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  • 2016.08.08

ダサすぎる「婚活」をかっこよくしたい!女性チームが運営する婚活パーティー/ひらりさ

結婚は人生のターニングポイント。だからこそ、お金を払って婚活に参加する自分をみじめに思ったりすることも……。婚活を「かっこわるいこと」とみなすそんな風潮の改善をめざす婚活パーティー「YUCO.(ユーコ)」を運営するお2人に、アラサー独身女性ひらりささんのぶっちゃけ話を聞いていただきました!

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YUCO.運営のおふたり

 結婚。それは女性にとっても男性にとっても、今後の人生の方向性を大きく変えかねない、重要な決断です。そんな人生のターニングポイントであるがゆえに、「結婚できない」自分に苦しんでいる方も多いかもしれません。
今回、27歳現役アラサー独身のひらりささんが、婚活パーティー「YUCO.(ユーコ)」を運営する森田麻美さんと松本美奈さんにインタビュー。女性目線で「婚活をかっこよくしたい」というおふたりに、「婚活」「結婚」「恋愛」にまつわるぶっちゃけ話を聞いていただきました。

婚活パーティは行くのがつらい…!?

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森田さん

――今日はよろしくお願いします。私、数年前に一度「婚活しよう!」と思って、婚活パーティーにも行ったことがあるんですよ。

森田:そうなんですか? 結構早いですね。

――大学時代の終わりにつきあい始めた人がいたんですが、仕事が始まったら忙しすぎて2ヶ月くらい会わずにいたら、友人から「別れたって聞いたけどほんと?」と言われて、「え、誰に聞いたの!?」って返したら「あなたの彼氏だよ」って……。

森田・松本:(苦笑)

――そんなわけで「私はこんな調子では一生結婚ができないのでは?」という疑念にかられ、「原稿のネタになるかもしれないし」と、婚活パーティーに行ってみたり、結婚相談所にも一度行ってみたんですが……つらかったですね。

森田:何がつらかったんですか?

―― いちおう「原稿のネタ」という大義名分があるものの、前提として「他の人は、普通に暮らしてて恋人ができたり結婚ができたりするものなのに、こうやってお金を払って人にお膳立てしてもらった場に行かないといけない自分って人間として欠陥があるのではないか」みたいな。そして、実際そういう場に行って自分の市場価値を目の当たりにしてさらに傷つくということもあるし。

森田:わかります。私も婚活パーティーの仕事にかかわるようになってから、自分でもいろいろなパーティーに顔を出すようにしているんですが、なかなか気後れするときもありますね。

――その場にいる人同士で誰が一番気に入ったかを発表する「マッチング」の時間がありますよね。私が参加したものは、マッチングした人同士だけが先に会場を出て行って、しなかった人が最後にいっせいに帰るというシステムだったので、とにかくマッチングしないとかっこわるいと思って、無理にマッチングするけど、その後一度も会わない……みたいなことをやらかしました。

森田:婚活パーティーの場合、どうしても周りの目を気にしてしまう、という声はお聞きします。YUCO.では、マッチングの結果はご本人同士にしかわからないように紙に書いてお渡ししますし、お客様ごとの状況が見えてしまうフリータイムはもうけず、1対1のお話の時間を多くとっています。これは女性の方に好評ですね。

――ひとくちに婚活パーティーといっても細かい部分が業者によって全然違うんですね。街コンや婚活パーティーってあまりにも多すぎて「どれも一緒」に見えていたんで、こうして中の方のお話を聞けるのってすごく新鮮です。
 正直、「モテない男女から金をとってバンバン稼ぐぜ」みたいなオッサンたちが回しているイメージだったので、こんなにおしとやかで素敵なおふたりが出てきただけで、YUCO.に対する信頼が一気にあがりました。

松本:(笑)

「たよれる年上のお姉さん(既婚)」がコンセプト

――コンセプトが「たよれる年上のお姉さん(既婚)」ってめっちゃおもしろいですよね。「ライバルにならずに親身になって参加者の背中を押す、不誠実な男性は許しません」って。芸能人でいうと、真矢みきさんみたいな? いや、ちょっとバリキャリすぎるかな……。

森田:芸能人は想定していませんでしたが(笑)、あえて言うなら既婚した場合の綾瀬はるかさんとかでしょうか。パーティーの開催時は20人程度のお客様に対し、2〜3人の「サポーター」をつけます。単に運営をするだけでなく、困っているお客様へのアドバイスも行います。お客様の雰囲気やアンケートなどをもとに、「今回の年齢別のパーティーよりも、こっちの趣味別のパーティーのほうが向いていると思いますよ」とか。

――きめ細かい!

