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  • 2015.05.10

先の見えない外国人の彼を追いかけて海外に行く覚悟はあるか

ワーキングホリデーで海外滞在中に外国人の彼を好きになってしまった…でも海外に移住する決心がつかない!先の見えない海外生活、そんな時の判断基準は「自分ですべての責任を取る覚悟があるかどうか」です。人生の決断は自分で下さなければなりません。

中村綾花 AMパリ支局がお送りする 結婚と幸せの方程式 フランス 純愛
Anna & Michal

 皆さん連休中はゆっくりお休みできたでしょうか?それとも、思い切り遊んだり、普段できないことに没頭できたでしょうか?

 いつも仕事優先の日本人のみなさんが、連休明けに「五月病」になるのは当然のことと思います。世界にはそもそも一生懸命仕事をしていない人の方が圧倒数だと思うので、五月病になっても「まーしょうがないなぁ」というくらいで、罪悪感を感じず、ゆるゆると五月病をやり過ごして頂けたらと思います。

 さて、今朝目覚めたらこんな国際恋愛の相談メールを頂いていたので、ここで僭越ながら返答&アドバイスをさせてもらえたらと思います。

外国人の彼を追いかけるべきか/28歳女性からの質問

 英語圏でワーキングホリデー中(以下ワーホリ)の28歳女性です。中村綾花さんの『世界婚活』を読んで共感する部分が多く相談メールを送らせてもらいました。

 ワーホリ前は地元の企業で大学卒業後働くOLでした。ずっと長く付き合っていた彼氏と分かれて婚活を初めてみてもうまくいかず、周りはどんどん結婚・出産ラッシュが続き、思い込みが激しい私は「結婚組=勝ち組、未婚組=負け組」という固定観念からどんどん劣等感に悩むことになったのです。
そこから脱してあわよくば海外で結婚出来れば…と思い、ワーホリで英語圏の海外へ渡ったというわけです。

 現在、私にはワーホリ先の国で出会った4歳年下のイタリア人の彼(彼も同じくワーホリ)がいます。1年程の交際で、彼とは現在滞在国1周の旅の最中です。
ビザが切れるタイミングは私も彼もそれほど変わらなく、その後は彼をイタリアまで追いかけたいと思う自分がいます。でも彼はフランス同様、今経済的にピンチなイタリア出身で、イタリアにはワーホリ制度も無いので彼を追いかけるには留学という手段しかありません。また新しい語学を習得して、仕事を得なければなりません。

 彼からは「来てくれればもちろん嬉しいけど、君が来たとして僕らが別れたり、君が思うように生活できなくて来たことを後悔しても、責任は取れない」と言われました。彼の言う事はごもっともです。

 中村さんは色々な困難を乗り越えて、彼からの要望もありフランスへ嫁いだことと思います。私の場合はまだ結婚等の話が出ている訳ではありません。

 もし中村さんが私なら、どういう行動に出ますか?

自分で全ての結果の責任を負える覚悟はあるか

 以下、私からのお返事です。

 私の場合、旅行中にパリと出会いパリに恋をして、30歳手前のギリギリで取得できたワーホリビザでパリへ渡りました。ご相談者さんと近い境遇だと思います。

 ただ、もちろん旦那さんに「どうしてもパリに戻って来て欲しい」と言われてパリへ嫁いだわけではありません。「嫁いだ」という感覚も一切ないです(笑)。プロポーズはしてもらえましたが、結婚は「彼に頼まれた」というより、2人で話し合って決めたという方が自然だと思います。

 さらに、彼とは旅行の際に出会ってはいたけれども、まさか結婚にまでいたるとは思っていませんでした。
私は彼のために移住したわけではないのです。一番最初の渡仏は、私自身の欲のためだったのです。←ここポイントです。

 彼のために着いて行く、というのは危険だと思います。彼も「責任は持てない」と言ってくれているだけ、かなりまともな男性だと思います。

 つまり、「あなたの責任で来るならきて」と言っているわけですよね。

 相談者さんが悩んでいるのが、メールからもよく伝わってきました。悩んでいるということは、まだ彼を追いかける決心がついていない、だからこそ、私に背中を押して欲しい、もしくはひきとめてほしい、という気持ちがあるのでしょう。

 私が相談者さんの立場だったらどうするか?についてですが、まずは「イタリア移住」について情報収集を不安が拭われるまでします。(現地在住の日本人女性のブログや、掲示板で現地在住者ならでわの悩み相談が繰り広げられていたりします)
一体どんな生活がまちうけているのか、良いこと、悪いことの状況を想像できるくらい情報を集めましょう。それが、移住への判断材料になるからです。

 また、イタリアへ行った場合、どこにどう住むのか、家賃はどうなるのか?そんなことも彼とじっくり話し合わなければいけません。国によって男女折半が当たり前のところもあります。パリなんてそうです。
最悪、彼が経済的に助けてくれる分の仕事や蓄えはあるのか?なければ自分自身で食べて行かねばなりません。とはいえ、イタリアで当分は仕事はないと思ったほうがよいので、あなた自信に当分働かなくてもよい貯蓄があるかどうかも大切なことです。語学習得のために語学学校へ行く資金も必要になってくるでしょう。

 イタリアはイタリアでも、都会と田舎では仕事の見つかりやすさ、外国人への差別のレベルも全く違うと思います。イタリア人の旦那さんと結婚した元同僚の女性は、あの有名な観光地「青の洞窟」近くの田舎で生活をしているのですが、地元民に唾をはきかけられたりするほど酷い差別を味わうことがあるそうです。

 最悪の場合、日本に帰ることになってしまったらどうするか、を考えておいた方が心の余裕がうまれます。私はパリでどうにもこうにも行かなかった場合、田舎に帰って職業を選ばず親と暮らそうと覚悟していました。

 色々調べたり考えた上で、ようやく判断の時です。イタリア行きはとうてい無理と思うか、行かないことで後悔があるか?天秤にかけてみてください。

 イタリア移住は、彼が決めるのではなく、あなたが決めることなのは明らかです。一年だけ移住をトライしてみる、という期限付きも十分ありだと思います。

 最悪、彼との関係がうまくいかなくなることも考えて考え抜いて、誰のせいにもせず、自分で全ての結果の責任を負える覚悟ができるようでしたら、イタリアへ行ってみたらいいと思います。

 厳しいことばかり言ったようですが、逆にイタリアへ行くことで思いがけない面白いことだってたくさんあると思います。

 ぜひ、情報収集に精をだしてください。そして、ご決断を!またの報告を御待ちしています。

Text/中村綾花

ライタープロフィール

中村綾花
ラブジャーナリスト/ライター。

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