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  • 2014.08.27

「ストライクゾーンの狭い女子」がピッタリの彼に出会える方法

【第9回】“愛されれば誰でもいいわけじゃない”問題

アルテイシア アルテイシアの愛され(笑)痴女養成講座
martinak15


AM(以下、AM):前回『愛されることで自分が変わって、愛が芽生えて育っていくのは幸せなことだと思う』という言葉が印象的でした。

アルテイシア(以下、アル):以前、50代の女性からメールを戴いたんです。
その方は<夫とは見合い結婚で、初めは地味でマジメ人間の夫を好きじゃなかったけど、今ではゾッコンです>と書いていて。
ご夫君は家族をとても大切にする人で、愛が育っていったそうです。

恋は瞬間的に落ちるものだけど、愛は時間を重ねて育つものだと思う。

夫への愛が冷める原因の1位は<子育てに協力的じゃないこと>なんだけど、どれだけ好きになった相手でも、家族を大切にしない人だと冷めるんですよ。
だから「男として好きになれるか」じゃなく、「一生暮らす家族としてどうか」で選んだ方がいい…とさんざん言い続けて、自分でも飽きました。

AM:飽きましたか(笑)。
未婚女子が「好きな男と恋に落ちて結婚したい」と願っちゃうのはなぜでしょう?

アル:洗脳されているんじゃないかな。
TVも女性誌も広告媒体だから「恋したい!恋しなきゃダメ!」と女性を洗脳することで、服やコスメやエステの広告が売れるんですよ。

AM:なるほど。「恋に落ちて結婚するのが正しい」と洗脳されていると気づくのが大事かも。

アル:ただ、頭では理解できても難しいよね。
女子は小さい時から、少女漫画で恋への憧れを育てるから。
私はジャンプ派だったけど、『ときめきトゥナイト』『いたずらなKISS』とか読んでいたし。

幼少期の刷り込みってデカいから、真壁くんと蘭世や入江くんと琴子みたいに、大恋愛の末に結ばれたいと刻まれるんでしょう。
…いまだに「理想は真壁くん」って女友達もいるし。

私は魔界のプリンスなら、アシュラマンの方が好みだけど(笑)。

アルテイシア アルテイシアの愛され(笑)痴女養成講座
アシュラマン

女も結婚後の方がモテる!


アル:あと「結婚したら二度と恋できない」と考えるから、「大恋愛の末に結婚したい」と望むのかなって。
そういう女子に伝えたいのは「結婚後の方がモテますよ」ってこと。

AM:えっ、女もそうなんですか?

アル:基本そうですよ。
独身時代って男を査定する目で見るから、そういう厳しさが相手に伝わるんです。
でも結婚したら、男を無責任に可愛がれるし甘やかせる…孫みたいなもので。

AM:孫(笑)。

アル:独身時代なら「こんなバカとは結婚できねえ!」と思う相手でも「可愛いねえ」とニコニコ見ていられる。
それが優しさや寛容さだと受け取られ、モテるというカラクリです。

それに、帰る巣のある人妻は重くないから。「ちゃんと将来のこと考えてよ!」とか言わないし。
ゆえに人妻はモテるけど、私は婚外恋愛を勧めたいわけじゃなく、「ありがたくモテを享受しよう」と言いたいんです。
女の「恋したい」って「モテたい、トキメキたい」が大きいでしょ?

AM:そうですね。チヤホヤされて恋愛気分を味わいたい、みたいな。

アル:そう、男と違って必ずしもセックスしたいわけじゃない。
そもそもセックスする前の方がときめくし、した後は減っていくだけだし。
脳内でときめくぶんには、誰にも迷惑かけないしリスクもないから。

AM:「結婚してもトキメキは味わえる」と思ったら、「ときめく男と結婚せねば!」と思いつめずにすみそうです。

好みの狭い女子は、出会いを増やしてセグメントをしっかり


アル:前回<男には愛されてみよ>と提案したけど、「愛されれば誰でもいいわけじゃない」のも真実ですよね。
私みたいに“好みの狭い女”はとくに難しい。
うちの夫はかなりの変人だから、数会わなきゃヒットしなかったと思う。

好みが狭いと自覚のある女子は、とにかく出会いの母数を増やすこと。
ただ、やみくもに増やすんじゃなく、セグメントした方がいい。

たとえば紹介してもらう時も、しっかり好みを伝えるとか。
じゃないと紹介する側は、王道受けする男子をチョイスするから。「ミスチルとフットサルが好き」みたいな男子を。

