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  • 2013.08.01

日本を出れば「養ってもらえる結婚はない」と思うべし

外国人男に養ってもらえると思うなかれ

世界婚活 中村綾花 フランス 結婚 幸せ 結婚したい女 未婚の母 安藤美姫
by Samantha Jade Royds

 パリの華やかな観光地裏に実は娼婦が立ち並ぶ通りというのがいくつかあります。
その通りによって年代や人種別で色々です。

 例えばどうみても60代は越えてらっしゃるマダム(複数)がスーパーに買い物に行くような普通の格好で通りを眺めながらお客さんを待っていたり、先日パリにある森までサイクリングをした際には、大きなワゴンの前に下着をはだけた黒人の女性たちがはしゃぎながら客待ちをしていました。
他にも中華街に近い場所では、黒系の服を着た中国人のマダムたちが数メーターおきに立ちつくしているという光景も見られます。
お客であるムッシューたちは昼間から公然と交渉しているのでびっくりします。

 私がフランスで生活して思うのはこういう娼婦の女性たちを見ても嫌らしいと思うどころか
「頑張って仕事してらっしゃるなぁ」ということです。
というのも海外で生業を探すのはなかなか大変だからです。

 まず言葉の問題があるし、そもそも現地でパートナーを見つけて結婚でもしていなければ仕事をする権利もままなりません。
留学生なども働ける時間が制限されています。

 運よく仕事ができる権利、つまりビザをもらったとしてもどうやって仕事をみつけるかが問題です。
パリならば観光地ゆえに日本人を相手にする仕事も多い方ですが、同じヨーロッパでも不景気で有名なスペインに住む日本人女性たちに会って話をした際には、日本食レストランで仕事をしているという人が多くてびっくりしました。
それくらい仕事の選択肢が少ないということなんですね。

 ともかく、どうやって生きていくためのお金を稼ぐか?という基本的なことを考えなければいけないのが海外生活なのです。
だからといって海外でお金持ちの男性を見つけて結婚してウハウハ、なんて考えてしまったら不幸の落とし穴へまっしぐら。

経済的自立=男性の選択肢も増える

 ここで先週に引き続き、愛とお金の関係について大事なポイントです。
お国が違えば恋愛、結婚観が違ってくるのと同じで金銭感覚が違ってくるのも当然です。

 例えばフランスでは「これまでの人生、貯金をしたことがない」「現在進行形で貯金ゼロ」なんて男性(しかも30代、40代の大人)はザラにいます!
さらに仕事をしていない失業男も珍しくありません!(うちの旦那さんもそうだった)。

 こういう事情を知ってか知らずか「パリジャン優しい、かっこいい」で結婚してしまうと
後でフランス人旦那も日本人妻もびっくりする共同生活が待ち受けているわけです。
即離婚もありえます(フランスでの離婚は弁護士を雇う等々、さらにお金が必要になってきます)。

 昔でこそ主人となる男性がお金を管理するものだったというフランスですが、
今の時代パートナー同士仕事を持ち、共同の口座をもちながら一緒に生活するのがスタンダード。
ですから、フランス人の男性とお付き合いして結婚することになれば、旦那さんに養ってもらうという考え方は通用しないに等しいのです。

 これも時々例外があって、旦那さん側に経済的余裕があって、日本の仕事をしない主婦スタイルを理解して実行してくれている人もいます。
一方でフランス人ブルジョワ(?)と結婚されたあの日本の有名人元アナウンサーのあの方は、お相手がお金持ち(?)であっても子供の教育費から何からすべて折半、というフランススタイルを貫いているという噂もパリ在住日本人の間では有名です。

 海外でお金を稼いで生きていくのは大変です。
だから海外でも日本式になんとか自分よりも経済的に豊かな男性を見つけようとするのもいいですが、相手を経済力で選んでいたらこれまた選択肢が狭まってしまいますよね。

 もし自分自身が経済的に自立していれば、金銭的な条件で選ばずに素直にお相手の人間性で選べるというもの。
経済的自立=男性の選択肢も増えるということをお忘れなく。

Text/中村綾花


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中村綾花
ラブジャーナリスト/ライター。

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