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  • 2013.08.29

国際カップルの致命的問題は食

フランスでワインに詳しくなくても大丈夫!

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janoma.cl


 ここ最近、パリ市のfacebook上でカップルが誕生して話題になっています。そのカップルは更新された記事のコメント欄で出会い、交際がスタートしたというのです。
facebook上でも愛を誕生させるアムールの街パリ。

 そんなパリはもう秋の気配。朝、夜と肌寒い日もあり、地下鉄やレストランにもヴァカンスを終えたパリジャンたちが戻り混雑してきました。ヴァカンス中は誰もがリラックスしいつも機嫌が悪いスーパーのおばさんまで、穏やかだったのにそれも終わるのかと少し残念な気分です。

 さて、今週も食についてのお話です。

 フランス料理といえば、食事によって白ワイン、赤ワインと選ぶのが流儀だと思われています。
ところが、パリに来て知ったのは気取らずに「飲みたいワインを飲めばいい」ということでした。

 ちなみに、ワインに詳しくない場合はお店の人に注文した料理に合うものをお勧めしてもらえばいいのです。
という私は下戸なのですが、人のグラスをチビチビと味見をさせてもらう中で白ワインの「フルーティー」という意味がようやく分かった気がする今日この頃。こちら本場のワインには苦味がなくてサラリとしたものや、鉄の様に重くて深いものまで、まるでフランス人が千人千色なのと同じく色々なものがあるんですね。チーズもしかり。

 私はフランスに住んでフランス人と結婚したのにフレンチが苦手です。
だって、バターベースで胃が重くなるんですよ。やはり30年近く日本食メインで育った胃袋はなかなか西洋の食事に適応できないものです。得に安めのレストランに行くと決まって肉がとっても生臭くってしょうがない。
その理由もあって自炊メインになります。すると問題になるのが日本人の私と、フランス人旦那さんの
胃袋の違いです。


日仏の食の違いが旦那さんとのケンカを勃発


 お互い料理は得意なほうではないので、私はなんでも醤油、彼はなんでもバターベースで料理を作ってしまいます。
バターベース料理が苦手な私は、率先して日本食や自分の食べなれたものを作ろうとするわけです。

 ある日、イカを料理したとき旦那さんが驚愕。

「なにこれ!? こんなもの食べられない!」

 それはイカゲソでした。
以降も、彼がゲソを食べられないのを知っていながらちょっとくらいいいよね、とゲソ入りで調理したら、

 旦那さん「なんでいつも僕を無視して自分が食べたいものだけ作るんだ!」

 とお怒り。夫婦喧嘩勃発です。
ま、私がイカゲソをとるのが面倒でそのまま調理したというのが悪かったわけですが…。

 他の日仏カップルの奥様方に聞いてみたら、そこまで食事でモメたことがないとのこと。
よくよく聞いてみると、旦那さんが日本びいき(=まんがオタクだったり、日本文化オタクもしくは日本に住んだことがあるフランス人)だったりで、むしろ喜んで日本食を食べるらしいのです。うらやましい限りです。

 うちの旦那さんは、日本のダシの味やあの魚の臭いが気持ち悪いとか、もちろん納豆や梅干は食べ物ではないとまで言い切るほど。(旦那さんの家族に納豆を試食してもらったら吐いてしまう人までいました)

 フランスの朝食も日本とは全く違います。フランス人は朝から甘いものしか食べません。
カフェオレにジャムたっぷりのフランスパンなどなど。なので彼は日本に来たときは朝から魚や味噌汁は食べられないと、1人でフランス式朝食でした。

 たかが食の違いと思うかもしれませんが、結婚して毎日生活をともにしていると、私の「普通」と旦那さんの「普通」に大きな違いがあることをひしひしと感じ、時にはお互いのルーツを共有できないようで寂しいような気もします。

 案外、食の問題って国際カップルには大きな問題なのですよ。

Text/中村綾花


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中村綾花
ラブジャーナリスト/ライター。

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