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  • 2013.10.16

男の甲斐性と、結婚してからも恋愛をする方法/安彦麻理絵に聞く『オンナノコウフクロン』(2)


 結婚ばかりが女の幸せではないことは頭でわかっている。けれど、「しない人生」を選んだわけでもなく、たまたましっくりくる相手がいないだけ。世の中の半分は男のはずなのになんで!? 

 というわけで、今年の8月に『オンナノコウフクロン』をイースト・プレスから上梓したばかりの安彦麻理絵さんにお話を伺わせていただきました。
第一回目「選り好みせずに雑食であれ!」も合わせてどうぞ。

第二回:男の甲斐性と、結婚してからも恋愛をする方法


大泉りか(以下、大泉): 安彦さんが著書の中で、「美人だからって幸せになれるとは限らない」というようなことをおっしゃっていますが、その辺りのお話を伺ってもいいですか?

安彦麻理絵さん(以下、安彦): まあ、「ブスでも男を見る目がなければ……」ってこと。
甲斐性のある男と付き合えば、幸せになれるよってことなんですが、お友達で、ダメな男ばっかり好きになる子っています?

大泉: あぁ、いますいます。

安彦: そういう子って共通点あります?

大泉: 自分のことを好きにならない人が、好きな子とか。

安彦: あぁ、自分の値段が低い人ですよね。そういう子って、彼氏のために何かしたい、っていう気持ちが、「頑張って綺麗にならなくちゃ」とかじゃなく、プレゼントやお金をあげたりする方向に向かいがちですよね。

大泉: そう、実害のある方向。仕事辞めろって言われて、辞めようとしたり。

安彦: あー。それはダメかもしれない。

大泉: 人生の指針を大きく狂わされるっていう。でも、それが嬉しいって子がいるんですよね。
愛ゆえの束縛、彼によって変わっていく自分が愛おしい、みたいな。

安彦: 恋してないと、生きている気がしないっていう、そういうタイプ。
でも、金って一度貸すと、貸して欲しいって男ばっかり寄ってくるみたい。
「わたしが付き合う男、付き合う男、なんで、お金貸してくれって言ってくるんだろう」っていう女とかいますけど、それって自分で仕向けているんですよね。 男って貸してあげたり、買ってあげたりすると、どんどん調子にのってきちゃう。それくらい働けよって(笑)。

大泉: それが男の甲斐性ってやつですかね。働いてることって……いや、それは最低限すぎるか(笑)。
金以外だと、わたし、虫は潰してほしいです。

安彦: 確かにゴキブリは殺して欲しい。あと、ベタなところでいえば、妊娠報告に逃げないとか……。
「出産費用がないから、お前んとこの両親から借りてよ」とか、妊娠中の奥さんに「俺、面倒みないからね」とかは、甲斐性ないですよね。

大泉: あぁ、わかります。わたし、犬を飼ってるんですが、「可哀想だから、犬も連れていこうよ」ってデートに同行させたがるくせに、絶対に持ってくれない男がいて。こっちはヒール履いてる上に、4キロの犬を背負わされるわけです。
「この人、将来、赤ちゃんが出来ても、絶対に抱っこしてくれないんだろうな」って思いました。
「君に懐いてるから」とか言って。それって甲斐性ないですよね。

結婚してもいつまでも旦那さんを好きでいる方法


大泉: 旦那さんを、いつまでも好きでいる方法ってありますか?

安彦: わたしの場合はとにかく徹して『男扱い』することですかね。子供の前でも「お父さん」とか「パパ」って呼ばないとか。

大泉: 呼ばないんですか?

安彦: いやー、どうしても嫌で。子供の前では「あんたたちの父親かもしれないけど、こいつはあたしの男だから!」って。そうでもしないと、前回(の結婚)のようにセックスレスになっちゃうのは嫌ですから。

大泉: わたしも前の彼氏とはセックスレスで別れたんですよね。
4、5年同棲してて、結婚寸前までいったんですけど。でも、結婚するって時に「これから先、一生セックスできないのかな」って思って……で、それは無理だってちゃぶ台返しました(笑)。

安彦: やっぱり「この人と一生やっていく」って気で、結婚しないとダメですよね。

大泉: でも、カップルや夫婦の問題として、セックスレスって、多いですよね。
話し合いたくても、女からはその話題はふりにくい。で、ようやく勇気を出して話しても、男性はダメ出しされるんじゃないかって過剰反応して逃げる、逃げる(笑)。

安彦: ダメ出しじゃなく、「あなたのセックスは、これくらイイ」ってことを伝えればいいんじゃないですかね。
男の人って褒め倒されるの、好きだし。後は、突然、唇を奪ってみるのとか?(笑)。台所でいきなりとか。

大泉: 少女漫画みたいに壁にドーンって(笑)。

安彦: わたしに関していえば、旦那の前で、子供に「二十歳過ぎたら、追い出すからね」って言ってます。
子供がいなくなっても「わたしたちはずっと一緒なんだぞ」っていうアピール。
それに、うちの旦那はむしろ、「俺のことを男扱いしてくれよ!」って言ってくる人なんです。

大泉: 恋愛が、まだ続いてるんですね。しかも相思相愛!

安彦: でも、子供がいないと、どうなってたか、わかりませんねぇ。
もしかしてマンネリになっていたかもしれない。子供がいると、とにかく互いが男女でいれる時間が少ない。
旦那がたまに言うんです。「足りないよ!」って。足りないから、上手くいってるところもある。
だって、年がら年中、発情期でいるのってすごく難しいんですよね。

大泉: 我が家は、週一セックスルールというものを徹底させてます。
どんなに盛り上がっても、それ週一以上はしないし、どんなに面倒でちょっとやる気がなくても、必ず週一はする。
まぁ、あんまりかっちり決めると、殺伐とするので、二週間の中でふわっと二回とか。
四年目ですが、今んところ、上手くいってます。

安彦: そういう決め事をするっていうのは、大切かもしれませんね。

大泉: 付き合いはじめの、とにかくやりたい時期とかは物足りなさもありましたし、今となっては、正直、ちょっと面倒くさいなって時もありますが、でも週一くらいだったら、まぁ、我慢じゃないけど、受け入れることくらいはできますよね。

安彦: わたしもそれ真似しようかな(笑)。

【つづく】
 次回は、『20代後半の不安に立ち向かう方法』をお届けします。お楽しみに!

安彦麻理絵
1969年生まれ・双子座のB型。『これがオンナのケモノ道』(太田出版)、『おんなのこの正体』(ベストセラーズ)など、女の生態を描いた作品多数。42歳で第4子を出産した、2男2女の母。酒をこよなく愛する。

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『オンナノコウフクロン』
著者:安彦麻理絵
発行:イースト・プレス

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