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  • 2016.11.14

一歩先行く男に注意。

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 もうそろそろ秋冬展示会ラッシュが始まるころ。
 ’12秋冬のミラノは黒だらけ、パリはカラフル!と面白い展開がありましたが、そんな中、先日一足早い展示会にshowroom FusoOrario へ。

TO&CO.、ch'aska、FusoOrario、AVRILGAUなどなど(下の写真はAVRIL GAU)389373_1579292580_88large
靴好きにはたまらない並び。

特にTO&CO.はアイコンのくまさんマークにもググッとくるのですが、一見正統派っぽいのに、ちょっと他とは違うひとひねりしたデザインが魅力的で欲しいものがたくさん。
思わず買ってしまおうか迷って迷っていまだに迷って、とりあえず1足注文して、あとはお財布の中身(というより銀行口座)と相談中。
 
London College of Fashionにある名門校Cordwainers Collegeを首席で卒業したデザイナーの若林さん
トレッキングシューズもこんなにハッピーな色になっていたり……
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 一見高校時代が懐かしいハ○タなローファーの横顔がスポーティになったり。
コレとかどうしようか本当に迷う(-“-)
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☆都市によって違う歩く速度
 靴&バッグの特集を何度も担当していたせいか、いろいろな国に初めていく度、どうしても街を行く人の足元に目が行ってしまいます。

4年前のNYでは「トリー バーチが多いな。街中なのにスニーカー率も高い」と驚いたり、
10年前のパリでは「ほんとにレペットはいてる~というかほとんど街中でヒール履いてる女性が少ない!」と感動したり、
2年前のストックホルムでは「みんなごっついブーツだなあ。わっ、結構国産ブランド多いな」と目を丸くしたり。
足元を見つめると、お国柄があるのか、歩き方にも違いが見えます。

特に、並んで歩くカップルの歩き方。 基本的に僕が行って見てきた全体的な感想でいうと、東京の女性は他の都市と比べ、歩くのが遅い
ウィンドウショッピングをしているわけでもなくてもおしゃべりをしているわけでもないけれど、とりあえず歩くのが遅い。
NYは忙しなくカツカツカツカツと進んでいき、パリはおしゃべりしながらもさっさっさっさと脚は動かしている、そして北欧の国はゆっくりに見えていて歩幅が広い…そんなイメージ。

実際、英国ハートフォードシャー大学のリチャード・ワイズマン氏が、ブリティッシュ・カウンシルとの共同調査で世界の32都市で調査した歩く速度ランキングは以下の通り。

●世界の歩行速度ランキング (同じ平坦な道18mを歩く速さを抜き打ちチェックした結果)
1位シンガポール(10秒55)
2位コペンハーゲン(10秒82)
3位マドリード(10秒89)
 ……
 8位ニューヨーク
12位ロンドン
16位パリ
17位ストックホルム
19位東京
※因みにもっとも遅い国はマラウイのブランタイアとバーレーンのマナマ。この都市名知りませんでした。マラウイ国民とバーレーンの皆様ごめんなさい(-_-;)

といえども、こんなデータがあったところで個人差は結構あって個々人で相当歩く速度が違うのが本当のところ。
ならこんなデータ出すな、という突っ込みは無視してしまいますので、あしからず。
で、その歩く速度が違いが問題になってくるのがカップル

大抵欧州の国を歩いていると、カップルは腕か肩を組んでいる、もしくは腰に手をまわしているので、すぐわかります。
自動的に歩く速度は同じ。
まあ、歩く速度が一緒じゃないと歩けないのですが……。


☆歩みを合わせる気がない男 in TOKYO
で、表参道のラバッツア(だったはず…9)に入って2階の窓から小一時間通りを眺めてみました。
そこは“東京のシャンゼリゼ”。
日本と言えども腕組んであるいている海外臭のするハイカラカップルが相当いるはず。
調査調査。

だがしかし、週末だというのに、人はごった返しているのに、意外と腕を組んで歩いている人が少ない。
カップル自体が少ないのか? いや、そんなわけない。
という事はそもそも手すら繋がないのか? 奥ゆかしい。
カップルだと判別できるパターンは、手を繋いでいるカップル。これが圧倒的に多い。
(もちろん日本野鳥の会みたいにカウンター片手に正確な数を数えたわけではないので、紅白歌合戦の最終集計ほど信用できる調査ではなく、飽く迄カッコ小山調べカッコ閉じです)

気になるのは、手を繋いでいるカップルの3組に1組くらいの割合で、微妙に前後の距離が離れている点。
表参道の結構急な坂道のせいもあるのでしょうが、男性の方が5歩に1歩くらい先を歩くくらいの速さの違い。
そしてそういう場合大抵女子が若干引っ張られている。
リードで繋がれたワンちゃんみたいな感じと言ったらいいのでしょうか。
最初は並んで歩いて、でも次第に離れて、離れたなと思ったらくいっと引っ張ってまた並ぶ、そしてまた次第に離れて行って……。

ちょっとちょっと、歩く速度くらい合わせてあげようよ~と思わず眉間に皺が寄ります。

「オレについてこい」とでも言うのでしょうか?
「ヒール履かなけれないいのに」とでも言いたいのでしょうか?
何様でしょうか? そういう男子。
こだまでしょうか? いいえ現実。

恋する相手と一緒だからこそスタイルよく見せたいとか、そもそもコーデ的にヒールじゃないとバランス悪いとか、常にペタンコな青文字系の女子だけではないんだとか、いろいろ理解するポイントあるだろうに。
それら女子の努力が、歩きやすさを犠牲にした上で成り立っていることを、気付け、男子よ! 
そして、例えフラットシューズにしても、人には歩く速度に限界があるのだ考慮しろ、男子よ! 
もちろん、性が逆になってもまたしかりです。
早足の女子も気をつけるべきかな、とも。

 歩く速度くらい合わせられなくて、何が恋だろうと心の中で、あくまで心の中で呟いてエスプレッソをすするなぞ。
歩く速さくらい合わせられない人は、きっと人生の歩みも一緒には歩けないような気がします。
そんな気がします。
うまいこと言った自分!(自画自賛乙)

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ライタープロフィール

小山圭一
小山圭一

フランスのリヨン大学第2大学にて「女性学」を学んだ後、テレビ制作にディレクターとして関わる。退社後、コンデナストパブリケーションズジャパンにて『VOGUE Nippon(現VOGUE Japan)』の編集者に。2年間、ファッションやライフスタイルページを担当。2008年、フリーエディターとして雑誌編集、及び執筆業をスタート。『marie claire』(アシェット婦人画報社)や『SPUR』(集英社)などに関わり、主に女性芸能人へのインタビューやファッションページなどを手がけている。フランス留学時に学んだ「女性学」結婚やキャリアに関する研究ベースとした、世界各地の恋愛事情に造詣が深い。
facebook:小山圭一