• love
  • 2013.08.15

努力次第で美人より魅力的になれるのよ/オネエ精神科医のアドバイス

見た目は大事、でも誤解しちゃダメよ?

Tomy 恋愛
PhotoCo


 ゲイだと自覚して、ゲイバーやゲイナイト(ゲイを対象にしたクラブイベント)に行くなど、ゲイカルチャーに参加することを、この世界では「デビューする」と表現します。
最近ではインターネットやスマートフォンの台頭で、「デビュー」の形もだいぶ変わっているようですけどね。

 さて、アテクシが「デビューする」ようになったのは24歳の頃(この世界では割と遅いほうに入るみたい)。
通い始めて間もないゲイバーで、ママがこんなことを言っていました。

「まず、デビューしたら、いろんな方とお付き合いしたくなるし、それなりにモテる。でも、一つだけ忘れちゃダメよ。
若いときのモテというのは回数券と同じなの。一回使うたびに、一枚減っていく。
そして、いつのまにか無くなってしまうの。

 アタシ、この仕事をしていて、たいていの若い子がどんどん回数券を使いきって何もなくなってしまうのを見てきたわ。だから、回数券を使い切る前に、自分と向き合って、本当の魅力を作っていかないとダメ

 アテクシはこのときの会話が未だに忘れられません。
幸い、若い頃にいい気になるほどモテなかったせいか、少なくともそれなりに自分と向き合って、それなりの努力ができたかしら?とは思うのよ。そして、これからも続くのでしょう。本当の魅力が作れたかどうかは別としてネ。

 というわけで、今回はこんなご相談です。

N.Yさん(23歳・アパレル業)からのメッセージ
「周りと比べてしまって、自分の外見に自信が持てない」

 私の働いているお店は接客がメインなので、お洒落でスタイルも良く、かわいい子ばかりです。
その中で、どうしても私は地味で、少しぽっちゃりしています。 なぜこの中にいるんだろう?と時々切なくなります。

 仕事自体は楽しいんですが、みじめな気分に陥ることがあるのです。
気にすることないのは分かっているのですが、自信が持てません。

 どうしたら良いのでしょう?


「見た目に自信がない」という悩みを持つ方は大勢いらっしゃると思うわ。
というより「見た目に自信がある」と言い切れる方のほうがよっぽど少ないでしょう。
かつて「人は見た目が9割(竹内一郎 著)」というベストセラーが出たこともあるわね。
確かに見た目の第一印象というのは人間の好感度に大きな影響を与えます。

 でもアナタの場合は、大切なポイントを見逃しているように思うの。

容姿だけじゃないあなただけの魅力があるのよ


 つまり「見た目」というのは、身だしなみや表情、雰囲気、気遣いなどその人柄がにじみ出たものを含むということです。見た目というのは顔立ち、スタイルといった、容姿の問題だけじゃないのよ。

 アナタがもし、パーフェクトな容姿だったとしても、マネキン人形のように無表情でつったっていたら、何の魅力も無いと思うわ。アナタは今の仕事が好きだといっているし、きっとお客様に心から楽しそうに接しているんじゃない? 
それが多分アナタの魅力の一部だと思うわ。

 そもそも容姿なんていうものは、いつかは廃れます。今は自分よりかわいく見える子はいくらでもいるかもしれない。
でも自分の容姿にしがみついているだけの人は、あっという間にその輝きを失うわ。
なぜなら、「容姿にしがみついているという人柄は魅力が無いから」よ。
その人柄が今度は時間をかけて、老いと入れ替えに見た目にじみ出てきてしまうの。

 アナタが周りのかわいい子を羨ましいと思っているだけだと、本当にみじめになるかもしれないわ。
代わりに容姿の違いなんて気にせずに、知性、教養、コミュケーション能力、自分をコントロールする力などを身につけていくようにしたらどうかしら?

 こういうものは、すぐには手に入れられないわ。だけど、容姿とは違って誰でも努力すれば手に入れられる。
そして、やがて持って生まれた容姿より、よっぽど強い魅力になるわ。
そのうち失われるものにみんなが気をとられているうちに、コツコツと身に付けていきましょう。

 そうすれば、それがアナタの内面性を変え、その内面からにじみ出る魅力が「見た目」も変えていくの。

 参考になったかしら?

 次回は、「子離れできない母を持つO.Kさんの相談」をお届けします。


Text/Tomy


Twitter、FacebookでAMのこぼれ話をチェック!

読者アンケート

AMではより楽しく役に立つサイトを目指すため、読者アンケートを実施しております。
本アンケートにご協力お願いします。
アンケートはこちら

あわせて読みたい

7月特集
SEX新連載

ライタープロフィール

Tomy
日本精神神経学会専門医、産業医。精神科病院勤務を経て、現在はクリニックに常勤医として勤務

今月の特集

AMのこぼれ話