呆れた幻想

オクテ女子のための恋愛基礎講座 アルテイシア ぱぷりこ ドクターショール ベルベットスムーズ
「ドクターショール ベルベットスムーズ」

ぱぷ:お互いが「この人といるのが一番幸せだ」と思える組み合わせじゃないと、人生を乗り越えるのは難しいと思います。
「親も周りも納得するような相手じゃないと」と他者目線・外部評価で選んで、結果的に不幸になる人は多い。特に家に資産があり、学歴もあるバリキャリ女子は、その沼から抜けられなくて自縄自縛に陥りがちです。

アル:バリキャリの女友達が、慶応卒・代理店勤務のハイスペ男と結婚したけど、1年で離婚したのよ。
新婚生活が始まったとたん、毎日ダメ出しされたんだって。足のカカトをヤスリでこすっていたら「そういうのは萎えるからやめろ」とか。

ぱぷ:えっ、カカト?!

アル:女は角質がたまらないとでもお思いか?!と。

ぱぷ:脳髄に角質がつまってそうな反応ですね!

アル:「いつも綺麗にして家事も完璧にしろ」という夫だったのよ。彼のお母さんがそういうタイプのVERY妻系だったらしく、おまけに男兄弟しかいない環境で育ったらしい。

ぱぷ:女に理想や幻想を抱く典型パターンですね。

アル:うちの弟なんか、私が屁こきながら鼻クソほじる姿とか見てるし(笑)

ぱぷ:超リアルな姿(笑)!
ハイスペ男性は母親の専業主婦率が高く、昔ながらの「良妻賢母型」の母親像の元で育っているので、女への幻想もさることながら、家事能力が壊滅的にない男もいますよね。
炊飯器があるのに米も炊けない、洗濯機あるのに洗濯もできない、それを恥とも思ってない、みたいな人も多いですよ。いや!?スイッチを!!押して!?みたいな。

アル:息子は30越えてるのに「息子の世話があるから旅行に行けない」とか言うお母さん、いるもん。いや生まれたての子猫ちゃうから!トイレの砂かえなくていいし!

ぱぷ:(笑)環境やスペックで単純に判断せず、本人の中身を深掘りするべきですね。

「結婚のその先」を考えよ

オクテ女子のための恋愛基礎講座 アルテイシア ぱぷりこ 種の起源
『種の起源〈上〉』

アル:<東大卒女子に婚活カウンセリング(3)>でも話したけど、焼肉や鍋を食べる時の振る舞いや、男性育休の話題を振った時の受け答えで、相手の本質が垣間見えると思う。

ぱぷ:あとは、目の前で足のカカトをこすってみるとか(笑)

アル:私なんてカカトカッチカチだから、夫に「削った角質でアカ太郎ならぬ角質太郎が作れるぞ」と自慢してるよ。

ぱぷ:日常のリアルな姿を見せられる人じゃないと、一緒に住めないですよ。生身の女は角質だってたまるし、ムダ毛だって生えるんだから。
そういえば、旦那さんはバーで「女のムダ毛とか萎えるよなー!」と騒いでる男たちに「人間が猿から進化したのを知らないのか?」と聞いたんですよね(笑)

アル:「進化論を否定するのか?キミたちは共和党員か?」と聞かれて、相手はキョトンとしてたわ(笑)。ムダ毛は萎えるとか抜かす男は、ケツ毛を引きちぎって燃やしてやるといいよ。

ぱぷ:女性と普通に付き合ってきたはずのハイスペ男でも、平気で「女はウンコしない」みたいな幻想を持ってるヤバイ人はいますよね。ただ、それは歴代彼女が彼のファンタジーを打ち壊さず、むしろその幻想を体現してきた結果とも言える。
女の側にも、男の幼稚なファンタジーに合わせられる自分を「いい女」と勘違いする人がいる。こうなると、男も女もウンコです。

アル:ウンコ、か…(目を閉じる)

ぱぷ:VERY妻に憧れるような女性たちは「妻」の座を得るため、プロ彼女的な振る舞いを我慢しますが、結婚生活で何十年も嘘をつき続けるなんて無理。どこかでストレスが臨界点を超えて爆発する。
そうやって「幸せなの♡」と脳死しながら爆発四散していく子たちを何人も見送ってきました。

アル:ハイスペ男のファンタジーに合わせてVERY妻の座を得ても、その先に待ってるのは「妻だけED」みたいな地獄の結婚生活。それは本当に自分の望む幸せなのか?と想像した方がいいね。

ぱぷ:幸せになりたければ、外部評価に委ねないこと。「自分にとっての幸せは?自分が本当に欲しいものは?」を考えて明確にすること。
それで自分を理解したうえで、最後は自分の心に従うこと、「この人と生きていく」と引き受ける覚悟で飛び込むことだと思います。

次回に続く!

併せて読みたい!
【 ぱぷりこさんコラム】
こうして女は恋愛妖怪になった…記憶を封印したくなる「恋愛黒歴史」前編
【 アルテイシアさん×一徹さん対談】
一徹さんの初体験は「道に落ちてたダッチワイフ」!?

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Text/アルテイシア

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アルテイシア
作家。

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