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  • 2016.11.14

「婚活症候群」(白河桃子さん、山田昌弘さん)より

婚活症候群.jpg
献本いただいた。

さすが、「婚活時代」を著したお二人で、客観的で偏りなく、かつ前向きに書かれている。

私のアンテナに引っかかったキーワードを、いくつか書いておきましょう。
まず、ポジティブなものから。

「婚活は最も重要な少子化対策」
「婚活は恥ずかしいものではなくなった」
「長い春のカップルに決着がつく」
「出会いの機会の創出、恋愛の場が増えた」
「官製婚活への注目が高まり予算もついた」
「結婚できない=自分が悪い ではなく、環境の変化のせいとわかった」
「女性は、出会いの機会を増やせば増やすほど、恋人が見つかりやすい」

次に、負の面も。

「広がったはずの人生の選択肢を活かせないまま、従来の普通とみなされた人生を送ることも難しくなっている」
「比較検討して、より良い人に出会いたいという選良意識がより鮮明になった」
「一見幅広い出会いが提供されたように見えても、その多すぎる出会いが逆に結婚しにくくしている」
「結婚するのが目的という意識が強まって、現実の男女交際はむしろ不活発化している」
「恋愛するのが面倒くさいと答える人が多い」
「あきらめる男性、疲れる女性」

なるほどー。よく現場を見ているので、リアリティのある言葉ばかり。

ただ、そこで終わらせないのがさすが。ではどうするのか?

「時間の限界のあるものを軸に据える。出産を起点に考える」
「条件は広く、範囲は狭く」
「条件のいい人が集まるところではなく、自分の居心地のいいところ」
「自分を幸せにしてくれる人は誰?ではなく、人のために何かをしよう」

てなかんじです。
信頼できる良書です。

ではまた。






Last updated  2013年11月22日 00時09分47秒

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ライタープロフィール

西口敦
西口敦

東京大学法学部卒業後、金融業界(長銀、AMEX、UBS)、外資コンサルティング(A.T.カーニー、BCG)を経て、結婚情報サービス大手オーネットにてマーケティング・広報の責任者を務めた。現在、株式会社西口敦事務所の代表。著書に数字と現実から紐解いた目からウロコの婚活本『普通のダンナがなぜ見つからない?』(文藝春秋)がある。
公式ブログ:ニッポンの婚活ビジネス(元)最前線