現代版“美女と野獣”『ビーストリー』

こちらのcinemaカテゴリでは、恋愛映画にしぼってご紹介をしていきます。
恋愛映画といってもそのストーリーは様々。
小悪魔な主人公から恋愛作法を学んだり、映画内の恋の行方に身を委ねることで本来経験できない恋の喜びや悲しみを感じたりしながら、現実の恋に必要な栄養をたっぷり吸収しましょう♪
 第一回目にご紹介するのは、現代版“美女と野獣”『ビーストリー』です!

 醜い姿に変えられた“王子様”。
彼は真実の愛を見つけるまで元の姿には戻れない――世界中で愛されるストーリーが映像化。
キャストは英国出身で注目の若手俳優アレックス・ペティファーと、『ハイスクール・ミュージカル』などで絶大な人気を誇るヴァネッサ・ハジェンズとフレッシュな美男美女の組み合わせ。
ルックス抜群で、学校のクラスメイトにもまるで王子様のように振舞う17歳のカイル(アレックス・ペティファー)は、魔女と噂されているケンドラ(メアリー=ケイト・オルセン)をイジメのターゲットに選ぶ。
すると、ケンドラは魔法をかけ、カイルを醜い姿に変えてしまう。
彼は、1年以内に自分の内面を見て愛してくれる女性を見つけなければ、二度と元の姿には戻れなくなってしまうのだった。
不気味な外見とともに真実の愛を探し始めたカイルは、これまで気にも留めなかった地味な存在であるリンディ(アレックス・ペティファー)に心惹かれていくのだが…。

 どうしても気になる、異性の「外見」。
しかし、それだけにとらわれていては、本当の姿を見抜くことは難しい…。
相手の外見にとらわれているうちはまだまだ真の恋愛ではないのでは?
 ある程度の好みはしょうがないとしても、ひとりの人間としての内面もしっかり確認するべき。
その彼は家族に優しいですか? 挫折に耐えることができそうですか? 
ついつい外見重視になってしまう人は『ビーストリー』を見て、これを機会に本当の愛とは何なのか考えると今後の恋愛の幅が広がりそう。
リンディがピュアになることの大切さを改めて教えてくれます。

2012年2月4日(土)より 新宿武蔵野館ほか全国ロードショー

原作:アレックス・フリン
監督・脚本:ダニエル・バーンズ
キャスト::ヴァネッサ・ハジェンズ、アレックス・ペティファー、メアリー=ケイト・オルセン、リサ・ゲイ・ハミルトンほか
配給:ファインフィルムズ
原題:Beastly/2011年/アメリカ/86分

Text/AM編集部