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  • 2015.06.14

結婚するとできなくなること~友人への愚痴編~

「いかに私の結婚生活が大変か、いかに仕事で嫌なことがあるか」ということは、誰だって友人に聞いてもらいたいですよね。でも、相手の立場や状況を考えた上で愚痴を言わないと、意図せず相手を傷つけてしまうこともあるのです。そんな一例をご紹介します。

「愚痴る」行為は身勝手?

中村綾花 AMパリ支局がお送りする 結婚と幸せの方程式 フランス 純愛
Lee Down

 結婚してからというもの結婚の話や旦那の話をする時、相手によって十分注意しなければいけなくなりました。なぜなら、自分にとってなんともない日常の結婚生活の話でも、相手を傷つけたり、悲しませたり、怒らせてしまうことがあるからです。たとえ相手に話をふられた場合であったとしても、です。

 結婚しているからこその愚痴は、結婚しているからできることであり、子育ての愚痴も、子供に恵まれたからこそ言える愚痴です。

 話し相手が「結婚したいと思っているのにできていない人」や、「子供が欲しいと思うのにできない人」にとって、その愚痴は共感を得られるどころか「毒」や「凶器」か「意味のないもの」でしかありません。

 実際、私が独身だったころ既婚者の愚痴を聞いても、まったく共感できませんでした。それは私が結婚を経験したことがなかったのと、結婚したかったのにできていなかったので聞く耳も持てなかったのでした。

 愚痴をもらす人にとっては「慰めて欲しい」、「共感してほしい」、少なくとも「聞いて欲しい」という気持ちがあるのだと思います。 時々ならばお互いにゆるされる息抜きだとは思うのですが、私は愚痴ることも、愚痴られることはあまり好きではありません。いや、むしろ嫌いです。「愚痴る行為」事態が、けっこう身勝手なものだと感じるからです。
それに、愚痴るそばから幸せが逃げるような気もします。基本的には前向きで先の見える話がしたほうがワクワクしませんか?(どうせ生きる世は鬼と理不尽だらけなんだし)

結婚生活の不満話が相手を傷つける

 こんな経験をしたパリ在住の日本人女性を知っています。

 フランス人と結婚しフランスで仕事をもって働いている彼女が、未婚&正規の契約をもらえない不安定な労働環境で仕事をしている友人に「いかに私の結婚生活が大変か、いかに仕事で嫌なことがあるか」を話したところ、「いいかげんにせぇ。あんたは私より恵まれてるというのに!」とキレられて以降、友達関係が切れてしまったそうです。当然のことだと思います。

 彼女は、いかに自分が大変な目にあっている不幸な人間かということを話したかったのだろうけれど、相手には自慢話の嫌みにしか聞こえてなかったということです。

 愚痴りたい気持ちもわかるんですよ。結婚したって、いい仕事を手にしたからって、不幸はどんどん向こうからエンドレスに降りかかってくるからです。結婚したらしたで、その立場や環境だからこその不幸がやってきます。いい仕事を手にしたら手にしただけ、責任やら難しさに立ち向かわなければいけなくなるでしょう。

 もちろん、結婚をして2人で一緒にいることでトラブルの対処が早くなったり、お互いを助け合ったりできる便利さもあります。

 ただし結婚したから万能になったり、幸せばっかりが続くわけでもないのですよ。

 これを知っておくと、既婚者の愚痴もなんだかかわいそうに見えてくるものかもしれませんね。

Text/中村綾花

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ライタープロフィール

中村綾花
ラブジャーナリスト/ライター。

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