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  • 2013.07.13

彼からシカトをされていい理由はないんです!シカトもデートDVの一つ


 こんにちは。
恵比寿の女性専門カウンセリングルームfour-heart-cloverカウンセラーの荻です。

 前回はデートDVの暴言の中でも『友達と遊びに行くと不機嫌になる』について書かせていただきました。

 今回は『シカトされる』についてです。

 もう何回もデートDVについては書かせていただいているのですが、今回のテーマ『シカト』はとっても本人たちが気付きづらい一面があるものです。 だって、シカトは殴られる訳でもないですし、怒鳴られる訳でもないので、これがデートDVだとはなかなか思えないんですよね。

シカトはコミュニケーション放棄であり
存在否定された衝撃を受ける

荻尚子 デートDV
jane rahmy


 皆さん『シカト』ってされたことあります?

 あの何とも言えない屈辱感、寂しさ、存在を否定されたかのような気持ち。
相手は、何もしていない、言わば目に見える危害を加えている訳でもない。 にも関わらず、シカトされた時の衝撃度といったら大きいですよね。

 なんで『シカト』がとても辛いかについて少し書いてみようかと思います。

 コミュニケーションはどんな反応でも、それが例え怒りという表現であろうが反応があることでコミュニケーションが成り立ちます。 それに対して『シカト』というのは、このコミュニケーションの放棄ということになります。
そして、『シカト』を受けている側の感覚としては「存在を否定されている」という感じを受けます。
だって、私はここにいるのに、まるでいないかのように振舞われ、話しかけても返事がない。
メールをしても返事がない。電話をしても出てもくれず、折り返しもない。

 これは、人にとって大きな大きな苦しみを与えることになります。 だって、無関心という感じですからね。
「大好きの反対は大嫌い」と言うイメージがありますが、「大好きの反対は無関心」なんじゃないかと思います。

シカトの更なる苦しみは何に怒っているか分からないこと


 『シカト』には、存在を否定されたかのような気持ちの他に、「相手が何を考えているのか分からない」という辛さも加わります。

 相手が怒りという反応でも示してくれれば、そうか、このことで怒っているんだなと自分を納得させることが出来ます。
しかし、シカトという状態では相手が何を思っているのかさっぱり分からないのです。
そのためシカトされている側は何がなんだか分からない、更なる苦しみが加わります。

 デートDVの恋愛に入り込んでしまっている女性は彼氏が許してくれないという状態にならされていきます。
「俺を怒らせるな」というような言葉を言う人も多く、怒らせてしまった自分が悪いんだという罪悪感でいっぱいになります。 そんな気持ちに加え、何で怒っているのかが分からないので、この苦悩が更に大きなものになるのです。

相手に自分以上の苦しみを与えたい気持ちがシカトに


 デートDVをする人は、『後出しじゃんけん』をするとよく言われています。
この『後出しじゃんけん』とは、最初から自分の怒っているポイントを教えてくれないという意味です。

 まず、相手に考えさせます。必死で考えさせます。自分が気分を害されたと思っているデートDVの人は、その怒る感覚にさせられた対象者(恋人)に対してとても大きな怒りを感じています。
自分の怒り苦しむ気持ちを相手にも同等、いや、それ以上の苦しみを与えたいという気持ちを持つようです。
だから、簡単に自分がどこで怒っているかを教えない作戦に出ます。

 自分が怒り、黙っていると、恋人は「これが悪かったのかな?ごめんね。それともこれが悪かったのかな?ごめんね」とシカトされている間に自分が考えられるだけのことを考えて伝えてきます。
すると、「そんなこともあったのか!」と更に怒りが増すなんてこともあるようです。

 シカトというのは、とても卑怯なやり方だなって思います。
自分が何かイヤならそれを相手に伝えるのが人間関係だと私は思います。
それを放棄しておきながら、相手の反省を促すというのはとっても卑怯ですよね。
それを、こんな奴どうでもいいわと思えないのが、このデートDVに入り込んでしまった人の心理状態なんですよね。


シカトはあなたが彼の気に入らないことをしたからでなく
彼の人間性が理由


 何度も書いていますが、「私が悪いんだ」という気持ち、「私がもっとがんばらないといけないんだ」という気持ちが相手のする最低な行動を正当化してしまうことに繋がります。

 でも、それは違いますよね!
何か恋人が気に食わないことをしてしまった。 こんなこと、人間なんだからあって当然なんです。
それで喧嘩になることはあるでしょう。あっても良いと思います。

 でも、長時間のシカト、または長期間のシカトをしてもいいということにはならないです。それは、その人の人間性がそうさせているんだと思います。

 デートDVの関係性に入ってしまうと、常に「自分が悪いんだ」という気持ちに陥りやすいですが、もし今、シカトをされているとしたら、もうこちらから連絡するのは止めて見ましょう。
そして、1回相手のことを考えてみましょう。本当にいい男ですか?
何かあるとシカトしてくる人、そんなに素敵ですか?

 きっと違うと思います。

相手に謝ったり、連絡してしまうとシカトされやすくなる


 それに、シカトしている人にどんどん謝り、どんどん連絡をしてしまうと、相手は相手にしてもらえている安心感を持ち、逆に思う存分シカトをしてしまうんです。

 皆さんも小さい時などにちょっとへそを曲げて拗ねて違う部屋に行ったりしたことないですか?
その時には家族みんなが代わる代わる迎えに来てほしいって気持ちがありますよね。
違う部屋で一人になりたいというより、みんなに心配してほしいというような気持ちが大きいですよね。
そう思っていたにも関わらずリビングから笑い声が聞こえて、楽しそうで、おいしそうないい匂いがしてきたりすると、一人でそこにいるのが馬鹿みたいになってみんなのいるリビングに戻りたいって思って、リビングに戻ったという感じをイメージしてもらうと分かりやすいかもしれません。 イメージ沸きましたか?

 デートDVの人もほとんどこの気持ちと同じ心理状態なんです。
だから、代わる代わる謝りに行ってしまうと、満足して、思う存分シカトできてしまうのです。

 シカトって実は目に見えるものより、心に受けるダメージがとても大きいんです。
言葉にしてしまうとたかだか「シカト」かもしれませんが、これも立派にデートDVに入ります。
たかがシカトと言えないほどのダメージを与えるのがこの『シカト』です。
もし、シカトされているならば、「殴られている訳じゃない」と言う感じで軽く捉えるのではなく、心のダメージを大きく受けている自分に気付いてください。

 いかがでしたでしょうか?

 次回は「電話に出ないと怒られる、着信の数がすごい」についてです。
便利な世の中になって良いこともたくさんありますが、時に困ったことにもなりますよね…。

Text/荻尚子

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荻尚子
女性専門カウンセリングルームfour-heart- cloverを運営。年間500人を超えるの方をカウンセリング

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