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  • 2013.12.07

言葉の暴力に注意!「私を好きになるのは彼くらいしかいない」は思い込み

クリスマスに彼と一緒にいれれば幸せ…っていうわけじゃない

荻尚子 デートDV
anna gutermuth


 こんにちは。
女性専門カウンセリングルームfour-heart-cloverの荻です。

 いよいよクリスマスシーズン到来ですね。
日本でのクリスマスはカップルで過ごすものという印象が強いですよね。
クリスマスまでに彼氏が欲しい!なんていう駆け込み需要も結構多いのではないでしょうか。

 クリスマスは、ただ彼氏と一緒に祝えれば幸せという訳ではないですよね。
私は、とんでもなく嫌な気分だったクリスマスの思い出があります。

 当時付き合っていた彼はイベントなどがあると決まって機嫌が悪くなる人だったので、クリスマスの食事も顔色を伺いながら、気を使って…。
でも、そんな苦労も水の泡で、彼は結局いつものように機嫌が悪くなってしまいました。

 彼氏のいない友達は「みんなで集まって寂しい女同士のクリスマスパーティ!」なんて言って、「尚は彼氏と一緒のクリスマスでいいな~」って言われたけど、当時の私は、その機嫌の悪い彼氏を前に、「やっぱり、みんなと一緒の方がよっぽどクリスマス楽しかっただろうな…」と心の中で思っていたことを今でも覚えています。

 ということで、皆さんは楽しいクリスマスを過ごしてくださいね!

 前回は、「俺がお前を教育してやっている。俺ぐらいしかお前にここまで言ってあげる奴いないよ、と言われる」についてお届けしました。
今日は「俺以外にお前と付き合う物好きはいないと言われ、また、自分もそう思い込んでしまう」についてお話していきます。

言葉は言われた方の方が衝撃を受けやすく、傷として残りやすい


 カウンセリングをしていて、“言葉”って本当に怖いものだと実感することが多々あります。
言葉は発言する方からしたら、とても軽いものです。
殴る訳でも、蹴る訳でもないので、一瞬言ってすぐに消えてなくなるように感じてしまいます。

 しかし、言われた方はどうでしょうか? 少し考えてみてください。
発言した人よりも大きな衝撃を受けてしまうことが多いのではないでしょうか。
人は衝撃的なショックを受けると、忘れられないほどの大きな傷を心に負ってしまうことがあります。

 また、最初は相手から衝撃的なことを言われて「そんな事ない」と思っていられたとしても、繰り返し言われると、だんだん心にそれが刷り込まれて信じてしまうようになっていくのです。

 例えば、とてもキレイな人に、恋人が「お前はとても不細工」と毎日繰り返しのように言ったとします。
誰もがキレイと思う人でも、こうやって毎日言われるとそれを信じてしまい、「自分は不細工なんだ」と思うようになってしまうことがあるのです。

 言葉というのは、それくらい大きな力があります。
だからこそ、むやみに人を傷つけるようなことを言ってはいけないといつも思います。

 しかし、デートDVをする人の多くに『言葉の暴力』が見られます。

彼からの言葉の暴力で
「自分のことを好きになってくれる男性は彼以外にいない!」と思い込んでしまうことが怖い


 この言葉の暴力のせいで、自己評価が低くなってしまったり、別れてからもその言葉に苦しめられたり、またその後の恋愛にも大きな影響を与えてしまったりと、長年その傷を負うことになるのです。

 今回はその言葉の暴力の中でも、「俺以外にお前と付き合う物好きはいない」という言葉について考えてみたいと思います。

 日々、本気であったり、冗談であったり、けなす発言(例えば、「不細工」「デブ」「ダメなやつ」など)の多い彼氏が怒ったときに、この「俺以外にお前と付き合う物好きはいない」と言ったとします。

 普段からけなされていると、気づかない内に自己評価が低くなってきてしまうものです。
それに更に「俺以外にお前と付き合う物好きはいない」と言われてしまうと、もう呪いのようですよね。

 自己評価が低いと、「自分のことを好きになってくれる男性は彼以外にいない!」と思うようになってしまいます。
自分は「モテ」という魅力を持っているわけがない…と思ってしまうんですよね。
そこに加え「俺意外にこんな物好きはいない」と言われてしまうと、『この人は私にとって、希少価値の高い人』『この人を逃したら誰もいなくなって、孤独になってしまう』という強迫観念の気持ちに心を持っていかれてしまいます。

 この強迫概念の気持ちを持ってしまうと、彼に対する不満や恐怖があっても、「他に誰もいなくなってしまうなら、この人といるしかいない」と思いこんでしまいます。
『私に合う人は、彼以外に誰もいない』なんてことは絶対にないのですが…やはりこのときは冷静に判断ができないんですよね。

 この世の中で『誰もいない』と本気で思い込んでしまうことは、本当に怖いことだと思います。
「今後、誰も相手にしてくれないなら、この人を手放すわけには行かない」と、強迫観念に押しつぶされ、本気で彼に執着してしまうんですからね。

本当にあなたのことを好きになってくれる人は彼しかいないのでしょうか?


 それに、人の思い込みはとても怖いものです。
強く信じてしまうと、気づかない内にその方向に進み始めてしまいますからね。

 恋人に「俺以外にお前と付き合う物好きはいない」というような酷いコメントをされた方、または、周りで思い浮かぶ人がいたら、考えてみてください。
「彼しか付き合ってくれる人がいない」なんて現時点で一切決まっていないこと。
誰かを好きでいる間は、他の人を恋愛対象として見られないことはよくあることかもしれませんが、彼氏を作ろうと思って行動していれば必ず誰かに出会えると思います。

 その思い込みを自ら解いていく作業が必要ですし、彼氏以外にもあなたのことを好いてくれる相手はいるという目線で、もう一度その彼を見てみてください。
そして、その彼と一緒にいることが、あなたにとって本当に幸せかどうか、もう一度考えてみてください。

 クリスマス、年末年始と、本来であれば楽しいことが多いこの季節。
自分をしっかりと見つめて、自分を大事にし、あなたのことを大事にしてくれる人と一緒に楽しい時間を過ごしてくださいね。

 次回は、「心理カウンセラーが説く、損をしない生き方!友人のためにサバサバ女子を演じないで」をお届けします。

Text/荻尚子

ライタープロフィール

荻尚子
女性専門カウンセリングルームfour-heart- cloverを運営。年間500人を超えるの方をカウンセリング

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