森田:どうしても一回参加しての感触が悪いときに「やっぱり私はダメなんだ……」って思ってそこで来なくなる、という方もいらっしゃるんですが、やはりお客様ごとに合ったパーティーってあるんですよ。「サポーターさんのオススメで再参加したパーティーで出会った相手と結婚します!」なんて声もいただきました。とにかく女性の方が居心地よいように、ということを心がけています。

プロフィールシートはわら半紙から
女性らしいデザインへ…!

YUCO. 婚活 お見合い パーティー 結婚 プロフィールカード
実際に使われているプロフィールカード

松本:私は全体のデザインのプロデュースをしているのですが、リニューアルにあわせて、プロフィールカードやインプレッションシート、会場の内装などのデザインにも、女性の方が喜んでくださるよう気を配っています。

――えっ、めっちゃかわいいですね……。私が参加したパーティー、記入するシートとかわら半紙でしたよ。会場も西新宿の雑居ビルの殺風景な貸し会議室だったし……。どうしても「作業」って感じがしちゃってダメでしたね。まあ、これは「婚活」全般に言えることだなあと思うんですが。結構「こなさないといけないタスク」として、あんまり気乗りしないでやってる人が多い気がします。

森田:婚活パーティーに対し、「モテない人間がいくところ」「妥協の場所」「最後の砦」というネガティブな印象を持っている方もいますし、なんだか婚活を「かっこわるいこと」と考える雰囲気がありますよね。私たちはこれを改善していきたくて。

――あー、かっこわるいという風潮ありますね。

森田:社会人って仕事に趣味に忙しいから、なかなか出会いの機会がないじゃないですか。「モテない」「恋人がいない」「結婚できない」というのは、本人の資質ではなくて、タイミングや環境の問題によるところも大きい。その機会を増やすっていうのはすごく前向きなことだし、自分の人生を自分でデザインする「かっこいいこと」だと思っています。
 だからこそ「婚活って楽しいんだ」と思ってもらうのが、私たちの目標なんです。そして「結婚」自体が目的になりすぎると楽しくなくなっちゃうので、「2〜3年後に結婚できればいいかなあ」「好きな人ができればいいいなあ」で全然OKなんです。

――なるほど、それでコンセプトが「好きな人が見つかる婚活パーティー」なんですね。

森田:もちろん「独身限定」でして、身分確認などはしっかりとしています。既婚なのを隠しているお客様がいた場合には、罰金を15万円いただいています。街コンのほうがカジュアルに楽しめるという方も多いと思いますが、きちんと「独身」ラベルを保証できるのが婚活パーティーの利点かなあと。

――15万円! さすが「不誠実な男性を許さない年上のお姉さん(既婚)」。

結婚したい男性はたくさんいます!

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松本さん


——AMを読んでいると「男性はなかなか結婚したくない」という刷り込みが生まれるのですが、男性の参加者の方って、みなさん結婚したいんですか?

森田:AM読者の周りの男性についてはわかりませんが(笑)、うちの参加者の方に関しては、上司に言われて意識するみたいですね。とくに金融や公務員の方が多いんですが、職場が早婚傾向にあるようで。私どものほうでも「えっ、こんな方がフリーなの?」と驚いてしまうくらい素敵な方もいらっしゃいます。

————上司に言われるという風潮自体はどうなの?とも思いますけど、そう聞くと納得はいきますね。人気のパーティーにはどのようなものがありますか?

森田:「3歳差」「年下×年上」などの年齢別パーティーや「旅行好き」「アニメ・マンガ好き」のような趣味別のパーティーは人気ですね。あと、お客様の要望で実現した「ねこんかつ」パーティーはいつも大人気でキャンセル待ちになります。

――ねこんかつ!?

