SNSで悪口を言われた時の対処法/オネエ精神科医からのアドバイス

「ネット疲れ」にハマったらどうする?

心理学 オネエ精神科医 悩み相談 tomy erin leigh mcconnell

アテクシがゲイだと確信したのは、実はインターネットの影響なのよね。
やや遅咲きゲイのアテクシ、男性に興味がありつつも「そんなはずはない」と頭で必死に打ち消して学生時代を過ごしていたのでありました。

でも大学生になったとき、インターネット回線がとうとうアテクシのアパートにも引かれることになったの。
そのときに、アテクシ、とうとう興味範囲でゲイサイト覗いちゃったのよね。
その瞬間アテクシの脳天にズドーーーーーーーーーンと稲妻が走りました。
「ああああああああああ、僕が求めていたのはこれだったのか!」

それから、自分がゲイだということを確信してしまい、すったもんだの末、現在に至るわけでございます。
それまでって、ゲイの情報得ようと思ったら、ゲイ雑誌取り寄せるか、ゲイビデオ買うか、ゲイバー入らないと得られなかったの。
だからネットの衝撃はなかなかのものだったのよ。
大げさなことを言えば、アテクシの人生を変えたのでした。

さて、それから10年以上が過ぎ、現在ではインターネットはアテクシたちの生活に完全に欠かせないものとなりました。
ミクシー、ツイッター、フェイスブック、アメーバ、LINE、インターネットはパソコン上だけのものではなく、スマートフォンなど、いつでもどこでも手に入るものにすらなったわね。

それと同時に、人と人のつながりも変わっていった気がするわ。
簡単にいろんな人に出会えるし、約束の変更も簡単。実際に会ったことのない人とすら交流できるのも当たり前。
でも、インターネットはいいことばかりではなく、今までにないストレスも産むようになったようです。
というわけで、今回はこんなお悩み相談を取り上げさせていただくわね。

SNSに悪口を書かれると気になってしょうがない
Y.Kさん 26歳(IT業)

私は、IT関係で仕事をしていることもあり、ツイッターやフェイスブックなどかなり活用しています。
でも、時としてそれがトラブルの原因になることもあり困ることがあります。
相手がツイッターやFacebookに、自分について愚痴や不満を赤裸々に書き込むのです。

それが事実であればまだいいのですが、往々にしてある事ないことだったりする場合もあります。
それに「『いいね』が最近無いので腹が立つ」「最近反応が悪いからフォロワーを外してやった」など些細なことで相手の怒りを買うこともあります。
どのように対処していったらいいのでしょうか?

ツイッターやフェイスブックをはじめ、ネット上のツールにはたいていハマってしまう心理的な仕掛けがいろいろ作ってあるのよ。
相手に認められたい、評価されたいという「認知欲求」「自己承認欲求」、自分を受け入れて欲しいという「親和欲求」、好意を示されたら好意のお返しをしたくなる「返報性の法則」など、ありとあらゆる仕掛けをね。

簡単に言うと、人間は一人で生きられないから、常に孤独さを感じてしまうのよ。
その孤独感を少しでも、お手軽に解消できるように作ってあるから、ハマるのも無理はないわ。

弱点は「文字を解したコミュニケーション」であるということ。
日常的会話で、「お前なんか嫌いだ!」っていわれても、すぐ流れてしまうわ。
でも、ネット上に「お前なんか嫌いだ!」って書かれたら、ずっと残ってしまうし、何度でも読めてしまう。
普段ならすっと流せてしまうことでも、流せなくなってしまうのよ。