自分にとって心地よいことを見つけて、「らしく」進んでいく。

中村綾花 AMパリ支局がお送りする 結婚と幸せの方程式 フランス 純愛 Barta IV

「AMパリ支局発 結婚と幸せの方程式」を読んでくださっているみなさんへ。

 実は今回の号で、連載が最終回になります。
100回以上も続けさせてもらった長期の連載で毎週毎週、「恋」だ、「結婚」だと、色々と語らせて頂きました。
長い間、記事を読んでくださったみなさんに感謝です。
これだけ語っても、まだまだ語り足りないのが「愛」というテーマの凄さでもあります。

 私は時々、パリから東京に向かいトークショーなどをさせてもらう機会があり、来場してくださった方の中に「いつもAMの連載を読んでいます」と声をかけてくださる方がいて、とても嬉しかったのを今でも思えています。
特に東京で生きる女性は、知らず知らずのうちに肩に力が入っていて、自分自身ではそのことにも気がつけないくらい、毎日に追われて生きている、なんて女性がまだまだ多いと実感しています。実際に、私もそんな女性の1人でした。

現代の女性の生きづらさ

 私たちの祖母や母親世代に比べて、今の時代に仕事をし、恋をして生きる女性たちは、恋も仕事も結婚も、自分たちの手でつかみとれるようになってきました。
だからといって、その分幸せな女性も増えたのか?
というと、それはそうとも言えない気がずっとしています。

 特に日本社会の中で生きていると、自由や選択肢は多くあるはずなのに、実際の「生き方」の選択肢はあまりないと感じるからです。
「普通」「一般」という指標がいつでも、どこでもついてまわる。いまだに、女性にとっての幸せは「結婚をして子供を育てること」という価値観が堂々と存在しています。

 だから、私たちはついつい無意識に「○○でなければ……」と、社会一般の指標に自分を照らしたり、他人と自分を比べ合わせて、自分の幸せを計ってしまいます。
時に、自分らしくないことを無理して、自分を変えようとし辛い思いをしてしまうこともあります。
本当は、人それぞれに名前が違うように、それぞれの性格が違うように、それぞれの生き方があり、それぞれの幸せというものがあるのにです。

 この連載では、なるだけ多くの「女性にはこんな生き方もあるよ」という例を紹介してきたつもりです。
他の実例を知れば知る程、自分に合った生き方が見つけやすくなるからです。

 そして、自分らしく生きられる道を見つけた女性は、自然と肩の力を抜いて、その人らしく輝くことができます。
もっと日本で、「女性の生き方」の選択肢が増え、一人でも多くの女性が「自分らしく生きて良い」と思える人が増えるよう、これからもパリ方面から発信をつづけていこうと思っています。

 みなさん、がんばらず、あなたらしく進んでください。自分のペースで大丈夫ですからね。