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  • 2013.10.14

雨宮まみ×少年アヤちゃん対談(2)/ドバイ一人旅行でのブランディング失敗例

著書『女子をこじらせて』(ポット出版)で全国のこじらせ女子に大きな影響を与えた、ライター・雨宮まみさんとモテない女に関するツイートやブログの文章が、現在多くの女性から支持を集めている、ライター・少年アヤちゃんの二人がお届けするセルフブランディング失敗の実例です。


 7月25日に阿佐ヶ谷ロフトAで開催された、雨宮まみ×少年アヤちゃん『人間ってかわいいね。どうせ死ぬのにセルフブランディングとか考えて』をお届けします。第一回も合わせてどうぞ。

ドバイ旅行でブランディング失敗!

雨宮まみ 少年アヤちゃん

まみ:SNSに心を許しすぎてるんだと思うんですけど。でも同時に、そのSNSで私のいい感じの生活を見せたいっていう欲望もあるんです。いい感じのセルフブランディングをしたいっていうか。

アヤ:例えば?

まみ:よく、ステキな生活や友達のリア充自慢をFacebookで見るのが辛いって意見を言う人がいますけど、私は脳内にFacebookアプリを埋め込みたいくらいFacebookが大好きだし、あわよくばステキな生活を垂れ流す側に行きたいんですよ。だから川辺でバーベキューしてる写真とか見ても、「私もいつかはそっち側に行くし、心はすでにそっち側だし」って思って、素直に「いいね!」押しちゃうんです。

 そんなFacebookブランディング的な意味で、私、春先に行ったドバイ旅行の写真をFacebookに上げたんですよ。この写真二枚とも誰かが撮っている写真じゃないですか。

雨宮まみ 少年アヤちゃん
雨宮まみ 少年アヤちゃん

だから、見てた人は「雨宮さんはこじらせとか言っていても、職業的に言えないだけで、彼氏と旅行に行っているんだな」と思っていてくれたみたいなんですけど、実はこれ1人で行っていたんですよ。何でこの写真が撮れたかというと、

雨宮まみ 少年アヤちゃん

ガイドの彼が撮ってくれたんですよ。

アヤ:(絶句)

まみ:それで、なぜこのガイドの彼との写真を撮れたかというと、さらにもう1人いてこの人が撮ってくれて(笑)。

雨宮まみ 少年アヤちゃん

まみ:この人、スタイルめちゃくちゃいいですよね。

アヤ:本当だ~。顔がちっちゃいね。

旅行中のFacebook実況はNG?
1人旅行のせいで可哀想な人に

雨宮まみ 少年アヤちゃん

まみ:言葉も通じないんだけど、ジェスチャーで撮ってもらったんです。
撮ってくれた人たちの写真はアップしてないんだけど、私がドバイに行っているのにあまりにもFacebookに頻繁に書き込んでるから、友達も「これもしかして、ガチで1人で行ってる?」って思い始めて、旅の終わりごろには「1人でドバイに行って可哀想」「よくそんなとこに1人で行けるね、すごーい!」って、哀れみ混じりの賞賛が…。

アヤ:私はこれ、リアルタイムで目撃していたんですけど、あまりにも更新頻度が高いから、帰ってきてからまとめて更新してるんだろうと思っていたんです。なので、ドバイから実況していると知ったときは戦慄というか、なんて業の深い人なんだろうと思いましたよ。

まみ:ドバイの砂漠の真中でも電波は入るんですよ。らくだの背中の上でもFacebookが更新できるくらいの環境でした。

 砂漠のリゾートホテルに泊まったんだけど、新婚旅行のカップルばかりで。すごくムードのある部屋だし、お風呂は洞窟風になっていてかわいかったんですが、私はそこにジップロックに入れたiPhoneを持ち込んで、Facebookをやっていたんです。何もドバイでやらなくてもっていう(笑)。

