• blog
  • 2016.11.14

好きな人には「Yes,And」で話そう!

  • keyword:

2人の子どもを持つ主婦の友人からこんな話を聞きました。

4歳になる長男から「テレビ番組で見た半熟ゆで卵が、とってもおいしそうだから、明日の朝作って!」と頼まれた彼女。翌朝、忙しくてなかなか手が回らず、放っておいたらごく普通の固ゆで卵になってしまったのだとか。

「気づくかなあ、何か言われるかなあ」とおびえながら食卓に出すと、さすがに言葉もなく固まってしまった長男。しかしその後、気を取り直したように「あのねお母さん、こういうゆで卵もおいしくて好きなんだけど、今度はちゃんと半熟にしてね」と諭してきたのだとか。実にかわいらしいエピソードです。

このように、相手の話を一旦受け止めてから返す、相手の意見を承認してから自分の意見を言う、ほめてからアドバイスをする、というのは豊かなコミュニケーションの基本です。

コミュニケーション界の専門用語では「Yes,and話法」あるいは「Yes,but話法」などというのですが、これを心がけることで、議論はぐっと発展的になり、雰囲気もギスギスしなくなります。

俗に言う「飴とムチ」もこれにあたります。努力やがんばりを認めずに一方的に叱っても、人は動かないというのは、もはやビジネス研修などでも定説となっています。そうしたコミュニケーションを、偶然(?)とはいえ4歳の少年が体現してみせてくれたというわけです。

これは恋人や夫婦間でも、ぜひ心がけてほしいこと。「はぁ?何言ってるの?」とイライラしたり、「それは違う!」と憤ったりしたときにも、一旦「なるほどね。そういう考え方もあるかもね。でもね・・・」と話すようにしたいものです。

長く一緒にいるカップルや夫婦ほど、コミュニケーションが雑になりがち。大事な相手であればあるほど、ちょっとした言い回しに気をつけたいものです。「めんどくさい」「家族には気をつかいたくない」などと言わずにがんばりましょう、4歳の男の子ですらできていることなのですから。


■連載サイト NewsCafe(携帯)
http://newscafe.ne.jp/

■関連記事一覧
http://ameblo.jp/iota-s/theme-10043664559.html


関連キーワード

このブログの前後の記事へ

ライタープロフィール

五百田達成
五百田達成

東京大学教養学部卒業後、角川書店、博報堂、博報堂生活総合研究所を経て独立。「コミュニケーション」「恋愛・結婚・仕事」「生活者心理」「社会変化と男女関係」を主なテーマに執筆や講演を行う。鋭い分析と優しい語り口が人気となり、「私の何がイケないの?」(TBS)、「極嬢ヂカラPremium」(テレビ東京)コメンテーターのほか、メディア出演多数。“日本一女心のわかる男"として、働く女性や職場で女性との接し方に悩む男性などから多くの支持を集めている。東京・恵比寿にて働き女子の人生相談ルーム「恋と仕事のキャリアカフェ」を主宰。『特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ』(クロスメディア・パブリッシング)が12万部を超えるベストセラーに。その他の著書に『「2回目のない女」を卒業します! 』(メディアファクトリー)、『一瞬で幸せ本能がめざめる 心のゆるめかた』(中経出版)などがある。
公式ブログ:五百田達成 オフィシャルブログ
web:五百田達成 オフィシャルwebsite
web:恋と仕事のキャリアカフェ
Twitter:ebisucareer
facebook:五百田 達成