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  • 2016.11.14

女の味方は女。

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ひいっ、前回のアップから久しぶりすぎて自分でもびっくり。
怠惰は7つの大罪のひとつとはよく(?)言ったもの。
自分にムチ打たねば。独りSM!

……(-"-)

☆映画界で女性を牽引する女性たち

さて、先日開催されたWIFのアワードにて、若干15才の天才女優クロエ・モレッツが「未来の顔」として受賞しました。
そのスピーチの内容が立派過ぎたと評判です。

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http://chloemoretzdaily.com/gallery/


美人すぎる●●はよくありますが、立派過ぎるスピーチはあまり聞いたことがありません。
そのスピーチ内容を確認できていないのですが、舞台の外で彼女が語った言葉が15才にしては上出来。
「影響を受けたのは『ティファニーで朝食を』。映画よりも、原作のほうがはるかに興味深いという点で。
カポーティの原作ではオードリーの演じた主人公の親友はゲイなのに、映画ではそれをまるで無視!
大体あの彼女、娼婦なのよ?!」
あの名作を、「大事な設定がなってない」と批判する15才。
おしゃまな15才ですが、間違ってません。
大人です。


そういえばWIFって何? ですよね。それを最初に説明しろという話。
Women in Filmの略で、映画界における女性支援のNPO。
女性監督や女性プロデューサーから女性俳優まで、実力を持つ女性たちから成り立っています。
映画界での女性の作り手たちを牽引するためのキャリア支援や、担い手になる卵たちへの奨学金基金設立、また今回のように写真賞であるLucie Awardと組んで活躍した女性たちに授賞したりしています。
(プレゼンターにはオスカー常連メリル・ストリープの姿も)。
そこで、今回は「2012 Women In Film Face Of The Future」に選ばれたのが『キックアス』『ダークシャドウ』など話題作への今日が絶えないクロエ。
『キャリー』のリメイクで主演も決まっており、今から公開が楽しみです。


☆映画の世界は圧倒的な男社会
こうした背景には映画製作の現場での女性の地位の低さがあります。
ハリウッドにおける女優の位置づけは、つい最近まで男尊女卑そのものでした。ギャラの格差から始まり、セクハラ・パワハラ・年齢差別……。
この実情に関しては映画『デブラ・ウィンガーを探して』で見られるので、是非今すぐお近くのTS●TAYAへお駆け込みください(回し者?!)。

それもこれも男女の数の違いが大きい。
現在はマシになったとはいえ、興行トップ250の映画を数えてもプロデューサーや監督や編集など製作側で働く女性はわずか18%(※)。
興行トップ100の映画の約の67%(※)が男性。
未だに男女の数のバランスは偏っているのです。


シカゴ・トリビューンやヴァニティフェア誌はこのアワードを報じるにあたって、“ガラスの天井”ではなく“セルロイドの天井”と表現していました。
映画のフィルム=セルロイドとかかているのですが、女性がキャリアの階段を上がろうと頑張ると、そこには可視化されないけれが、確実に存在する“ガラス”のような障壁があるというですが、“セルロイド”とは面白い。
柔らかくてぶつかっても痛みはないのだけれど、見えないどころか、うすらぼんやりあることも分かってしまうし、割ろうと思ってもガラスより破ることが面倒くさいということと受け取りました。
まあ、セルロイドなんで燃やせば簡単に燃えるのですがww

で、セルロイドの天井を本気で炎上させるためには、天井に邪魔されている側の人間が助けあわなければならない。
決して、天井を作った側に抜け道を作ってもらって、自分だけ天井の向こう側に行けたとしても、状況は改善しなければならい。

「女の運命は女が変えるしかない」、と闘って運命を切り開く女性は、同じ女性の味方になるもの。
現在公開中の『Girl』では麻生久美子さんがそんな女性上司役を演じていますし、オスカーの作品賞にノミネートされ助演女優賞を受賞した『The Help』もエマ・ストーン(『スパイダーマン』が楽しみ!)白人女性が黒人女性のために立ち上がる映画。
やはり、女の見方は女だと信じたいものです。
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http://youtu.be/oW077GZ5Pik

運命と闘う女性たちは、このほかいろいろな機会に世界中で助け合ってきました。
それらに関しては、また次回。

※参照:Chicago Tribune


☆ちょっとご紹介

先日、自分のプロフィール写真を撮影してくれたフォトグラファ栗原論さんの所属する「4×5(shinogo)」が開いている展覧会のレセプションパーティーに行ってきました。

こんなにソフトに見えて、撮られる側を調子にノらせて「どや顔」を引き出す魔性のフォトグラファ―。
自分より年下です。こう見えて若パパです。
栗原さん



本城直季さん、渡辺一城さん、牧野智晃さんと合わせ4名の作品展示会です。
表参道のoptricoで7/2まで開催されているので、是非遊びに行ってみてください。
原宿表参道に遊びに行った際に、買い物についでに是非。

● 4×5展「opaque」

日程:2012年6月12日(火)~7月3日(火)
場所:Optrico SHOP&GALLERY
住所:東京都港区北青山3-12-12 HRON-R 1F
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http://shinogo45.com/ 


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ライタープロフィール

小山圭一
小山圭一

フランスのリヨン大学第2大学にて「女性学」を学んだ後、テレビ制作にディレクターとして関わる。退社後、コンデナストパブリケーションズジャパンにて『VOGUE Nippon(現VOGUE Japan)』の編集者に。2年間、ファッションやライフスタイルページを担当。2008年、フリーエディターとして雑誌編集、及び執筆業をスタート。『marie claire』(アシェット婦人画報社)や『SPUR』(集英社)などに関わり、主に女性芸能人へのインタビューやファッションページなどを手がけている。フランス留学時に学んだ「女性学」結婚やキャリアに関する研究ベースとした、世界各地の恋愛事情に造詣が深い。
facebook:小山圭一