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  • 2013.12.05

独身女の高望みは女を脱出不可能な迷路に突き落とす

「高望み」を徹底分析する連載はじめます

池田園子 恋愛 コラム AM 高望み
by MonsterVinVin

 AM読者のみなさま、はじめまして。女性向け媒体で恋愛コラムを書いている、ライターの池田園子です。

 初回なので自己紹介をさせていただくと、恋愛コラムを書いている身でありながら、10代の頃はひたすら非モテ街道を突っ走ってきました。
自分のブスさ・野暮ったさについて自己嫌悪に陥って男子と話せなくなったり、大学デビューを果たしたものの自分とミスマッチな相手に恋しては破れてを繰り返したりした痛々しい時期。
大人になってからは「私はどこにでもいるようなタイプの普通の女なのに、どうして恋愛が上手くいかないの?」と自問自答する日々でした。

“普通”なのに恋愛が上手くいかない原因のひとつは高望み

 悲しいかなその頃の経験は社会人になっても染み付いていて、より傷が深めな失敗 が続いていました。
明らかに脈がない相手に告白して玉砕したり、一度関係を持っただけで縋り付こうとしたり、恋愛で病む度に過去一度だけ味わった甘い日々を思い出そうと、元彼とのツーショット写真を何時間も見つめたり……と今思い出すと危険な徴候もありました。

 あるとき私は気付きました。
これらの度重なるミスの大きな原因はひとえに「高望み」があると。


 その悪の元凶ともいえる高望みという習慣を断ち切った後に出会い、1年半交際した男性と先月結婚しました。
すべては女の人生によくない影響を与える「他者への高望み断ち」をしたから。
ここまで前置きが非常に長くなってしまいましたが、全5回の連載では「結婚の大きな障壁となる高望み」をテーマに話をさせていただきます。

自分の市場価値を悟る人、悟ろうとしない人

 そもそも高望みという言葉は『岩波国語辞典』によると「自分の身分や能力を越えた事を願う望み」のことを指します。
若いうちはなかなか「自分の身分や能力」(=スペック)などを客観的に見ることはできません。
一方で年を重ねて経験値が上がれば、自分のスペックに薄々気づくようになります。
これは「自分の市場価値を理解する」ということでもあります。

 これまで交際してきた相手をひとりずつ具体的に振り返ってみて、「弁護士と結婚したいけど無理かな」とか「大手IT企業の社長を落としたいけど無理かな」などと認識できるようになるわけです。
現状の自分と過去の交際相手を重ねて考えたときに、数段、いや数十段高い男性を望むのは、さすがに難しいのではと理解した上で次へ進まない限り、延々と高望みスパイラルに陥ることになります。
しかし、自分の市場価値を認識しないあまり、脱出不可能な迷路をさまようことになる人もいるのです。

 とくに10代〜20代後半まで恋愛に苦労することなく、恵まれた恋愛環境下に置かれていた女性にその傾向は顕著に見られます。
彼女たちの恋愛像は当時の「黄金期」のまま凍結されていて、「今まで私は理想の男性を落としてきた。だからこれからも妥協はできない」と岩壁よりも固い決意を持っています。

 実際に私の周りにも若い頃にそこそこモテたまま、「付き合う男性のスペックへの向上心」を持ち続けて、30代半ばを迎えた女性がいます。
彼女は美人・普通・不美人で振り分けるならば、確実に美人の部類に入ります。
しかし今やパートナー不在で絶賛婚活中の身。

 士業に従事する夫を持つ知人女性に対して「あなたの旦那さんの友達を紹介してほしい」「合コンを開いてほしい」と懇願しては、連れて来られた男性を厳しくジャッジ。
「弁護士なのはいいけど身長がちょっと……」「公認会計士でも顔がちょっと……」と安定感のある職業だけでは満足せず、外見で点数を付けては文句を垂れるのみ。
彼女は一体どのような男性を求めているのか、彼女が求める隙のない完璧な男性はこの地球上に実在するのか、首を傾げたくなります。

恋愛・結婚像が黄金期でストップしている女性は次へ進めない

 上記の女性のように、「高望み」は結婚したい女性にとって無意味なことです。
そもそも論に立ち返ることになりますが、一般的に男性は年を重ねた女性よりも、若い女性を好みます。
これは本能に導かれるままのことで、抗えないことでもあります。
しかも高望みされる男性のモデル像を思い浮かべてみると、安定感のある職業や高収入、好感度の高いルックスに中身……嫌われる要素がゼロ。
このような男性がひとりいたら確実に数十人の女性が彼を狙っていますし、早い時期に売り切れているはずです。

 極端な話をすると、彼に殺到する女性の中に(1)23歳でまだ世の中をあまり知らず素直でかわいい女性、(2)33歳で酸いも甘いも噛み分けた人生経験豊富なオトコを見る目が厳しい女性がいたとすると、男性はどちらを選ぶでしょうか。
確実に(1)の女性を選ぶ男性のほうが多いです。
「教えてあげたい」願望が強い男性にとって、若い女性ならではの経験値の低さゆえの無知、些細なことに感動してくれる姿勢などは、年を重ねた女性にはないものです。
また結婚などの将来を考えたときに、若い女性のほうが出産・子育てにおいて安心感もあります。

 自分の現状に蓋をして高望みをし続けていても、若く美しい女性たちに勝ち抜いて、高スペックな男性を獲得するのは至難の業です。
男性の好み、男性側の理由などから見ても、この主張には根拠があることがわかるはずです。
ここで学生時代に交際した相手の男性のことを思い出してみてください。
どうして彼とお付き合いを始めたのかを。彼と付き合っていて楽しかったかどうかを。

純粋にその当時に「この人とは合う」「通じるものがある」と感じたから交際していたのではないでしょうか。

 人は出会ったすべての異性と深い関係に進むわけではありません。
とくに女性の場合、本能的に「この人なら安心」と感じる男性を選ぶようにできています。
ひとりの男性を選ぶ本能は確かなもので、そのときその状態の自分に適した相手を見事に選び抜いているものです。
その感覚を忘れて「相手の市場価値」だけに踊らされ、高望みを続けるのはバカバカしい。
あなたが気になる相手は「あなた自身」を反映しているでしょうか。
相手は今の自分を映し出す鏡のようなものーーこのことを念頭に置いて高望みをやめるレッスンを始めてみませんか。

 次回は、「専業主婦願望は捨てよ 目指すは〝そこそこ稼ぐ女”」をお届けします。

Text/池田園子

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ライタープロフィール

池田園子
86年生まれのライター/編集者。女性を勇気づけることが目標。

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