AM:王道中の王道ですね(笑)。

アル:私は、そういう人とは何話していいか分かんない(笑)。夫とは初対面で漫画と戦争の話で盛り上がったし。
私みたいな女は「邪道でよろしく」と伝えるのがオススメ。

AM:邪道(笑)。確かにその方がマッチング率は上がりそうです。

アル:自分の好みを把握するのも大切ですね。
私の場合「自分より強い男、かつ頭のいい男」じゃないと無理だったんです。
でも、若い頃は場所を間違えていて。

当時は有名企業の男とコンパしていたけど、そういう場にくる男は肉食系エリートで、のきなみ頭が悪かったんです。言われるがままレールに乗ってきた人達だし、ビジネス本しか読まないから、視野が狭くて薄っぺらいし。

あと挫折した経験がないから、打たれ弱い。ちょっとしたことでポキンと折れちゃうような…そのくせプライドは高いっていう。
そんな男とばかり出会っては「ろくな男がいねえ!」と絶望していました。

AM:みんな「独身でろくな男が残ってない」と嘆いていますよね。

アル:ほんとは残っているけど、恋愛市場に出てこないんですよ。
たとえば夫の道場の人達は、コンパに誘われても「興味ないんで」と断るそうです。
で、男だけの飲み会でひたすら技の話をしているらしい。

AM:それは出会いようがないですね(笑)。

アル:私も近所のバーで夫と偶然出会ったし。
ただ当時は「コンパで出会うのは無理」と悟って、バーや飲み屋を巡回していたんです。
それで色んな男子に出会って「私は草食系オタクとマッチする」と気づきました。

人は似た者同士で集うので、ターゲット層の1人にリーチすれば、芋づる式に繋がりますよ。
たとえば私はゲームの仕事もしているけど、ゲーム業界って草食系オタクの園なんです。みんな頭もよくて仕事もできてコミュ力も高くて、ルックスも悪くない。
でも、そんな彼らが魔法使い(30過ぎて童貞)だったりするんですよ。

AM:そんな素晴らしい園があるんですか!

アル:あるけど恋愛市場に出てこないから、紹介等で引っぱり出すしかない。
ただし、草食系オタクに偏見をもつ女子はお断りです…って、私べつに園の番人じゃないけど(笑)。

<草食系=仕事や人生全般について消極的>と勘違いしている女子もいるでしょ? でも、恋愛についてのみ奥手なだけなんです。
女のケツばっか追いかけている連中より、よっぽど仕事に熱意をもっているし。それをカッコつけてアピールしないだけで。

草食系に偏見をもつ女子は<肉食系エリートこそ勝ち組>と男社会に洗脳されているんだと思う。
あと<強引に口説ける・リードできる=男らしい>と錯覚していたりとか。単に女慣れしているだけなのに。

魔法使いの中にイイ男はいっぱいいる


AM:アルさんの旦那さんも超男らしいですもんね。

アル:彼も素人魔法使い(30過ぎて素人童貞)だったけど。

真の男らしさって、瞬発力じゃなく持久力なんですよ。
トラブルがあっても逃げずに、粘り強く努力できるとか。

肉食系は「落とすまでが楽しい人種」だから、瞬発力はあるけど持久力がない。
草食系は派手なスタートダッシュはできないけど、諦めない持久力がある。
そして結婚とは、何十年も続く長距離走である…みたいなことって、結婚してから悟るんですよね。

AM:確かに…結婚する前は実感がないから、悟れないかもしれません。

アル:オスカル様も最初はフェルゼンに一目惚れしていたし。

AM:えっと、ベルばらの話ですね(笑)?

アル:オスカル様がアンドレと結ばれる場面で、こんな台詞があるんです。

『心優しく温かい男性こそが、真に男らしい頼るにたる男性なのだと気づく時、大抵の女はすでに年老いてしまっている』

…ちなみにその時、オスカル様は33歳。
現代日本で33歳は年老いてはいないけど、若い女とは言えない年齢ですよね。

このあたりが切り替え時だと思う。
フェルゼンみたいなプレイボーイの王子様を選ぶか、アンドレみたいな一途に愛し続けてくれる馬番を選ぶか。

AM:どういうキッカケで切り替われるでしょうか?

アル:地下鉄の窓に映る自分を見て「亡霊か?」とギョッとした瞬間とか(笑)。
あれってすごく老けて見えるでしょ?「王子様とか言っている歳じゃねえわ、マジで」と心底震えるんじゃなかろうか。

AM:地下鉄の窓に映る自分を見ましょう!と(笑)。

アル:はい。ちなみにアンドレも魔法使いだったしね。
魔法使いの中にイイ男はいっぱいいる、と心ある女子に知ってほしいです!

 アルテイシアさんが普通の男子の性事情をインタビューする『魁!!セックス塾』を当連載と隔週で更新しています。あわせてお楽しみください!

Text/アルテイシア

恋愛とセックスで幸せになる 官能女子養成講座 アルテイシア
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ライタープロフィール

アルテイシア
作家。

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