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  • 2016.11.14

“モテ”はエコじゃない!(前篇)

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2012AW展示会シーズンも佳境。
やっぱり、猫…じゃなくて服が好き。
いい服見ると、もわ~っというか、ふわ~っというか、テンションが上がってきて萌えてしまう自分を発見。
家に持って帰れるものなら、飾っておきたい。それでもって1日中眺めていたい、とすら。
実際、家にはこれまで「見るためだけ」に買ったアイテムがいくつか。。。

いや~ファッションて、本当にいいもんですね。さよならさよならさよなら……(©金曜ロードショー+日曜洋画劇場)

最近はNYコレクションの勢いが止まりませんが、やっぱりParisコレクションは好きなメゾンが多い。ちょっと真面目な話をすると、自分の好きなブランドは大抵、「自分たちのコレクションをムダ使いさせない」という心意気があるところ。

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(style.comより)

http://www.style.com/fashionshows/complete/F2012RTW-CELINE(←セリーヌのコレクション。ドロップショルダーのオーバーサイズ気味のシルエットが好き)
http://www.style.com/fashionshows/review/F2012RTW-GIVENCHY/(←ジヴァンシィ。乗馬をイメージしたダークなコレクションが存在感抜群)

ど~ん!とトレンドアイテムをたくさんちりばめて儲ける短期的な拡大路線を避け、自分たちのエッセンスを大事に大事に少しずつ自身のファッションのファンを増やしていく……。

人気になりやすいアイテムをちりばめたコレクションを作って、より多く買い付けてもらい、そうしてたくさん儲けることは産業としては優秀ですが、それをやると次のシーズンはもっと買ってもらうために、もっとポピュラーなものを作らなければいけない。

たくさん売って、たくさん儲ける路線の先には、たくさんのムダがつきもの
売れないアイテムはさっさと売り場からどかし、倉庫へ。
人気が出ても、品切れ状態にならないように大量に作ったアイテムは、売れ残り数の絶対値が増えます
(商業とか全然疎いので、プロの人から言わせると、大量に作っても売れ残りの絶対数を減らすことも可能だとおっしゃられると思いますが)。

何よりも、行きつく先はトレンド「しかない」、商業主義のコレクションです。
それはそれで正しいファッションの作り方ですが、ファッションは産業であると同時に、アート。
「トレンドだから買う」ではなく「このブランドだから買う」という長期的な愛情を持ってもらう必要があります。

そのために「今年はこのアイテムが流行だから買っておこうか」という、アイテム重視のその時限りの安易な買い付けを避け、売る場所が限られることになったとしてもいいと決断する勇気に、頭が下がります。
自分のブランドを大切すればするほど自然とそうなるのでしょうが、自分たちの価値やフィロソフィを理解してくれる人に愛してもらって、収益を出す……。
素敵だなと思いますが、具体的に想像すると、中にいる人たちの苦労が忍ばれます(ーー;)

なんてことを考えていたら、英国から戻ってきた旧友と恋バナをしていたときに、同じような話が出てきて…。



☆大勢に愛されるという“ムダ”
「“モテ”はエコじゃない!」


ロンドンから帰ってきた旧友が久々に日本に帰国して、飲みの席での冒頭の発言がコレ。

ふむふむ、面白いじゃないの、解説プリーズ。

セントマーチンズでファッション・ジャーナリズム(…だったかと、確か…。酔っぱらってて記憶が…)について学んできた彼女が、東京の同年代女性のスタイルに共通するポイントがすごく気になったのだとか。

それは“男目線”。
それも多数派の男性の“男目線”
より多くの男性に好感をもってもらうこと、マジョリティにウケるためのコーデだと……。


ふむふむ。で、それがなぜエコと関係が? 続行プリーズ。


「好きな人にモテなければ意味ないじゃない」


なるほど。ここでようやく納得……おっと、長くなってきました。
モテとエコの関係の説明は次回ということで。。。
(なんだか最近下手なCMマタギみたいなこと多くなってきた…自戒(-"-))


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ライタープロフィール

小山圭一
小山圭一

フランスのリヨン大学第2大学にて「女性学」を学んだ後、テレビ制作にディレクターとして関わる。退社後、コンデナストパブリケーションズジャパンにて『VOGUE Nippon(現VOGUE Japan)』の編集者に。2年間、ファッションやライフスタイルページを担当。2008年、フリーエディターとして雑誌編集、及び執筆業をスタート。『marie claire』(アシェット婦人画報社)や『SPUR』(集英社)などに関わり、主に女性芸能人へのインタビューやファッションページなどを手がけている。フランス留学時に学んだ「女性学」結婚やキャリアに関する研究ベースとした、世界各地の恋愛事情に造詣が深い。
facebook:小山圭一