「俺が守る」は寒くて「俺がいる」はOK…言葉に凝る男の人はかっこいい

「俺が守る」よりも「俺がいる」…言葉に凝る男の人はかっこいい。

はあちゅう 恋愛 コラム LINE メール 言葉 Pedro Ribeiro Simões

 私が勤めるトレンダーズの社訓は8つあって、
それぞれとてもいいフレーズなのですが
その中でも私が気に入っているのは
「苦しい時こそ成長のチャンス」というものです。

 仕事・プライベートに関わらず、
嫌なことがあるとこのフレーズを思い出すくらい気に入っていて、
もはや座右の銘。

 似た言い方だけど、
「悔しいことは覚えておいてネタにしないと、
悔しい思いし損」

って言うのは昔から自分に言い聞かせていました。
まあ、「転んでもタダでは起きない」を
自分にしっくりくるように言い換えただけなんですけど。
でも言い方をちょっと変えるだけで、
自分のものになったりならなかったりするから
言葉って面白い。

 ところで、辛いこと、悲しいことの話…。
出来れば避けて行きたいけれど、
実はそういう時こそ
自分の周りの大切なものが見えたりしますよね。
恋愛なら男の人の頼れる・頼れないが明確になる。

 ある時、ものすごく悔しいことがあって
優しい言葉をかけてくれそうな男の人、数人にメールをしたんです。
そうしたら、ある人からは「春香は俺が守るよ」
って返ってきて、また別の人からは
「春香には俺がいるよ」って返ってきました。

 この2つ、似ているようで、全然違うなって思って。
どちらの言葉も根底に流れているのは善意なのだろうけど、
「俺が守るよ」の方は正直、白々しいなって思ったっていうか軽く聞こえたっていうか。
だって、実際、私めっちゃ悔しい思いしてるけど
その現場にはいなかったじゃん。守れてないじゃん。
言葉だけならなんでも言えるじゃん、嘘つきめ。

 でも、「俺がいるよ」の方は、傷ついた心に染み込みました。
「あ、そっか。これから嫌なことがたくさんあったとしても
私には寄り添ってくれるこの人がいるんだな」って安心したんです。
もちろん、「守る」って言われたほうがぐっとくる人もいるかもしれないけど
…言った以上は、自分が考える「俺が守る」を実践して欲しいですよねー。

 この「守る」と「いる」の違いって、
「そんな細かいことどうでもよくない?」
って思う人もいるだろうけど
感覚にあぐらをかいて、言葉を磨かない人より
私は、LINEの返事1つでも
何度も書いたり消したりして
言葉を尽くしてくれる人が好きです。

 顔や洋服がその人を表すのと同じで、
使う言葉はその人そのものだと思うから。

言葉に凝る人のかっこよさに改めてスポットライトを浴びせたいなぁ。

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Text/伊藤春香(はあちゅう)

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