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  • 2014.12.03

恋愛感情ナシの結婚もアリ!居心地のいい結婚をするコツ

女の味方、アルテイシアさんによるコラム!「恋愛結婚」にしばられずに、居心地のいい相手と過ごす未来を考えてみませんか?


【第16回】恋愛が苦手な女子こそ結婚向き


アルテイシア 恋愛 デスマッチ 結婚 キャリア 肉食系男子
by @sage_solar

AM編集部(以下、AM): <採用のプロと白熱トーク>、すごく好評でした。『好きな男の前では鎧を脱いで生身でくつろぎたい』という言葉が染みました。
あとアルさんも旦那さんに出会うまで苦労されたんだなーと(笑)。

アルテイシア(以下、アル): 29歳で『59番目のプロポーズ※』を書く前って、息も絶え絶えだったんですよ。

アルテイシア
『59番目のプロポーズ』/著者:アルテイシア/美術出版社

 仕事も恋愛もどん底で、ひたすらガンダムのDVDを見まくって宇宙世紀に逃避していた。それで「アルテイシア」って名前でブログを始めたんです。
(※2004年にmixiで始めたブログが書籍化される。ドラマ化・漫画化もされて話題に)

 アルテイシアって『ガンダム』のセイラさんの本名なんですね。「セイラ・マス」は生き延びるために名乗った偽名なんです。 …詳しくは『ガンダム THE ORIGIN シャア・セイラ編』をご一読ください。

アルテイシア
『ガンダム THE ORIGIN シャア・セイラ編』/著者:安彦 良和/角川書店

AM: はい、読んでみます!

アル: セイラさんは強くて毅然とした女性だけど、心の中には弱くて傷つきやすい少女の「アルテイシア」がいる。全ての女性がそうだと思うんです。
弱くて傷つきやすい部分があって、守ってくれる存在を求めている。でも社会でふんばって働くうちに、どんどん鎧の装甲が厚くなっていく。

AM:鎧は厚くなりますね…。「自分で自分を守らねば!」と生きているうちに。

アル:私の場合「強い女=面倒くさくない女」と勘違いした男が寄ってきて、弱い部分を少しでも見せると「そんな女だと思わなかった、サヨナラー」と去っていく…ってパターンが何度かあった。

AM:そういう時こそ支えてほしいのに。「弱い女アピールした方が得なの?」と思っちゃいますよね。

アル::私も当時は思った。でも、弱い女アピールに引っかかる男ってつまんない奴なんですよ。「自分が強者になりたい」、「ヒーロー願望を満たしたい」って男だから、自己満足したら去っていくし。

 それに、私も目が曇っていました。どん底状態で結婚に逃げたかったから「この人は大丈夫」と思いこんで。こっちも相手を理想化していたし、どっちもどっちなんですけど。
そんな風にズタボロになっていた時に夫に出会ったんです。

AM:<鎧を脱げる相手に出会って、本当の意味で自己肯定できるようになる>というお話に共感する女性が多かったから『59番~』は支持されたんでしょうね。 

アル:当時、ブログがアエラや女性誌で取り上げられたんだけど、取材に来た編集さんが「分かりすぎて、うっ…」と感極まる、みたいな(笑)。
英国TIMESやBBCに取材された時も「英国女性も同じです!」と言われて、「人類皆姉妹…!」とユニバーサルな気持ちになった。

AM:女性の本質的な悩みは世界共通かもしれません。
前回<メディアに登場するのは、バリキャリで見た目も綺麗にしてオシャレな部屋に住む女性ばかり>と仰ってましたが、表面的なイメージで括られがちですよね。

アル:あと、そういう風に見せたいのも鎧ですよね。「ミジメな独身女と思われたくない」っていう。
私もそんな戦いに疲れ果てていたから、夫と出会って「トキメキは皆無だけど、この人の前ではハイヒールを脱いで裸足になれる」と思ったんです。
恋愛の脳内麻薬は出てなかった。「惚れたハレたはもういい、家族がほしい」と思っていたから。

AM:ただ旦那さんが「初デートのお店も決めてなかった」「服装が衝撃的にダサかった」というエピソードを読むと「自分だったらナシと思っちゃうかも」と(笑)。
アルさんも生身の旦那さんを見ていたんだなって。

アル:まあ「コイツおもしれーな」って好奇心が大きかったけど。
あと、どん底まで落ちて見栄が完全になくなったというか。「他人がどう思おうがホントどうでもいいわ」って。デートに全身迷彩服で現われても構うものか!と。

女子力なんか知るかよ!


