• love
  • 2013.06.29

「自分の恋人を孤立させたい」という気持ちが友達批判ににつながる!


 こんにちは。
恵比寿の女性専門カウンセリングルームfour-heart-cloverカウンセラーの荻です。

 前回はデートDVの暴言の中でも『人格否定される』について書かせていただきました。

 今回は『家族批判、友達批判をされる』について。
大枠で言うと、『暴言』にも入りそうだし、後々書きますが『束縛』にも繋がるものですが、こういうことも「デートDV」になるということを紹介していきたいと思います。

他の人の意見が入ることを嫌がり
友達批判し、仲を裂いてしまう

荻尚子 デートDV
haley


 デートDVをする人は
「常に自分だけを見ていてほしい」
「自分以外に興味を持たないでほしい」
「自分の言うことだけを聞いていてほしい」
という感覚を持っている人が多いです。

 なので、他の人の意見が入ることをとても嫌がる傾向があります。
そこには、デートDVをしてしまう人の「自信の無さ」の話にも繋がり、奥深いものがあるのですが…
今回は「家族批判、友達批判をされる」に沿ってお話していきたいと思います (話がついつい反れそうになる私です)。

 確かに恋人の友達で悪影響な人っていたりするから、彼とあまり一緒に遊んでほしくないなって思う人はいるかもしれない。
でも、それを強く強要することはできませんよね。
それに、その友達と仲良くする彼というのも、彼の一部分であると思うので、自分が気に入らないからといって否定するというのは、何か違うと思います。

 しかし、デートDVをしてしまう人はそんなことはお構いなしです。

 そして、本当にその友達が悪影響なのかということよりは、自分以外の人や物に時間を割いてほしくないという気持ちが大きいと思います。

 だから
「お前●●ちゃんと遊ぶようになっておかしくなったよな」
「お前の友達の●●ちゃんってすっげー評判悪いけど。お前大丈夫なの?」(作り話の場合が多いです)
などと遠まわしに、友達を批判してきたりします。

 普段から怒ることの多い彼にこんなことを言われると、だんだんそのお友達の話題を彼の前でしづらくなってしまいます。
その●●ちゃんが自分の相談相手で、彼との喧嘩の相談にもよく乗ってくれる存在だと、デートDVの人は余計嫌がります。

「その●●ちゃんが自分を批判している。彼女が●●ちゃんのことを信じたら自分の立場が危なくなる」

 そう思えて仕方なくなってしまい、どんどん●●ちゃんの批判が強くなっていきます。

 そして、何かの喧嘩の際に爆発が起こり、
「もう二度と●●ちゃんと付き合うな!これ以上●●ちゃんと付き合うなら別れる!」
と別れという脅しとともに●●ちゃんとの仲を引き裂いたりすることも多いです。

恋人を孤立させるため
友達だけでなく、家族に対しても批判をする


 デートDVをする人は無意識の中で「自分の恋人を孤立させたい」という願望があります。

「友達なんか一人もいなくていい。自分だけのことを考えていてほしい」
友達といると変な意見が入るから、それが気に入らないという感覚です。

 それは、友達だけではなく家族に対して向けられることあります。
人の価値観の中には親からの影響を受けているものがたくさんあります。
しかし、彼女の家での当たり前なことが自分にとって都合が悪かったりもする。

 そうすると、
「お前の親はおかしい」
「だからお前がそんな風になっちゃったんだ」
「親が育て方間違えちゃったんだね」
「お前の親って普通じゃないよね。気が付かなかったの?」

 このように言って、「自分が言っていることは正しい。親の言っていることは間違っている」という認識を二人の間に作りたがったりします。

 親の価値観が彼女の中にあるのは邪魔だ。
親の価値観が彼女の中にあることによって、自分の価値観が尊重されないんじゃないか。
彼女と親の距離を離したい。
という気持ちが家族批判を引き起こすのでしょう。

直接「友達や家族に会うな!」と言わなくても
その話になると機嫌が悪くなったり喧嘩につながる


 このように、家族であっても、友達であっても、その人たちの意見が入ってくるのを嫌がるということは、家族や友達と会うと機嫌が悪くなるということにも繋がってきます。

 直接的に「会うな!」という人はそれほど多くないと思うのですが、禁止まではしなくても、会う約束をしたと報告するとなんだか二人の空気が悪くなったり、実際親と出掛けたりするとその後は必ず喧嘩になるということも多いようです。

 更に、友達や家族と会っている間に彼からメールや電話がくるというケースもとても多く、それにすぐに出られない、返信がすぐに無いなどを理由に逆鱗に触れてしまうという場合もあります。

 そして、それでも気に入らないデートDVの人は、友達や家族と会っているのがわかっているにも関わらず、無理なお願いや用事を言ってきます。
それが今すぐできないことは最初から分かっているのですが、怒る前提で連絡をしてきて、当然のように怒りを露にします。

「できないお前が悪い」
「俺を大事にしていない」
「そんなに友達や家族がいいなら、そっちに行け」
などと言われてしまうようです。

もしもデートDVの人と付き合っていても
絶対に友達や家族と連絡は取り続けること


 友達や家族に会うことを直接的に怒られる訳ではないのですが、友達や家族に会いに行く度に喧嘩になったり、激怒されたりということが続くとだんだん、「友達に会ったり、家族に会ったりしなければ、彼と喧嘩せずに済むんだ」という気持ちを持つようになってしまい、どんどん彼以外の人とコンタクトを取らないようになり、孤立してしまいます。

 こうなってしまうと、デートDVの人と付き合っていて「おかしいな?」「彼は怒り過ぎじゃないか?」などの正常な疑問を持っても、それを誰かに話す機会がどんどん無くなり「お前が間違っている。俺が正しい」という二人きりの世界になってしまいます。

 こうなることがデートDVからなかなか抜け出せなくなる大きな要因とも言えるでしょう。

 ときにデートDVの人と付き合ってしまうことはあるかもしれない。
またお友達がデートDVの人と付き合っている人がいるかもしれない。

 もしも自分や友達の彼がデートDVをする人かもしれないと思うことがあったら、「孤立しないように」ということを忘れないでいてほしい。
「彼が正しい。私が間違っている」という感覚は誰かに話すことができれば元に戻すことができます。
でも、二人きりの世界の中ではなかなかその間違った感覚を元に戻せなくなってしまいます。

 批判されても、逆鱗に触れても、どこかで友達、家族、世間の誰かと連絡を取ることを忘れないでくださいね。

 次回はちょっと今回のテーマとかぶりますが、「友達と遊びに行くと不機嫌になる」についてもっと深めてお話していきたいと思います。

Text/荻尚子

■合わせて読みたい
6月特集
5月特集
SEX新連載

ライタープロフィール

荻尚子
女性専門カウンセリングルームfour-heart- cloverを運営。年間500人を超えるの方をカウンセリング

今月の特集

AMのこぼれ話

アンケート

読者アンケート

AMではより楽しく役に立つサイトを目指すため、読者アンケートを実施しております。 本アンケートにご協力お願いします。

アンケートはこちら