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  • 2013.11.30

彼との上下関係に注意!奴隷のように扱われていませんか?

荻尚子 デートDV
55Laney69


 こんにちは。
four-heart-cloverカウンセラーの荻 尚子です。

 カウンセリングに来た女性から「私の恋愛の悩みは大したことないですが、いいですか?」と聞かれることがあります。

 しかし、人を占める恋愛の要素って、私はとっても大きいと思っています。
他の人との関係と比べても、恋愛はとても深い関係になりますし、お互いに与える影響はとても大きいのではないのでしょうか。

 だから、「たかが恋愛」ではないのです。
その恋愛によって、これからの人生が変わることもたくさんあります。
その恋愛によって、大きく成長することもあれば、逆に傷つき、その後の人生に大きな影を落とすこともあります。

 恋愛というと、軽く捉える人もいますが、実はとても大切なことです。
恋愛と真剣に向き合うのを恥ずかしがったり、誰にも分かってもらえない…と自分の殻にこもらずに、しっかり考えていきましょうね。

 前回は「デート代を出させられる、またはお金を貸してと言われる」をお届けしました。
今回は「俺がお前を教育してやってる。俺ぐらいしかお前にここまで言ってあげる奴いないよ、と言われる」について書いていきます。
タイトル長いですが、このテーマはデートDVの王道とも言えることなので、皆さん、よく覚えておいてくださいね。

恋人と対等な関係を築けてますか?


 今の日本では…というよりも世界的に、男女平等へと社会が変わりつつあります。
つまり、基本的には恋愛でも男女平等がよしとされていると思います。
年齢の差や収入の差などはまだまだありますが、それを超えて対等な立場になるべきなのが恋愛ではないでしょうか。

 しかし、その対等であるべき恋愛で二人の間に上下関係があった場合、それは寂しいことだとは思いませんか?

どちらかの価値観だけが押し付けられてませんか?


 恋愛って他人同士が急激に近づき、とても親密な人間関係を持つ過程があるので、多かれ少なかれ、お互いの価値観や、生きてきた環境、考え方など、色々と違いがあると思います。
その過程で相手の良くないところを指摘したり、自分にとって嫌なことをしないようにとお願いをしたりすることもあるでしょう。
しかし、相手の持っている価値観や考え方、性格などを全く受け入れず、それを間違っていると言って全否定し、自分のやり方を相手に押しつけるというのは、何か違うように思います。

 さらに、自分の価値観に合わないと
「どんな育て方されてきたわけ?」
「今までよくそんなんで生きてこれたね!」
などと言われて、さらには、
「俺がお前を教育し直してやる!」
などと価値観を一方的に押し付けられる関係は恋愛とは違うと思います。

 これでは、「恋人」という一人の人間を尊重できてないですよね。
「だったら、私じゃなくてもいいんじゃないか?」という気もしてきます。
それに「教育し直す」という言葉には「自分が正しく、相手が劣っている」という自分が『上』という意味合いを含んでいるように思えます。
でも、自分にあまり自信のない人は、「私、そんなに間違っていたのかなぁ…」と彼の言葉を真に受けて、不安に思ってしまうのです。

 そして、「俺しかこんなこと言ってくれる人いないから」などとコメントが入ると、余計に「あれ?私そんなに間違っていたのかな…」と不安な気持ちに拍車がかかってしまうのです。

「彼は自分のために言ってくれている」と思ってしまう罠


 恋愛って二人でいる時間が長かったりして、だんだん二人だけの価値観ができ上がってきてしまうこともよくあると思います。
それが、いい方向に向かう場合もありますが、デートDVなどの関係の中ではこれがとても良くない方へと向かってしまいます。

 そして、デートDVをするカップルには、他の人とのかかわりを持たなくなったり、持ちたがらなくなったりする人がとても多いので、デートDVをする彼がおかしいのか、自分がこれまで生きてきた考え方、価値観がおかしかったのか、が分からなくなるんです。

 そんな中、「お前は違う」「俺は正しい」「俺がお前を教育し直す」と毎回言われてしまうと、だんだん、間違っているのは自分なのかもしれないという気持ちの方に傾いてしまいます。
また、「俺しかこんなこと言ってくれる奴はいない」と言われると、「彼が自分のためを思って言いにくいことだけど、言ってくれているんだ」「こんなに親身に自分のことを考えてくれた人はいない」「彼と一緒にいると自分自身を向上できる気がする」と勘違いしてしまいます。

 恋人同士、何かを指摘し合うことはあります。
でも、それは相手を尊重した上で言うことであり、「教育する」と言ってきたり、全否定したりすることとは違います。

 もし、恋人と上下関係を感じたら、思い出してみてください。
どちらかが持っている価値観に『正しい』『間違っている』と判断する必要が本当にあるのでしょうか。

 価値観の違う者同士が一緒にいるという恋愛では、お互いに譲り合ったり、話し合ったりしながら、お互い心地の良い存在になるよう歩み寄るものだと思っています。
どちらかの価値観だけが二人の関係を支配し、相手を否定することは違うのではないでしょうか。

 皆さん、お互いのことを大切に思える人と、温かい優しい時間を過ごしてくださいね。

 次回は、「俺以外にお前と付き合う物好きはいないと言われ、また、自分もそう思い込んでしまう」をお届けします。

Text/荻尚子

ライタープロフィール

荻尚子
女性専門カウンセリングルームfour-heart- cloverを運営。年間500人を超えるの方をカウンセリング

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