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  • 2013.03.14

本当は怖い花の都・パリ イケメンパリジャンに注意!

怖い街・パリ

Nurture By rickyqi
©Trocadero

 すっかり春めいた太陽が顔を出すようになったパリ、かと思えば寒さがぶり返して来週は雪が降る、なんて予報がテレビで流れています。

 あぁ、もう本当にパリの冬はうんざりするほど長い。
ちょっとでも太陽が出るとカフェのテラス席がパリジャンで一気に満席になり、われ先と太陽の光を浴びようとしている彼らの行動の意味がようやく分かってきました。
それくらい太陽の光が恋しくなってしまうんです。

 まだまだコートが手放せないパリですが春はもうすぐそこ、と思えるパリの春の風物詩、日本女子学生軍団がこの街を闊歩しはじめました。
人気の観光スポットはもちろんのこと、ショッピング街でもパリのいたるところで「かわいい!」「すごーい!」を連発する彼女ら、キャピキャピガールズとすれ違います。
やっぱり、パリは女性に人気なんですね。
あえてここで説明せずとも魅力満載の花の都パリ。

 ところが、よく見かけるのが女子大生達がスリに追いかけられている姿、なんですね。
特にオペラ座の周辺。こういった観光客が多い場所では、ジプシーと呼ばれる軍団のスリ(女性や子供達)がウロウロしていて、なにやら記名を求めるしぐさで紙とペンを持って言い寄ってきます。
それに気をとられている間に、その紙で手元を隠しながらiPhoneを盗んでしまうんです。

 それだけでなく、他にもニセ警官がパスポートを見せろと声をかけてきたり、「指輪を落としませんでしたか?」とわざと偽者の指輪を目の前に落として気を引いてきたり、「ガイドをしてあげますよ」とカッコイイ(?)パリジャンにだまされてガイドしてもらっている間に…と、ありとあらゆる手段で日本人を狙うスリが数え切れません。

 パリに旅行に来て、何か盗まれて終わるだけならばまだいいほう。
最近聞いた噂話では、パリに憧れて住み始めた若い日本人女性達が、レイプされたあげく薬漬けにされて病院に搬送され、日本大使館から日本にいる両親に「あなたの娘さんが大変なことになっているので、パリまで迎えに来てください」と連絡がいく事態が日常的にあるらしいのです。
もちろんご両親は娘さんの身に起こったことを恥と思って、起きたことを隠して誰にも話さずじまい。
だからパリでこんなことが起こっているなんてことは多くの人に知られていないようです。

パリで気をつけること

 多くの女性がパリに魅了されるように私も始めて訪れたパリの街に恋をして、この街に住んでみたいと思い、その数ヶ月後にはパリ住み始めた一人です。
しかし! 遊びで訪れたパリと、生活するパリは劇的に違うことをすぐに思い知らされました。

 まず、水が違うから肌がボロボロ、(個人差がありますが)フランス語が話せないと生活が大変。
食べ物もバターベースで重くて合わなくて、胃薬必須。
最初のうちはとにかく身体を慣らすのに大変でした。いまだにフレンチは苦手だったりします。
そして特にパリの女性で冷たい人の多いこと!(男に対しては態度が激変してやさしくなるのに腹立つ!)などなど、本当にパリで生活していくのは無理かも…と思ったこともあります。

 こんな風にイメージしていた素敵なパリと現実のギャップのせいで「パリ症候群」というパリに住む日本人特有の精神的ダメージを受ける人も少なくないようで、この症状にかかってしまった人の話もよく耳に入ってきます。(パリ症候群についてはまた詳しく)
それでもまだ私がこの街に住んでいられるのは、パリに期待しないこと、日本でもフランスでもいいところ、悪いところがあると割り切ることを意識しているからなのかもしれません。

 相変わらずこの街では、足元をみるとパリジャン達が投げ捨てたタバコの吸殻と、犬のフンで散々なのです。
でも、どんな嫌な事があってもセーヌ川の橋の上に立てばすべてチャラになってしまう美しさ、魅力があるのもこの街に住む理由の一つです。

 とにもかくにも、その魅力的なパリを楽しむにはスリには要注意。
そして、むやみやらたとパリジャンと目を合わせないこと。
これが大切です。
目を合わせるということ、さらには微笑んだりなんてしたら=「私はあなたに好意があります」と言っているのと同じことになります。(パリジャン同士はそうやって恋を楽しんでいるわけですが)
もちろん、目線からはじまるこの街での恋を楽しむ、というのもありですが、自己責任覚悟の上で楽しんでくださいね。
パリは素敵なだけではない、怖い側面もある、と知った上で。

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プロフィール
世界婚活 中村綾花 フランス 結婚 幸せ 結婚したい女

中村綾花

ラブジャーナリスト/ライター。
1980 年福岡県生まれ。県立長崎シーボルト大学(現・長崎県立大学シーボルト校)国際情報学部情報メディア学科卒。
テレビ番組制作会社でAD として勤務するも仕事に疲れ果て、ニューヨークに1年間逃亡&遊学。帰国後は20 ~ 30 代サラリーマン向けフリーペーパー& ウェブサイト『R25』(リクルート)で執筆や編集を務める傍ら、男女がもっと分かり合える場を作る「男の子の会」を主宰しNHK ニュースで全国放送される。しかし、そこに映る自分の姿に絶句し、2010 年に「世界婚活」プロジェクトを立ち上げ、世界各国の恋愛・結婚事情を取材して回りながら婚活も行うラブジャーナリストとして活動開始。
2012 年、世界婚活中に出会ったフランス人と結婚し、現在はパリにてLOVEを調査中。日仏カップルや、現地のフランス人・日本人にインタビューをする日々。
website:[世界婚活]
twitter:@ayakahan

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中村綾花
ラブジャーナリスト/ライター。

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