9/25の満月はこれ食べよう!熊本のおいしい「だご汁」

自然のリズムに寄り添って生きる。こんなご時世だからこそ、少し意識してみませんか?
自然のリズムに合わせ、体と心がよろこぶ、シンプルな滋味レシピをご紹介。

熊本の郷土料理、だご汁って知ってる?

太田みおさんのだご汁レシピ

 九州は熊本県で愛されている郷土料理、「だご汁」をご存じでしょうか?
私は小学校から高校卒業までを熊本で過ごしましたが、この「だご汁」が大好物でした。だご=だんご、のことです。大分県では「だんご汁」として愛されているようです。

 根菜とお肉のうまみたっぷりの味噌汁に、小麦粉と水で練ってちぎった平たいだんごを加えて煮たものが「だご汁」です。熊本県でも海側の地域では、味噌汁ではなく、すまし汁になったり、具材に貝類が入ったりします。 もとはといえば、貧しい人々が米を節約するために代用したといわれる郷土料理ですが、野菜もたっぷり豊富なので、とても美味しいんですよ。

満月の日は吸収力が最大!

 9/25は満月。満月の日は、消化吸収の力が最も高まる時。食べ過ぎは禁物ですが、この日のダイエットもまた禁物。栄養のあるものを、きちんと食べる必要があります。

絶品だご汁のレシピ

<材料>(4人分)
【だご】
薄力粉 120g
塩 2つまみ
ぬるま湯 65ml

【具材】
鶏もも肉 150g
にんじん 1/2本
ごぼう 1/3本
蓮根 1/2節
里芋 4個
大根 4cm
椎茸 4枚
かぼちゃ 適宜
小葱 適量

【汁】
だし汁 900ml
酒 大さじ2
みりん 大さじ2
味噌 適量
薄口醤油 適宜

1.だごを作る。ボウルに薄力粉を入れ、ぬるま湯を少しずつ加えながら練り、つるんとするまでまとめる。
ラップをして30分ほど寝かせると生地が落ち着く。

太田みおさんのだご汁レシピ

2.具材を食べやすい大きさに切り分ける。小葱はトッピング用なので小口切り。

太田みおさんのだご汁レシピ

3.鍋にサラダ油をひき、鶏肉、にんじん、大根、ごぼう、里芋、椎茸の順に加えて(かぼちゃだけは煮崩れするのでまだ入れない)、炒め合わせる。
全体に油がまわったら、だし汁を加えて、酒、みりんも加えて、ぐつぐつさせ、浮いてきたアクを取り除き、10分~15分ほど煮込む。

太田みおさんのだご汁レシピ

4.最後にかぼちゃを加え、①のだごを指でちぎりながら、平たくのばして、ことこと煮込みながら加えていく。 味噌を溶き、必要に応じて薄口醤油で味を調える。

太田みおさんのだご汁レシピ

5. 器に盛りつけ、小葱を散らしてできあがり。

 びっくりするほど、野菜と肉のうまみがたっぷりの、美味しいだご汁。もっちりとした“だご”も病みつきです。
お肉はお好みで豚肉にしても美味しいですよ。

 ぜひ満月の夜にはこのだご汁をお椀たっぷり注いで、召し上がれ。

こぼれ話

太田みおさんのだご汁レシピ

 満月の夜に、月に向かってお財布をフリフリすると、金運がアップすると言われています。ポイントは、財布の中を空っぽにしてからフリフリすること。
「お金がたくさん入ってきました。ありがとうございます」のように願望ではなく、完了形にして感謝すること。
そして、フリフリがおわったら、出来れば1晩、タンスの中などにお財布をしまって寝かせてからカードやお金を元に戻すと、より効果的だそうです。
ぜひお試しあれ!

Text&Photo/太田みお

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