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  • 2013.05.04

私が海外で遭遇したあれこれ惨事!

イタリア女には気をつけろ!?

世界婚活 中村綾花 フランス 結婚 幸せ 結婚したい女
by db Photography DemiBrooke

 今回は私の徒然なる海外での惨事についてお話しようかと思います。ゴールデンウィーク中に海外に行く人もいるかと思いますが海外では日本では起こりえないようなことがごく当たり前に起きるのです。
イタリアミラノに行ったときのこと。始発駅のホームに電車を待つ大勢の人、ガラ空きの電車が到着し電車待ちの最前列にいた私がゆっくりと席に座ろうとしたときに、向こう側から必死な2人のイタリア女性組みにド突き飛ばされ席を略奪されました。
相手は母親(推定70代)と娘(50代)。ド突かれた太ももがジンジン痛む。これは黙って引っ込むわけにはいきません。
「これはケンカ沙汰だな」
と思った私は、
「you hurt me!」(痛いんですけど!)と英語で文句。すると、
娘のほうが「you hurt me too!」(私だって痛いわよ!)というじゃないですか!

黒光りする固い皮のバッグを矛にして突撃してきたそのオバサンが痛かったわけがない! あったまにきて、汚いイタリア語(イタリア滞在が長かった日本人の友人に教えてもらった)を発したのですが相手はビクともしません。というより2人は何事もなかったかのようにお話モードに突入し、私を完全ブロック無視。

 彼女たちの考えでは「なにはともあれ早いもの勝ち、手段も礼儀も関係ない」なんでしょうね。
こちらは痛いし疲れているしで、いつもならもっと戦えるはずのところ諦めて、次の電車を待つべくホームのベンチに戻りました。
悔しながらも「信じられない…」とつぶやいていたら、「満員になったこの電車は見過ごして次に乗るのがいいわよ」とお上品なイタリア人マダムが慰めてくれました。
またその隣にいた若いイタリア人の女性も「クレイジーな人は無視よ」と励ましてくれます。
ド突くイタリア人あれば慰めるイタリア人あり。

 でもね、イタリアに行くとなぜか必ずこういう目に会うんです。
前回はローマの駅ですれ違った金属アクセサリーをジャラジャラぶら下げたオバサンに「私が通ってるんだからよけなさいよ!」(と言っていたみたい:イタリア語なので想像ですが)と叫ばれ、はたまたフィレンツェを歩いているときは勢いよく玄関を水掃き掃除している女性に「通ります。すみません!(通るから一瞬止めて!)」と言っても、無視されたので文句をいったら「Fu●k you!!!」と返されたり…。 こんな感じでイタリアでは必ず一回は嫌な思いをします

隣人にクレームのはずがナンパされる

 ミラノからパリに戻ってきてホッとしたと思いきや、最近引っ越してきた隣の建物の住人が夜中1時、2時になっても爆音パーティーを止めないという災難に遭いました
同じ建物内であれば訪問して苦情を言うこともできるのだけれど、爆音スピーカーを備えたその部屋は隣の建物。
パリのアパートは玄関に住人しか分からないコードがあり、その番号を知らなければ中にも入れないので苦情を伝えに行くこともできません。こういう時に限って旦那さんもおらず一人ぼっち…。

 夜中3時を過ぎるもお隣さんはさらにヒートアップし窓も全開で近所中に響き渡る奇声を発し始めました。これはもう警察に電話するしかないな、と思いベッドから起き上がり緊張しながらも17というフランス警察番号を押しました。
警察に「これは何回目の電話ですか?」と聞かれて驚きつつ「私の人生で始めての電話ですよ」と返答。つまり警察がこう聞くのは、土曜日の夜だったのであらゆるところで騒音騒ぎがあって何度も何度も電話する人が大勢いたからだと思われます。
とりあえず警察は事情を了解してくれたものの、いつまでまっても来る気配もない。そうこうしているうちに気付いたら夜中の4時半。
それでもお隣は静まる気配もない…。
体は疲れているのにイライラのせいで眠れず冴えた頭で考えた挙句、「そうだ! 窓づてにお隣さんと話して苦情を伝えればいいんだ」と思いたち、キッチンの窓から顔を出して人影の見える隣の窓に向かって 「エクスクーゼモア!(すみません)」を響かせること5、6回目。
ようやく窓から顔を出したのは意外にも40代の大人のムッシュ。私はすっかり若い人たちのバカ騒ぎだろうから叱ってやろうと思ってたのに…
「すみません、眠れないので音を小さくしてもらえませんか?」と及び腰に。
するとムッシューは謝るどころか
「君、名前は何ていうの? 一緒に飲もうよ、一人かい?」
と、私を誘い始めたのです。
相手の予想以上の反応に脱力して終いには「シルブプレ~」と悲願し始めてしまった私。
「そうだ、ここはフランスという外国なんだった…」
いつまでも来ない警察と、騒ぎ続けるお隣さんを恨みながらベットに身体をうずめ朝を迎えたのでした。

ほんと、海外ってびっくりすることが多いです。
その度に怒り心頭していたら神経がパンクしてしまうと思います。
「もう、しょうがないやね」と諦めることも大事だなと思う今日この頃。
だからフランス人はしょっちゅう※「c'est la vie(それが人生)」ってつぶやいてるんでしょうね。

ともかく海外ではいろいろと覚悟しつつも身の危険を感じたらばケンカせずに逃げるが勝ち、諦めるが勝ちなのかもしれません。海外へご旅行の際はくれぐれもお気をつけて楽しいゴールデンウィークをお過ごしください。

※c'est la vie:セ・ラビ=どうしようもないとき、諦めの意をこめて使うことが多いフレーズ 

Text/中村綾花


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プロフィール
世界婚活 中村綾花 フランス 結婚 幸せ 結婚したい女

中村綾花

ラブジャーナリスト/ライター。
1980 年福岡県生まれ。県立長崎シーボルト大学(現・長崎県立大学シーボルト校)国際情報学部情報メディア学科卒。
テレビ番組制作会社でAD として勤務するも仕事に疲れ果て、ニューヨークに1年間逃亡&遊学。帰国後は20 ~ 30 代サラリーマン向けフリーペーパー& ウェブサイト『R25』(リクルート)で執筆や編集を務める傍ら、男女がもっと分かり合える場を作る「男の子の会」を主宰しNHK ニュースで全国放送される。しかし、そこに映る自分の姿に絶句し、2010 年に「世界婚活」プロジェクトを立ち上げ、世界各国の恋愛・結婚事情を取材して回りながら婚活も行うラブジャーナリストとして活動開始。
2012 年、世界婚活中に出会ったフランス人と結婚し、現在はパリにてLOVEを調査中。日仏カップルや、現地のフランス人・日本人にインタビューをする日々。
website:[世界婚活]
twitter:@ayakahan

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ライタープロフィール

中村綾花
ラブジャーナリスト/ライター。

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