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  • 2016.11.14

恋愛は“仲間”の外に(前篇)

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「仲間」という言葉が大好きな人が意外にも多くいます。
イマイチその感覚がつかめなかったのですが、ちょっと最近つかみかけています。


先日、六本木ヒルズにて「ワンピース展」なるものが催されていて、ポスターの前で記念撮影をしたり、並んでいる人がいたりとして驚きました。
ここまで「ONE PIECE」は人気があるのかと。
太河ドラマですら主人公に「オレは海賊王になる~!」と言わせていましたね。
マツケン、いいのかそれで…と聞いてみたいです(-_-;)


とはいえ自分もコミックを所々読んでみたり、アニメを半年くらい見たことがあり、ポイントポイントでウルッと来たり、「だよねだよね~」と共感したことも。
でも……ハマらないんです。ハマれなかったんです!
きちんと読まないといけないと、試しに20巻くらい読んでみたのですが、近所のボロッボロの古本屋でセット販売されていた分を読み終えたら、もういいかな、状態。
こんなにみんなが感動しているのに、これにハマれない自分はきっと何か人間として欠如している部分があるんじゃなかろうか(そんな風に悩んだこともありました。約30分ほどの間ですが)。


で、「ONE PIECE」に本気で感動している、もしくはハマっていた人を観察して思いました。
そこで気付いたのは「仲間好き」な人って、実は孤独だということ。

枠の中でどうしても浮いてしまう自分を、受け入れてもらいたくて頑張っている。
というよりも、まるで団体の中に入らなければ、自分が落伍者になってしまったかのような恐怖すら持っている。
体育の授業で先生に「はーい、好きな人同士でチームを作ってくださ~い」と言われて、どのチームにも混ぜてもらえない恐怖
その恐怖を絶対に味わいたくないと怯えているように思えるのです。


日本人は集団で行動をすることが大好き。
女子会も、男子会も、同僚も同級生も、一緒に同じことをすることが大好きで、そうすることが「協調性」として評価される部分でもあります。

が、この「みんなで同じことをする“仲間”」は遠く離れた外の国から見ると少し、いやかなり奇妙に映るんだろうなあと思っていたら、偶然こんな動画を見つけました。

☆K-popを見たアメリカの子どもの反応

http://www.youtube.com/watch?v=1f6Cbrmr1Pc

アメリカ人が子供のころから自国が世界の中心だと教え込まれていることがよく分かる動画です。
が、それは置いておいて今回のポイントは「集団」。

どこの国の人たちだと思うか? と聞かれて過半数が「日本」と答える。
それくらい、グループで揃って舞台で芸を披露するイメージは日本的。
タカラ●カもジャ●ーズもA●Bもグループです。

のっけから子どもたちは「weird!」を連発しています。
見慣れていないものを見せられた反応です。
慣れて心持を寛容にすれば、面白さも認められるのでしょうが、そのくらい「集団で揃ったフリつけのお遊戯」はアメリカでは「奇異」。

特に男性がそれをすると、相当異様に映るようです。
男性が群れるというのはかなりレアケース。
ずっと昔、フランス人学生に言われたことを思い出します。
「日本人のサラリーマンってみんなゲイなの? だってシャンゼリゼでしょっちゅうサラリーマンの集団が歩いてる。毎日みんな似たようなスーツで、特殊なゲイパレードかと思うわよ」。


当時、え?なんで? と驚愕しながら聞き返したのですが……。

びっくりして尋ねたその回答は、次回に。


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ライタープロフィール

小山圭一
小山圭一

フランスのリヨン大学第2大学にて「女性学」を学んだ後、テレビ制作にディレクターとして関わる。退社後、コンデナストパブリケーションズジャパンにて『VOGUE Nippon(現VOGUE Japan)』の編集者に。2年間、ファッションやライフスタイルページを担当。2008年、フリーエディターとして雑誌編集、及び執筆業をスタート。『marie claire』(アシェット婦人画報社)や『SPUR』(集英社)などに関わり、主に女性芸能人へのインタビューやファッションページなどを手がけている。フランス留学時に学んだ「女性学」結婚やキャリアに関する研究ベースとした、世界各地の恋愛事情に造詣が深い。
facebook:小山圭一