松本:猫カフェを貸しきって、そこで猫とたわむれながら異性とのトークもしていただくというものです。参加条件は「ねこ好きで、恋愛・結婚に前向きな方」。非常に好評なのですが、ご一緒させていただいている猫カフェのオーナーの方のご意見により、猫のコンディションを考えて月1回の開催となっております。

――YUCO.の会場選びのきめ細やかさを感じさせるエピソードですね……(笑)。そして猫好き/犬好きって、なんだかんだ初対面同士でも盛り上がる話題のひとつですし、本当に楽しそうなパーティーです。

森田:会場のユニークさでいうと、マクロビカフェやパンケーキビュッフェの企画も好評ですね。せっかく「パーティー」なんだから、お姫様気分が味わえる海外婚活パーティーなんかを開催してもおもしろいんじゃないかなとか、夢のある企画も考えています

――すごい! 婚活の「かっこわるい」「ダサい」イメージがかなり覆されてきました。

幸せになる選択肢のひとつとしての「結婚」

——これは私の悩み相談でもあるんですけど、やっぱり結婚相手と恋愛相手って違うんですかね。森田さん、どう思います?

森田:う〜ん、人それぞれですよね。私もまだ結婚していないのでちょっとわからないところが……。

松本:私も結婚していません……。

――なんと、サービスのコンセプトとしては「たよれる年上のお姉さん(既婚)」ですが、中の方は「たよれる年上のお姉さん(未婚)」だったんですね……なんかすみません……。

森田:だからこそお客様の人生にとってきっかけを与えられるパーティーづくりができるように、自分も同じ立場から考えていますので……!
 ただ、「結婚するからには年収◯◯◯万円じゃないと」のように、婚活になったとたんに条件にとらわれる女性もいますが、そういう数字的な「条件」だけで相手を選んでもうまくいかないなあと感じます。うちでも「ハイステータス男性限定パーティー」のようなものを企画したりはするのですが、あまりかんばしくはないですね。男性側は男性側で、女性に条件で値踏みされることへのおそれがありますし。とくに、YUCO.のお客様は「価値観や気があうか」を大切にされている気がします。

――なるほど……。「長年付き合ってる彼氏はいるけど、『結婚なんてそれぞれのペースだから適齢期なんてものにとらわれる必要なくない?』というスタンスで、結婚をほのめかしてみてものれんに腕押しだし、そういう話をいちいち持ち出すにも疲れた」なんて人は、それこそ「価値観があわない」のであって、一度彼氏をほっぽってパーティーに参加してみるといいのかもしれませんね。

森田:運営側としては推奨できませんけど……(笑)。

――っていうか、この企画自体を覆す質問かもしれないんですが、AM読者の方って結婚願望あるんですかね? というかAMは結婚を推奨しているんですか? 不倫とかセフレの記事ばっか読まれている印象あるんですけど。

AM編集:いきなり矛先が向いた! いや、不倫とかセフレの記事はたしかに読まれているんですが、それは陥っている問題に対する解決法の提案なんです。ただ、どうしても、不倫やセフレの海にもぐって、浮かんでこれない方はいるかもしれない……(笑)。「自由な恋愛」という枠にこそしばられてしまっているというか。不倫やセフレが楽しい部分もあるのはわかるので、AMとしてはそれを完全に止めることはできないんですが、あくまでも推奨しているわけじゃなく、女性が幸せになる選択肢のひとつとして「結婚」のこともちゃんと考えてみましょうってメッセージは常に発しているつもり…です!(笑) 

――そういうスタンスだったんですね……。完全に誤解していました。じゃあ、今不倫やセフレといった目の前の問題に悩んでいる方も、むしろ思い切って「婚活パーティー」に参加したら、違った視点から自分の人生をデザインするということを考えるようになって、不倫やセフレから抜けられるかもしれない……?

AM編集:たしかにそうですね!

森田:運営側としては推奨できないので、できれば不倫関係やセフレ関係を清算してからお越しいただきたいですが(笑)、婚活はかっこわるくないしカジュアルに楽しんでいいものですので、ぜひいろいろな女性の方の選択肢のひとつになればいいと思います。

――ありがとうございました!

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YUCO.

婚活パーティーならYUCO.(ユーコ)
東京、横浜、大阪、福岡を中心に毎週婚活パーティーを開催しています。


 

Text/ひらりさ
編集者/ライター。BL・女性向けコンテンツを中心に取材・執筆する平成元年生まれの腐女子。

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