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  • 2013.04.04

幸せになりたい女子が目指すべきは、花より木なのよ!

【オネエ精神科医のココロの整頓術】
第5回:やさしいけど物足りない、彼との結婚に踏み出せないあなたへ

オネエ精神科医のココロの整頓術 
By Wonderlane

 今年は東京のほうではだいぶ例年より桜が早かったみたいね。
アテクシの住んでいる地域では、先週ぐらいから急に咲き始めました。
桜って一度に咲いたかと思うと、あっという間に葉桜になって散ってしまうものよね。

 さて、今回ご紹介するのはこんなお悩み相談よ。

Uさん(23歳、会社員)からのメッセージ
「浮気を繰り返してしまう私。今の彼氏と結婚していいの?」

 私には付き合って1年経つ彼がいます。今まで自分から追いかける形の恋愛ばかりしてきましたが、彼の場合は違いました。彼から私を追いかけてくれて、告白してくれたんです。

 彼はとても優しくて、仕事や私生活でもしっかりとして頼もしい人です。私と結婚したいと言ってくれていますし、女の幸せとしてはこの人しかいない、と思っています。

 ただ、一つ大きな悩みがあります。彼のことは大好きなんだけど、性的な目で見られなくなってしまいました。
本当は情熱的な恋愛がしたい、という自分もいて、ついつい浮気も繰り返してしまいます。
 このまま彼と結婚してもよいのでしょうか?

 このお悩み相談を読んだとき、こんな和歌が頭に思い浮かびました。

 花の色は うつりにけりな いたづらに
   わが身世にふる ながめせしまに


 百人一首の中の、小野小町の一句。ここで言う「花」とは桜の花。現代語訳にすると、「花はむなしく色褪せてしまった。降る長雨を眺めているうちに。ちょうど私の美しさが衰えてしまったように」とこんなところかしら?

 若いというのは、間違いなく美しいものよ。肌や髪の張り、艶、瞳の輝き、勢いある身のこなし、どれもこの時期にしか出せない魅力がある。ちょうど桜の花のようにね。

 でも、その一方で、若さの魅力は儚いわ。 多少の個人差はあれども、ずっと続くわけではない。
絶世の美しさを誇った小野小町ですら、このような歌を詠むときが来るのよ。

 若さの魅力の最大の落とし穴。それは、若さの勢いで、その儚さすら忘れさせてしまうことなの。
時に「そんなことぐらいわかっているわよ! だからこそ今の若さを楽しみたいの」という方もいるわ。
でも、そういうことを口にしているときは若さの真っ最中。
若さが過ぎたら、自分がどう感じるのか、実際にはわかるわけがないのよ。

 さて、今回の相談者Uさん。実はアナタがしている浮気は、恋愛ではありません。

 それは、若さがもたらす、ただのまやかし。

 アナタは恋愛をしているようで、若さの浪費をしているだけなの。
だって、浮気相手はただの浮気相手。アナタの若さを使って、吊り上げているだけなの。

 情熱的な恋愛は、本気の恋愛だからこそできるのよ。お互いを幸せにしたいと思い合う男女の間にこそ、最も強い情熱が生まれるはず。
アナタの彼からは、アナタを幸せにしたいという気持ちが充分感じられるわ。
でもアナタはどうなのかしら?
浮気を重ねてしまうアナタは、自分のことしか見ていないように感じるの。

 結論から言うと、どうすればいいのか、アナタ自身が決断するしかありません。
ただ、浮気はいつかばれる可能性があるし、ばれた後で彼が優しくしてくれるとは限らないわ。
それは、彼もアナタが同じように自分を愛してくれていると仮定してるから。その仮定が崩れたら、彼の態度がどう変わるかはわからないの。

 一つの方法として、もうちょっと付き合い続けてみたら? その間、アナタはもう結婚したつもりで浮気をしない。
それができそうになければ、彼と一緒にならないほうがいいかもしれないわ。結婚したり、子供ができたりした後ではいろいろ大変だもの。

 でもアテクシは思うの。桜の花は儚いけれど、花の根元には桜の木がある。
花があっという間に散って行っても、木は、何年も、何十年も、あるいは百年をも超えて、少しずつ成長していく。そして何度も何度も花を咲かせる。
初夏には若葉色、真夏には濃緑色、秋には紅葉、冬には葉を落とし静寂の佇まい。いつだって、それぞれの季節の色を身にまといながらね。

 人生は、長いわ。そのうち若い時期なんてホンの数年。長くたって10年。
桜の花だけが魅力なんだと思って生きていると、そのうちやっていけなくなる。

 花ではなく、木を目指して生きていくのが、幸せ女子の秘訣じゃないかしら?

 次回は、「何に対しても受身な彼氏を変えたいNさんの相談」をお届けします。

Text/Tomy

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ライタープロフィール

Tomy
日本精神神経学会専門医、産業医。精神科病院勤務を経て、現在はクリニックに常勤医として勤務

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