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  • 2016.11.14

合コンが不毛なことの数学的証明

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※金融日記 2007年01月06日のエントリーから転載しています


こんにちは。藤沢Kazuです。
せっかくの連休なのに、天気が悪くて残念ですね。

ところで、以前、僕のブログに書き込みしていただいたりして、僕もたまに見させていただいている、美人OL合コン日記の姫さんの2006年の総括に関する記事を読んでいろいろと思うところがありました。

彼女は月に10回以上の合コンをコンスタントにこなす、合コンのプロフェッショナルです。
ちなみに、ソロ活動が多い僕はほとんど合コンには行きません。
今までの人生で行った合コンは全部で10回ぐらい(内、幹事4回)で、年に一回以下のペースですから、美人OLの姫さんは、僕の100倍以上のペースで合コンに行っていることになりますね。
まー、僕の場合、単に合コンに呼んでくれる友達がいないだけだと言う話もありますが・・・
しかし、姫さんのような美人(自称)がこれだけ合コンして、どうしていい男と結ばれないのでしょうか?

月に10回合コンをして、毎回4人の男がやってくるとして、単純計算すると、

 10回/月 × 12ヶ月 × 4人/回 = 480人

ですから、2006年には実に年間500人ほどの男と会っていることになります。

もし、合コンが日本国民の適齢期の男女と言う標本から、男4人と女4人をランダムに選び出し開催されるお見合いイベントだと考えると、500人もの男に出会いながらひとりのいい男もゲットできないと言うことは、統計的には非常に稀なことが起こっていると言わざるを得ません。
しかも、姫さんは美人ですから、さらに統計的には起こりそうもないことが起こったと言うことです。

なぜこんなことが起こるのでしょうか?
ただ単に姫さんはとてつもなく不運だったのでしょうか?
それとも姫さんは実はブ○なのでしょうか?

最初に結論から言わせてもらうと、これは合コンの構造的な問題であり、まさに2006年の姫さんの結果は数学的には当然のことだったのです。

まず、合コンの仕組みからおさらいしましょう。
ここに花子さんと、太郎さんが何かのきっかけで出会ったとしましょう。
例えば、旅行先ですとか、仕事の取引先ですとか、習い事ですとか、そんなところで出会ったとしましょう。

花子さんは、イケメンや金持ちみたいないい男を、自分の女友達を出し抜いて独占したーいといつも考えていますし、太郎さんも、いつも可愛い女の子とセクースしたーいと仕事中もひと時も休むことなく悶々と考えています。

当たり前ですが、そんな欲望をお互いにひた隠しながら、涼しい顔して音楽とか映画の話とかするのが、現代の日本社会では非常によくある光景です。
そんなふうに、ふたりは友達同士になり、やがてお互いに恋人を探していることが分かります。

ここで太郎さんが花子さんが満足するようないい男だったりすれば、合コンに発展することはありません。
なぜなら、花子さんは合コンなんかせずに、太郎さんに「私、ちょっとあなたに気がありそう。上手く口説いてくれたら股を開いてもいいわよ」と言ったサインを携帯メールを使ったりしてあの手この手で必死に送ったりするので、合コンをしようなどと言う話題になることはまずありません。
また、花子さんが、太郎さんのストライクゾーンで、太郎さんが何としてもこの女をゲットしたいなんて思った場合も、合コンをすると言うような展開にはなりません。
太郎さんはあの手この手で花子さんをデートにしつこく誘い、なんとか花子さんとセクースしようとがんばるからです。

それでは、どういう場合に合コンに発展するのでしょうか?
それは、花子さんが、太郎さんは正直イマイチで股を開く気はしないが、ひょっとしたら太郎さんの友達にいい男がいるかもしれないと下心を持ち、同様に、太郎さんも様々なリスクやコストを考えると花子さんはがんばって口説くほどの女ではないと思うが、ひょっとしたら花子さんの友達にはぜひともゲットしたいと願うような女がいるかもしれないと、両者の利害が一致したときです。
そして、日本社会ではこのような利害は、実によくに一致するのです。

このようにネットワークを広げて行き、目的の異性に到達しようと言うのが、所謂、合コンの最終目的なわけです。
しかし、仮に太郎さんがそんないい男を合コンに連れてくるとしても、花子さんが連れてきた自分の女友達にそのいい男をゲットされてしまったら、わざわざ苦労して合コンを開催する意味が全くありません。
今日では、誰でも知っていることですが、女同士に友情と言うものは存在しません。
特にいい男をめぐっては、親友同士ですら憎しみあうライバルになりうると言うのが、女の現実です。

それは、太郎さんにしてみても同じことです。
花子さんがいい女を連れてくるとして、それをみすみす自分の男友達に譲るわけには行きません。
友達同士とは言え、太郎さんもやはり貴重なセクース資源をめぐって熾烈な競争を繰り広げているからです。

こう言ったマズイ状況を回避するための戦術はひとつしかありません。
それは、自分より魅力が劣る同性を連れてくるということです。
花子さんよりはるかにブスな友達なら、例えいい男が現れても、その友達に、彼を取られてしまう心配はありません。
太郎さんも、自分よりはるかに劣る友達なら、いい女をめぐって争うことになっても、負ける心配はないからです。

よって、花子さんが連れてくる女友達は常に花子さん以下と言うことになります。
同様に、太郎さんの連れてくる男友達も常に太郎さん以下になります。

以上が、東京では中学生でも知っている、幹事マックスの法則です。

ここで、そもそもなぜ合コンをすることになったのか思い出しましょう。
それは、太郎さんは、花子さんにとって一対一で会うには基準以下で、花子さんも、太郎さんにとってはがんばってゲットするほどの女ではなかったからです。

ここで、幹事マックスの法則があるので、太郎さんの連れてくる男はすべて太郎さん以下なので、結局、次の不等式が成立します。

 花子さんのいい男の基準 > 太郎さん >> 太郎さんの連れてくる男

同様に、

 太郎さんのゲットしたい女の基準 > 花子さん >> 花子さんの連れてくる女 

が成立します。

これでは、せっかく苦労してめんどくさい合コンを開催したのに、相手の幹事より魅力的な異性が決して現れることもなく、合コンの努力はいつも無駄になるわけです。

つまり、合コンとは、それが開催される最大の理由「この人は魅力的ではないがこの人の友達は魅力的かもしれない」と、幹事マックスの法則により、最初から永遠に不毛なことが構造的に宿命付けられているのです。


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ライタープロフィール

藤沢数希
藤沢数希

理論物理学、コンピューター・シミュレーションの分野で博士号取得。欧米の研究機関で教鞭を取った後、外資系投資銀行に転身。以後、マーケットの 定量分析、経済予測、トレーディング業務などに従事。ブロゴス2011年の経済部門では、経済・金融賞を受賞し、活躍は多岐に渡る。また、高度なリスクマネジメントの技法を恋愛に応用した『恋愛工学』の第一人者でもある。 月間100万PVの人気ブログ『金融日記』を運営。恋愛情報が豊富なメルマガも大人気!