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  • 2013.12.24

大手企業勤務の男じゃないとダメ!という幻想は捨てよ/結婚の障壁!「高望み」を徹底分析

 いまもなお男女の出会いの場として機能している合コン。個人的には早2年ほどご無沙汰気味で、今後も行く予定はないのですが、最近聞いたトンデモ合コンエピソードをひとつ。

大手企業本体ではなくその「子会社」という悲劇

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©by ming1967

 舞台は週末の東京・銀座。やや肉食系な広告マン男性と華やか系なアラサー女性が4人ずつ、デート仕様のダイニングバーに集合しました。
「ザ・合コン」と言わんばかりの典型的なスタイルです。
アラサー女子の長老的存在のA子(33歳)は幹事の後輩B子(27歳)から「大手広告会社D社のイケてる男性社員を揃えました!」と聞いていたため、全力でこの「勝負」に臨んでいました。

 乾杯後しばらくして場が和んできた頃、合コンではおなじみの自己紹介タイムがスタート。
男性が名前を名乗り「Dの」と企業名を言いかけたところまで、A子は終始ニコニコと穏やかな態度で、「余裕のある大人女子」を演出していました。
しかし、それに続く「子会社のXXで働いています」との言葉で顔面硬直!
頭には「え、どゆこと?」とひたすら「?」が浮かぶばかり。

 ある意味、素直で嘘が吐けないA子の脳内の状態は表情にも投影され、これまでの笑顔は消えて仏頂面全開に。
料理が来る度に取り分けていた“甲斐甲斐しさ”もなくなり、自分のものだけサッと取るようになり、相手のグラスが空いても気にしなくなり……と合コンでは推奨されない態度をとるようになってしまいました。

 挙げ句の果てにはB子がお手洗いに立った際に何気なく連れ立って、
「Dの人が来るって言ってたよね? なんでDの子会社なの? 大と子じゃ話が違ってくるのよ!」
と詰める姿も目撃されています。しかもDの子会社の男性に!
これは彼もトラウマになりかねません。

 もちろんこの合コンでの収穫はなく、A子は「怖い先輩」認定を受けて、合コンに呼ばれなくなったそう。
これはいくらA子が追い詰められているとはいえ自業自得としか言えません。

三高の構成要素だった「大手企業勤務」は現代でも必要十分条件なのか

 しかし、なぜA子はマジギレしたのか――。
この問題には非常に根深いものがあります。
B子に聞くとA子は寿退社して専業主婦になることが目標で、週2ペースで「優良男性」が集まる合コンに参加しては、獲物を探していたのだとか。

 A子の条件はたったひとつ。
大手有名企業に勤務していること――実はこれだけでした。
「顔やカラダ、学歴は普通でもOK」と上から目線に宣っていたそう。
その態度もどうかとは思いますが……。
しかし、ほかの条件を気にしないからこそ「D本体ではなく、Dの子会社」という事実が、どうしても許せなかったというわけです。

 この話を聞いて、はるか太古の昔に結婚相手選びの基準とされていた「三高(高学歴、高収入、高身長)」を思い出しました。
高学歴、高収入には「大手企業勤務」は当然のように含まれる要素でした。
というのも企業で終身雇用制度が機能していたり、バブル期で景気がよかったりと、いまとは360度異なる時代背景があったから。

 しかし、A子のようにその時代の「幻想」を現代でも持っている女性は存在します。
大手企業だから一生安泰で、自分が専業主婦になっても十分に裕福な暮らしをしていける――そんな暮らしをイメージしているというのです。
A子ほどではなくても、心のどこかでそんな思いを抱いている女性は潜在的にとても多いと思われます。
厳しいようですが、これはとても甘い考えでしかありません。

リストラ、倒産…企業を巡る状況は厳しさを増している

 今年2月には富士通で5000人削減、3月にはタカラトミーが希望退職の募集期間を延長、5月にはパナソニックが5000人削減など、さまざまな業界の大手企業が次々とリストラへ向けて動き始めたことがニュースでも取り上げられました。
とくに近年群を抜いて目立つのは電機大手各社の動きですが、勢いにのっているように見えた大手IT企業でも人員削減が行われ始めたとの情報もあります。

 ミドル世代のリストラがメインとはいえ、もう5〜10年するとアラサーの働き世代にまで火種が及ぶ可能性はなきにしもあらず。
たとえ、盤石な(に見える)一流企業に勤める男性と運良く結婚できた場合でも、子どもが生まれて学校へ通わせるようになった頃、突然リストラを勧告されたり、最悪の場合会社が倒産したりすることもあり得るのです。

 いくら大手企業・一流企業に勤めていても、決して「100%安心」なんてできないのがいまの時代。
「大手有名企業勤務の男性とじゃないと結婚したくない!」などとは言っていられません。
脅しではなく、3年先、5年先さえわからない世の中で、「いま現在は安定している(ように見える)男性」にターゲットを絞って恋活・婚活をするのは、何の意味もないということを伝えたいのです。

 それよりは、たとえ中小企業に勤めていても、不況の世を切り抜ける力を持った、生命力のある男性を探すほうが何倍も賢く、結婚への近道にもなります。
またVol.2の連載でも書いたように、ふたりで力を合わせて働くほうが、安定感は2倍になります。
無意味な高望みはやめて出会いの幅を広げたいものです。


Text/池田園子

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ライタープロフィール

池田園子
86年生まれのライター/編集者。女性を勇気づけることが目標。

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