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  • 2013.10.01

サイリウムで性的アピール?ライブで使えるエロしぐさ

鈴木みのり エロしぐさ
vernieman


 前回の「男性の股間をジッと凝視!? 電車で使えるエロしぐさ」も合わせてどうぞ。

 この連載コラムでは「文化系女子」という言葉を多様しています。
安易に使っているつもりはないけれど、読者のみなさんがぼんやりと思い浮かべるであろう「読書、映画、音楽、美術、写真などの文化的趣味を嗜好する女性」という像を頼りに、その定義をはっきりとさせてきませんでした。

 わたしは、自分のことを「文化系女子」と定義付けたこともなければそう呼ばれた記憶もないものの、おそらくその範囲に身を置いているだろうという自覚はあり、それに少し座りの悪さも覚え、「文化系女子」という総称が指す女性たちも多種多様で十把一絡げにして考えるのはいささか乱暴だと思います。

 とは言え、音楽を必要としない人間はおそらく少数派。
どんなジャンル、アーティストであれ、何らかの音楽を嗜好している共通項があるでしょう。

 なので今回は、本連載が想定している読者層としての「文化系女子」に輪郭を与えるべく、音楽を楽しむライブ会場の規模ごとでのエロしぐさを考えてみます!

規模別!ライブ会場でのエロしぐさ

その1: 1万人を越える、アリーナ/ドーム会場の場合
代々木第一体育館〜武道館〜東京ドームなど

鈴木みのり エロしぐさ
Zawezome


 この規模の公演ができる文化系女子が好きそうなミュージシャンとなると、BUMP OF CHICKEN、Perfume、ももクロちゃん、星野源、きゃりーぱみゅぱみゅなどそうそうたる面々が浮かびます。

 また、いろいろこじらせた結果はらんだ痛みをオリキと分け合おうと、ジャニコンに足を踏み入れる女性もいるかと思いますが、単純に男性ファンが少なさそう。近年のジャニーズタレントの華やかな交友録のウワサからすると、もしかしたらおもしろい逸材がライブ会場にいる可能性もありますが、そこらへんをオトすとなると別の意味でハードルが高そうです。

 大規模会場なため、ファン同士の交流を持つにはむずかしそうなアリーナ/ドーム会場。ここでは控えめに、洋服を使ったエロスのアピールを考えたいと思います。

 まずは、ファン意識を共有することで周りの見知らぬファンとの心理的距離を縮めるツールともなる、ツアーTシャツに着替えます。そこに、肩からのななめ掛けバッグによってバストを強調。俗に言うパイスラッシュを施して、会場での視線をキャッチしましょう。これなら、胸に自信のない微乳なみなさんでも、まったく露出せずバストアピールが可能になります。皮素材のバッグをチョイスしてSMの要素を取り入れたり、アイテム選びで遊びをプラスするのも良さそうです。

その2: 数千人規模の座席型コンサートホールの場合
中野サンプラザ〜渋谷公会堂〜東京国際フォーラムなど

鈴木みのり エロしぐさ
macinate


 奥田民生、山下達郎などの大御所から、モーニング娘。や東京女子流といった音楽性が注目されている女性アイドルあたりがこのクラスでライブをかませて、男性ファンも多そうです。

 前者に位置するシンガーソングライター陣や、90年代から活躍するGRAPEVINEやLOVE PSYCHEDELICOなど中堅どころのバンドなどのライブ会場には、文化系女子好みな男性ファンもいるかもしれませんが、たとえ出会いがあったとしても、コアな嗜好を発揮していて逆に、並大抵のファンでは同士としては認めてもらえず、「ファッションで聴いている」というペテン野郎のレッテルを貼られるか、「どうせ言ってもわからないでしょ」と心を閉ざされてしまいそうです。

 そこでオススメしたいのはアイドルのライブに行くこと。
ただし、容姿で勝負できるレベルならいざ知らず、ヘタにアイドルたちの髪型や服装をマネても、彼女たちに敵いようがありません。

 ですから、アイドルコンでの必須のアイテム、サイリウムを男性器に見立てて上手く使ってみるのはいかがでしょうか。棒を握る、棒を振る、棒をこするといった行為はもちろんのこと、ステージに見とれてうっとりしているタイミングで口もとに持って行って、半開きになった口とコラボし、性的アピールを匂わせる。