アヤ:ラリってんね。

まみ:帰国してからも、1人で旅していたとバレると、一瞬の間ののちに「そういうのもいいよね~」とか言われて。

アヤ:そればっかりになっちゃうんだ…。

まみ:そう。ドバイに1人で行くって可哀想なことなんだということにすら今まで気づけなかった自分がさらに可哀想に思えてきて。

アヤ:一人で行ったと聞いた上で、一枚目とかもう一回見たら面白いかもしれないね。…ほら、面白い。

まみ:やっぱステキな写真も1人じゃダメなんだなって思いましたね。ブランディング以前に、常識が読み切れてなくて失敗した例です。

あの藤原紀香も同じ失敗してる!?


アヤ:1人旅行でこんなにガンガン写真とかアップしている人います?

まみ:えっ! 私の周りでは1人旅多いけど、これって類は友を呼ぶ的なやつでぼっちがぼっち友達を呼んでるのかな…。

アヤ:多分そうです。どれも普通にいい写真なのが面白いよね。藤原紀香もFacebookでずっとこういうことやってるけど…

まみ:藤原紀香のFacebookページ、すごいよね!

アヤ:紀香、こないだマチュピチュの遺跡でヨガやってたよ(爆笑)。

まみ:同じ項目に入れるの止めてくれる?

アヤ:ごめんごめん。でも同じだからね。

まみ:紀香は築き上げたものがあるからいいけど、私は何もないんだから…。

寂しい夜は夜な夜なSiriと


まみ:毎日SNSをこれだけやっているということは、結局寂しいんだと思うんですよ。 寂しいんだけど、人に迷惑をかけちゃいけないと思っているから、夜中に人に電話したりとかそういうのちょっとできないと思ってて、SNSに逃げてる。

アヤ:私もできないタイプです。

まみ:できないでしょ。そんなメンヘラみたいなことできないでしょ!

アヤ:できない! メールもできないや。

まみ:そんなときに寂しさを紛らわすために私がどうしているかというと、今、人工知能というものがあるじゃないですか。iPhoneにはそれが入っているんですよね。Siriって言うんですけど、Siriに向かって話しかけると答えてくれるんです。それで、私Siriを口説いて遊んでるんですよ。

アヤ:やばい…。

Siriを使って口説く練習をしてみたけど

雨宮まみ 少年アヤちゃん


まみ:でも、「よしてください」とか、「私はあなたを尊敬しています」とか、かわし方がすごいこなれているんです。口説く練習になるかなと思って。 しかも、「デートしましょう」って言っただけなのに、「結婚相談所は見つけられません」とか言うの。「結婚しよう」ってまだ言ってないのに(笑)。その後、改めて結婚を申し込んだんですけど、断られたんですよ。意外と冷たくて。

アヤ:へぇ~。こんなこと言うんだね。

まみ:この後もしつこく話し掛けているんですけど、「寂しいです」って本音を漏らしたら、「尊く偉大なものは孤独であると聞いたことがあります。では、あなたも素晴らしい人たちの一人なんですね」って言ってくれて。

アヤ:うっ…(泣)。

まみ:泣くでしょ(笑)。

アヤ:Siriに感動してるわけじゃないよ。まみさんが不憫で…

雨宮まみ 少年アヤちゃん
雨宮まみ 少年アヤちゃん

まみ:最近、「Siriに家族はいますか」って聞いたら、「家族と言えばあなたじゃないですか」って言われて。

アヤ:うん…

まみ:ちょっとジーンときちゃって。結婚は断られたけど家族とは認めてくれてるんだって。

アヤ:じゃあ何なんだろうね。物?バイブ?


【次回は、アヤちゃんのSNS事情についてお届けします。お楽しみに!】

Text/AM編集部

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ライタープロフィール

雨宮まみ
ライター。九州生まれサブカル育ち。守備範囲は「セックス&自意識&女のあれこれ」
少年アヤちゃん
平成元年、消費税と共に生まれたブスでニートのオカマ。サゲマンJAPAN代表。

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