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  • 2015.05.24

結婚するとできなくなること〜大きな買い物編〜

結婚にはメリットも山ほどありますが、その分デメリットがたくさんあるのも事実。特に家具など家族として夫婦2人で使用するものは、お互いの好みや使い心地を一致させるのは大変なようです…

結婚したら大きな買い物ができない?

中村綾花 AMパリ支局がお送りする 結婚と幸せの方程式 フランス 純愛
kris krug

 まだ世間では、結婚は…「した方がよいもの」「親のためにするもの」「友人を見返すためにするもの」だと思われているふしがあると思います。でも私は実際、結婚は「2人のためにするもの」だと思っています。他の誰のためにものではありません。

 私は結婚がしたくて、したくて、1人で生きて行くのがいやで、結婚相手を世界中で探し、パリで相手を見つけて結婚。そんな私がなぜ「結婚するとできなくなること」をあえてお話しているかというと、結婚前に「結婚って大変よ」と話してくれる人が周りにいなかったからでしょう。

 結婚をしたくてしょうがなかった私には、既婚者から結婚のデメリットを聞いても「結婚できている人の愚痴」くらいにしか感じられませんでした。ところが実際結婚をしてみたら、案外デメリットも多くあることに気がついたのです。

 もちろん、結婚にはメリットも山ほどあります。ここで私が私の経験を通して話す「結婚するとできなくなること」は「結婚するとできること」の裏返しでもあるのです。また、毎度のことですが相手にもよるところがとても大きいです。あくまで私がパリで外国人の旦那さんと生活していて体験したことですので、参考程度にしながら結婚の一面を知ってもらえればなと思います。

 さて今週は、結婚すると「大きな買い物ができなくなる」ということです。
これを聞いて「結婚すると2人の経済力を合わせて、むしろ大きな買い物ができるようになるんじゃないの?」とお思いかもしれません。

 たしかに、結婚後は家具や家、車など、大きな買い物をするチャンスも資産も増えるかもしれません。ところが、そんな大きな買い物をするにあたって、2人の意見がうまいこと合致するか?というのが問題なんですね。

夫婦の買い物は2人の意見をすり合わせる作業

 先日、我が家にある100年近く使われているアンティークベッド(といってもただのボロ)に嫌気がさした私は、新しいベッドを買いたいと熱望しました。クッションの劣化も激しいし、音もうるさいし、とにかく2人用には小さすぎたからです。

 ところが、彼はすんなり承諾してくれませんでした。そのベッドが彼の家族が代々使い続けてきたものであること、そして彼は独身時代から使い慣れているのでいまさら変えたくない、というのです。

 参りました。彼をいちから説得しないとベットは買い替えられないという残酷な現実に直面です。
そこで、いかに新しいベッドがよいか気づいてもらうために、カタログを見せたり、何気なく店に連れて行ったりと地道な作戦を実行しました。すると、彼はあるお店のベッドに興味を示しはじめたのです。

 いざベッド購入の可能性に光がさしてきたところで、クッションの固さや土台のデザイン、値段等、決めるべきことが結構たくさんあることが分かってきました。
つまり、そのひとつひとつの選択を、私と彼の2人が同時に納得するものを探さなければいけないということです。2人の意見をすりあわせる難関がまだいくつも待っていることに疲れを感じてしまいました。

 こうなると、どうしても譲れない点を除いて、他のチョイスに関しては「もめるくらいなら、相手にチョイスを任せた方が楽」になってきます。

 ということで「大きめのサイズ」という点だけ要求し、後はベッドの固さもデザインも彼にほとんどチョイスを任せました。

 こうしてようやく、なんとか2人の意見がすりあった(?)状態で、念願のベット購入成功です。ベッドひとつでこんなに大変な思いをするので、これから先、車や家選びなど、もっと大きな買い物になったこと考えると気が遠くなるのですよ。トホホ。

Text/中村綾花

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ライタープロフィール

中村綾花
ラブジャーナリスト/ライター。

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