 最近は、女性アイドル好きにもおしゃれや容姿に魅力ある男性も増えているので、出会いの場として活用してみてはいかがでしょうか。

その3: 数百〜千人規模の立ち見形式なライブハウスの場合
ブルーノート東京〜LIQUID ROOM〜Zepp Tokyoなど

鈴木みのり エロしぐさ
Rick Camacho


 ライブハウスクラスになると、本気なバンド好きや音楽好きが文字通りひしめきあっているので、ヘタに色気づいた気持ちで参加すると痛い目に合いそうです。なので、ライブ中よりライブ後のファンの集いに同行できるよう努めてみることをオススメします。

 ライブ鑑賞で汗をかいた状態でバーカウンターや会場前に行き、タイプの男性がいたら濡れた自分の身体をアピール。知識と感性という武器を手に、音楽についてコアに語り合いたい嗜好を持つひとは男性に多そうですし、肉弾戦が繰り広げられるライブハウスに足を運ぶとなると男性が中心になるため、そこに女性がいるだけで目立ちやすい。モッシュで転んだりしたら、助けてくれることもあります。

 そう言えば、BiSのライブに初参戦したとき、ライブハウス慣れしていないわたしはいつも履いている10cmのヒールで最前線におり、幸い事故はありませんでしたが、後に「危ない」ととがめられたことがあります。

 ライブハウスでは女性性を身にまとうのもほどほどにしておいた方が良さそうです。
ただし、ブルーノート東京やビルボードライブ東京などのバブリーなライブレストランならば、あえて『ブライズメイズ』ばりのボディコンとヒール靴でイケイケにやれます。

まとめ


 たとえば電車に乗っているときなんかに、「目の前に猫背で座ってるNe-netのにゃーTシャツ着たこの女性は、能年玲奈ちゃんかわいいなあって先週まで『あまちゃん』毎日3回見て大友良英さんのサントラももちろん買って、大学のともだちに『サマーヌード』は山Pの曲じゃなくてもともと真心ブラザーズの曲なんだよ! と熱弁、マ、10コ離れたお兄ちゃんの影響で知っただけなんだけどね、って言うかなにげに山Pカッコよくて好きだし……なあんて密かに思ってて、でもバイト先の本格派炭火焼きハンバーガー屋ではジャニーズとかEXILEとか小バカにして来週末のSEKAI NO OWARIのライブ楽しみだねーなんつって、帰りの井の頭線の車中iPhoneでサイゾーウーマンをチェックしつつ、最近AMおもしろいよねってこの連載読んでくれてるのかなあ」などと、このコラムを読んでくれる「文化系女子」の像をつかもうと勝手に想像をふくらませて仮想読者と設定。

 形だけではわからない、とは言え形でわかるものもある、って言うかだいたい表面と中身はつながっている。単純に山Pカッコいいって思うならジャニコン行ってチャラい気持ちになったって良いと思うんだ、文化への嗜好を自己表現とすることにがんばりすぎなくたって良いんだよ、ってそもそも彼女が山Pカッコいいと思ってるかどうか知らないけど。

 ヤ、もしかしたら、ふだんはにゃーTシャツ着てたって週末は、アメアパのビスコースTシャツにタンクトップも合わせてAlexander Wangのミニスカ履いてAcneのハイヒールブーツをカツカツ鳴らしながら青山のクラブに行って、ヒョンと太めに釣り上げた濃いパープルのアイライン(THREEで買った)がよれてぼやけたっていいじゃないかとシャンパン片手にイエーイ! ってな具合に男とくんずほぐれつ朝まで飲んで騒いで遊んでる、のかもしれませんが。

 シャンパンは苦手なわたしですがこの秋も、同じくらい場違いなカフェラテ持ってモーニング娘。のコンサートのため武道館に乗り込んで、トイレで推しメン・小田さくらちゃんのTシャツに着替えたら、10cmヒールで踊りながらラベンダー色のサイリウムを振ろうと思います。

 次回は、「静かな図書館で使えるエロしぐさ」をお届けします。


Text/鈴木みのり

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ライタープロフィール

鈴木みのり
某出版社の編集者にナンパされて、流れるままにはじめたライター2年目。

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