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  • 2013.10.11

プライベートと仕事、上手く気持ち切り替えできない!/オネエ精神科医のアドバイス

プライベートを仕事に引きずっちゃう………そんなときは「フェイルセーフ思考」よ!

Tomy 恋愛
elise.y


 皆様、フェイルセーフって考え方ご存知?
たとえば、飛行機や自動車など、安全性が大事な乗り物の設計をするとき、「機械はいつか故障する」という前提で考えるの。
具体的には、何か異常があっても全体に影響して大きな事故につながらないようにするのね。

 たとえば飛行機の場合、エンジンが止まっても、グライダーのように滑空して飛行を続けられるようにする。また、胴体を細かく分けて設計して、一部分で穴が開いても全体が壊れないようにする。

 他に電気のヒューズも「フェイルセーフ」の一つ。たくさん電流が流れて火事が起きると大変だから、そんなときは電流が切れてしまうようにつくるわけ。

「いつでもトラブルは起きうる」という考えで、何か異常があっても全体に影響しないようにする。
この考え方は何も機械に限ったことではないわ。人生に置いても大切なの。というわけで、今回はこんなご相談をご紹介するわね。

Y.Sさんからのメッセージ(28歳、OL)
「プライベートを仕事に引きずってしまう」

 私は、すぐプライベートを仕事に引きずってしまうので困っています。先日も、彼氏と他愛も無いことで口論となり、大喧嘩してしまいました。気がつかないうちに仕事でも気持ちを引きずってしまってイライラしていたみたいです。お恥ずかしいことに、翌日接客したお客様から「担当がギスギスして話し辛かった」とクレームが来てしまいました。

 私もなんとか引きずらないようにしたいのですが、なかなか上手く行きません。 Tomy先生、何か良い方法は無いでしょうか?

 人間って二つの顔があるわね。会社や学校などでの「社会的な私」と家での「プライベートな私」
両方がうまく行っていればサイコーなんだけど、なかなか人生そういうときばかりではございません。仕事でうまくいっていないと、プライベートでもイライラしちゃって引きずるし、プライベートがうまくいっていないと、仕事にも影響が出ちゃう。

 引きずりやすい方は、一つうまく行かないことがあると、全部に影響してしまうわ。
でも、「どんなときもつまづかないようにする」というのは現実的じゃないわ。人生はいつ何時、何があるかわからないからよ。

 だから、なるべく引きずらないようにして、悪影響は最小限に留めておく。これが人生の「フェイルセーフ」なのよ。

 さて、じゃあ具体的にどうすればいいか考えてみましょう。

フェイルセーフの3つの基本方法


 フェイルセーフの基本は、いろんな可能性を考えて、いろんな対策法を用意しておく。これに尽きるわ。

①気持ちを切り替える儀式を用意する

 仕事モードとプライベートモード。この切り替えをする自分なりの儀式を決めておく。
これが一番簡単な方法よ。アテクシの場合は顔を冷たい水で洗って鏡見ながら頬をパンパン叩きます。
そして心の中でつぶやくの。

「今から仕事トミ子として今日もがんばるわ~」

 冷たい水と一緒に、嫌なことも流れる感じがして、意外と頭がスッキリするの。もちろん儀式は何でも良くて、ストレッチでも瞑想でも、ラジオ体操でもいいの。

②仕事をすることで、嫌なことを忘れるという発想にする

 実は本当に辛いことがあったときって、逆に仕事に没頭するのもアリなの。
アテクシも父が倒れたときは、却っていつもと変わらない仕事をやることが癒しになったから。 自分が辛いときでも、仕事場ではいつもの自分、それってよくよく考えればありがたいことなのよねえ。

 でも、まあそういう考え方ができるかどうかは、個人の相性もあるわ。でも、プライベートが辛いから仕事に集中できない、じゃなくて、あえて仕事に真正面から取り組む。そういう方法もあると覚えておいて損はないわ。

③自分へのご褒美を用意する

 とりあえず、辛いことがあったら、乗り越えられるかどうかは別として、さっさと自分にご褒美をあげるのもいいわ。ジムにいって汗流すでもいいし、友達と豪華なランチ食べるでもいいし。たとえば「彼氏と喧嘩しても、仕事でがんばるアタシにご褒美!でもご褒美もらうからには、ここで気持ち切り替えるわよっ」と自分に言い聞かせるのよ。

 ここに上げたのは、ほんの一例。他にも色々な方法が考えられるかもしれないわ。
自分にあった方法を試して探してみましょう。

 参考になったかしら?

Text/Tomy


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ライタープロフィール

Tomy
日本精神神経学会専門医、産業医。精神科病院勤務を経て、現在はクリニックに常勤医として勤務

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