AM:『女子力なんか知るかよ!と不毛な競争からおりた方が自由になれる』、『女子は磨きすぎて擦り切れている人が多い』という言葉にも共感の声が寄せられました。

アル:マジメで努力家の女性は「もっと頑張らなきゃ、上を目指さなきゃ」と思いがちですよね。周りの自称こじらせ女子も、客観的には女子力の高い子が多い。で、こじらせてない女子はもっとテキトーでいい加減(笑)。
外資系に勤める友人はキャリア的にはバリバリだけど、本人はゆるゆるで、いつもすっぴんでアッパッパを着ていますよ。

AM:アッパッパ?

アル:現代でいうチュニックですな(笑)。
彼女は「自分が楽なのが一番」って主義なんです。夫も外資系で高収入だけど、下町に住んでリビングにはコタツがある。インテリアとか全然こだわってなくて、超くつろげるんです。

AM:わかります!トレンディドラマに出てくるような部屋って落ち着かない(笑)。

アル:高そうなソファとか「汚したらヤバい」って緊張するしね。
彼女の家で料理していたら、菜箸が片方燃えていて「菜箸くらい買おうよ!」みたいな。

AM:菜箸って燃えますよね(笑)。

アル:彼女は女子力とか興味ないし、そこで競う気もない。正直ルックスは地味だし言動もガサツだけど「女らしくしなきゃ」とかも思ってない。こだわらないから、こじらせないんですよね。

 そんなゆるゆるの彼女は一緒にいて楽だから、自然と人が集まってくる。
自分にも大らかだから他人にも大らかで、自分を許しているから他人も許せるっていう、「自己肯定できている人」なんです。

AM:そういう人はマウンティングとかもしないから、本音でリラックスして付き合えますね。

アル:そうそう。で「そういうキミが好き」って男性とすんなり結婚して幸せに暮らしいてます。無理しなくていい、居心地のいい結婚生活を送ってる。

AM:羨ましいです…。お話を聞いていると「頑張ることで幸せから遠ざかるのかも?」って気がしてきました。

アル:異性と接点がないとかは、行動範囲を広げる努力をした方がいいと思う。夫というパートナーがほしいなら。
ただ「無理に好かれる努力」はしない方がいいなと。それより、素の自分を好きになってくれる人を好きになれる方がいい。
ただ、それも自己肯定に関わってきますよね。「今の自分を気に入っているから、自分を気に入ってくれる男子をイイと思える」っていう。

AM:アルさんは「自分がパン屋だとしたら『こんなマニアックなパンを好きなんて変わっているな』と思いつつ顧客に感謝する」と仰ってましたね。

アル:そうですね。あと、偽りのパンを出しちゃダメですね。王道モテを狙って雑魚を釣っても意味ないし、マッチングする本命を逃しちゃうから。

友情結婚とお見合い結婚


アル:周りのこじらせてない女子は「私は恋愛に興味が薄いし得意じゃない」と自覚があるうえ、恋愛に対する期待値も高くない。
だからドラマみたいな大恋愛を夢見ず、1人の男性と淡々と長く付き合って結婚しています。

AM:結婚生活の幸福度を見ると、そういう女子が一番かもと感じます。

アル:友情結婚パターンですね。学生時代からの彼氏と結婚して、今さら恋愛感情はないけど一番楽っていう。

 知り合いに姉妹がいるんだけど、姉は本物の友情結婚をしました。
一番気の合う男友達と「セックスもしないし、子作りもしない」って同意の上で結婚した。2人とも惚れたハレたには興味ないけど、家族=パートナーは欲しかったからって。
で、その妹はお見合い結婚しました。「私は恋愛が苦手だから、初めから結婚を目指した」と。姉妹とも恋愛ナシで結婚したけど、すごく円満に暮らしていますよ。

