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  • 2014.04.15

「追う恋愛」が出来ない理由/はあちゅうの女の本音

「追う恋愛」が出来ない理由

はあちゅう 恋愛 コラム 追う恋愛
©Liz Poage

 とある忙しい人を好きだった時代は、
彼の仕事が遅くて、会えるかどうかわからない日も、
深夜まであいているカフェで、時間をつぶしていました。
ブログを書いたり、本を読んだり、いろいろしながら
「私は私で仕事をするためにカフェにいるんだもん」なんて
自分に言い聞かせていたけれど、
実際は、彼からの「今終わったけど会える?」ってメールを待っていたんだし、
待っていないと装うことで自分を傷つけないようにしていたけど
実際は傷ついてたし、
メールがこない時はよりいっそうみじめになったし。

 そんな不毛な恋愛期間を経て、
気持ちがざわつき、自分がすり減る恋愛は
やめようと、心底思いました。
そわそわとかハラハラとか、
そういうのは、たまに「女の子気分」を味わいたい時に
男友達相手にやればよいのであって、
自分が落ち着ける場所を確保した上での高尚な遊びとして認定。

「追う恋愛」はしない。
いつも帰るのは安心して、包み込んでくれる場所がいい。
そういう充足感を感じられるのは「追われる恋愛」なはず。

 だから、相手のほうが、私を好きで好きでたまらなくって、
「会いたい」ってしきりにメールが来るのが理想。
…と日頃思っているのですが、
追われる恋愛にはデメリットもしっかりあって、
それは失った時の喪失感が大きいことです。


 あんなに「君なしじゃいられない」と
言い続けてくれていた相手が、
心変わりをする時の
あのさみしさったらない。
裏切り者ー!って叫びたくなる。

 そんな経験が一二度、あるのです。
「別れようって言ったって
俺は絶対別れないからね」と泣いてくれた
誰かさんのほうから、「別れよう」って
言われたとある日は、それまでの全ての優しい言葉の重みの分だけ涙を流しました。
そしてそれまでに思われてた気持ちの分、
「未練」という形で私が返済するような、
借金を背負ったような不思議な感覚。
思い・思われる気持ちって、恋人同士の間では
トータルでつり合いが取れるようになるのかしら。

 ちなみに昔、この心理を利用した
仕返しをたくらんだことがあります。

 まだ私が「追う恋愛」が出来た頃、
どんなにアタックしても、
振り向いてくれない人がいて、
どうにもこうにもならなすぎたので、
私は心に誓いました。
彼に夢中なフリをし続けて、つくしてつくしてつくしまくろうと。
そして、彼の心の中に
しっかり自分のポジションが出来たら、
ある日突然、消えようと。
それが、「付き合おう」という決定打を言ってくれない彼への
最高の仕返し
になる気がしたのです。

 それからは、
「この関係、なんだかなー」と思いつつも
彼と会う日は最高に嬉しいフリをして、
無邪気なフリをして、
何も求めないフリをして。
しばらくそれを続けた後、
頃合を見計らって、連絡を何の前触れもなく、断ちました。
相手が私からの連絡が途絶えていることに気づいて、
メールをくれたところで、
「もう会わない」と卒業宣言。

 これは、今まで私の気持ちを踏みにじり続けてきた
相手への、痛いカウンターパンチ!
…になると思っていたのです。
でも、意外にも彼から返ってきたメールは
「そっか」の一言で、
それから、何の音沙汰もなく…。
「え?もっと悔しがってくれなきゃ、
私の立つ瀬がないんだけど…。
これまでの私の頑張りが水の泡なんだけど…?」

 計画では、彼が
「いなくなって初めてお前のありがたみが
わかったよ!」とすがりついてくるはずで、
その姿を見届けて、スッキリしたかったのに!
振り向いてくれないなら、ちょっとくらい
傷つけて爪痕を残したかった私の思惑は木端微塵。

 相手を傷つけようとして、
自分が傷ついてしまったというお話です。

「追う恋愛」は、だからしんどい。

「追う恋愛」になってしまった場合の、
一番の対処法はその場で敗北宣言をして、
深入りしないうちに自分から去るか、
負け続ける覚悟で、側にいることを選ぶかの二択かもしれません。

 下手に勝とうと頑張っても、頑張れば頑張るほど
自分が傷つくだけなのだと、分かった上で
まだ戦う強い女子には、敗退者として
潔くエールを送ります。

Text/伊藤春香(はあちゅう)

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ライタープロフィール

はあちゅう(伊藤春香)
ブロガー、作家、ソーシャル焼き肉マッチングサービス「肉会」代表

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