「恋する覚悟」がないと運命の恋はできない/はあちゅうの女の本音

恋する覚悟

はあちゅう Liz Grace

 長年「彼女いない歴」を更新し続けていた友達に彼女が出来たのだけど、
「彼女と会うと、他のことをやる時間がなくなる…」と嘆いていて、
なんだかあまり楽しそうじゃない。

 ほどなくして別れたそうなので理由を問うと、
特に彼女が嫌いになったわけではないけれど、
「休日に朝早く起きてデートするのがしんどい…」らしい。

 なんだそれ、って感じだけど
世の中の「彼女はつくらない。けど遊ぶ」みたいな男性たちって
ただ、いろんな女の人と関係を持ちたいだけでなく
こういう「しんどいこと」を自分の生活に持ち込みたくないから
特定の人と付き合わないんだろうなって改めて思いました。

 口では「恋がしたい」と言っているくせに、恋する覚悟が出来ていない人が世の中には大勢います。
運命の相手に出会えていないのではなく、自分が恋にコミットする準備が出来ていない。
だからどれだけ恋のカケラがあっても、運命の恋になる前に自分で終止符を打ってしまう、
あるいは終わる方向に相手を誘導している。

 恋愛っていうのは、ある程度自分を変える覚悟がないと成立しないものです。
ありのままを愛しあうのが理想っていったって、
いざ誰かと付き合うとなると、
それまで自分だけのためであった人生を
二人仕様にする必要がある。

 遊びの異性関係を整理したり、
飲みの予定や趣味で埋まっていた予定を調整して一緒に過ごす時間をつくったり、
相手を家に呼ぶために掃除したり、
日に何度かはメール、一日一回は電話をするなど、
それまで自分の生活になかった作業が発生します。

 それはどちらか一方だけがやることではなく
お互いの歩み寄りで2人にとってのちょうどいいリズムをつくっていくもの。
この過程で、恋する覚悟のない人たちは脱落します。

 恋する気持ちにはピークがあって、
一番楽しい盛り上がり時期が終わると、
関係を深め、続けるための共同作業の時間になる。

 その時、自分愛が強すぎる人や、恋人が長くいなかった人は自分を変えることがなかなか出来ません。
自分を変える作業を、相手のためと錯覚していろいろ「してあげてる」気持ちになっちゃったりもする。
相手が自分に都合よく動いてくれないと「なんか合わない」と結論づけて
本気の関係になる前に、終わらせてしまう。
お互いの心に踏み込まないと、本気の恋なんて出来ないのに、
その前にバリアをはってしまうんですよね。

 でも、覚悟のない人にも本気スイッチが入るときは必ずやってきます。
そしてそれは、タイミングでしかないのかも。
だからこそ、恋はフィーリングとタイミングとハプニングの3拍子が揃わないと
成立しないっていうんだろうね。

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Text/伊藤春香(はあちゅう)

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