 むしろ恋愛がない方がいいかもと思う。恋愛は脳内麻薬が切れると冷めるから。それに日本人はもともと恋愛が苦手だから、その方がスムーズですよね。
恋愛結婚が主流になったのはここ数十年の話で、親が結婚相手を決めるお見合いの国だったわけだし。

AM:もともと恋愛文化のあるヨーロッパなんかとは違うわけですね。

アル:「本当の自分は恋愛とか苦手だし、女子力とか面倒くさい」って女子は多いですよね。
そういう人は<女子力を高めて恋愛せよ>って世間やメディアの声は無視して、自分を認めた方がいいと思う。「こんな自分はダメなんじゃ」とか悩むと、ますますこじらせるから。

AM:どうすれば無視できるんでしょう?

アル:周りのこじらせてない女子は、女性誌も恋愛本も読まないしSNSにも熱心じゃない。マニアックな海外のSF小説とか読んでいる子が多い。
そんな風に、とことん自分の好きなことだけしていると「自分はこれが好き、居心地がいい」って感覚が研ぎ澄まされるんじゃないかな。
情報を入れすぎると感覚が鈍って、本当に欲しいものがわからなくなるし。すると自分軸で選べなくなっちゃう。

AM:マジメな女子は「こうしなきゃモテない、結婚できない」と思いがちですし。

アル:「男に選ばれる」じゃなく「自分が居心地のいい男を選ぶ」って発想に変えた方がいいと思う。

子ども時代の自分は…?


アル:恋愛が苦手な人の方が結婚には向いていますよ。
恋愛好きの人は、刺激やトキメキが減ると物足りなさを感じるから。結婚すると刺激やトキメキは減って、安らぎや信頼が増えていくので。
それとキラキラ女子よりオタク女子の方が、自分で自分を充実させるのが得意なので、夫にあれこれ求めず円満にいくパターンが多い。二次元で萌えを満たせるから浮気もしないし。

AM:アルさんも二次元萌えですよね(笑)?

アル:うん。最近はオンデマンドでアニメを観まくって、TSUTAYAにすら行かない(笑)。
夫が「奥さんがどんどんオタクになっていく」と言ってて、「おかしいな、最初はキミがオタクのだったはずなのに」みたいな。

 私は根っこがリア充じゃないと実感しています。ハロウィンの乱痴気騒ぎやクリスマスのイルミネーションに「ケッ」と思うし。
若い頃は「リア充にならなきゃ」って強迫観念があって、偽りの鎧をつけていました。でも本来の自分…ガンダムや二次元に癒される、根っこの部分で夫とマッチングした。

AM:ガンダムがキッカケで旦那さんと仲良くなったんですよね? 

アル:はい、ガンダムには足を向けて寝られませんよ。
女性読者から「『59番~』を読んでガンダムを観ました!」というお便りを多数いただき、少しでも恩返しできればなと(笑)。

 …アラフォーの友人と「最近、子どもの時の自分に戻った気がする」って話をするんです。加齢による童がえりではなく(笑)、自分らしさを取り戻すって意味で。
私も「そういや小学生の時からチャラチャラしたの嫌いだったな~」と。いろんな経験をして余計なモノをそぎ落として、一周まわって戻ってきたみたいな。
子ども時代の自分を思い出してみたら「本来の自分」がわかるかもしれませんね。


―――次回は「パートナーは夫じゃなくていい」というテーマで語ります!

 アルテイシアさんが普通の男子の性事情をインタビューする『魁!!セックス塾』を当連載と隔週で更新しています。あわせてお楽しみください!

Text/アルテイシア

恋愛とセックスで幸せになる 官能女子養成講座 アルテイシア
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