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  • 2016.11.14

国の生涯未婚率見通しは、大甘だと思う。

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今日の日経の夕刊トップは、
「50年後の日本 65歳以上5人に2人」とある。
「総人口が3割減る」などと、テレビなどでも取り上げられている。

これは国立社会保障・人口問題研究所によるもので、記事に出ている数字の一つに「生涯未婚率」がある。
これ、同研究所のリリースを見ても数字の出所が見当たらないのですが、記事には「現在9.4%、50年後に20.1%」とある。

いや、すでに2010年で、男性は20%、女性も10%のはずなんですよね。定義を変えたのかな。
(2010年国勢調査、50歳時点の未婚の人の比率より)

しかも、2010年の時点で、45歳の男性は26%独身、女性は15%独身。
彼らは、過去5年間で3-4%分しか結婚してないので、この先の5年はもっと結婚する人は少ないと見込まれる。
とすると、彼らが50歳になる5年後の生涯未婚率は、男性で23%前後、女性で12%前後となるはず。
50年後を待たずして、次の5-10年で、「50年後の姿」に近付きそうな勢い。

出生率も、甘い見込みに見えるんだなー。
団塊ジュニア世代が出産年齢の限界に来つつあることを考えると、1.35下限というのはかなり甘い見積もりに見える。1を割り込むことも大いにあり得そう。一人っ子政策ならぬ子だくさん政策で、アメムチをフル活用するつもりなのか。いかにも政策合意が取れなさそうだなー。

そう考えると、マクロでは私は人口動態ベア(弱気)シナリオ。これを前提にいろいろ考えとかないといけないと思ってます。

もちろん、みなさま個人のミクロシナリオは別ですよ。自助努力で何とでもなりますからね。相手は一人見つければいいんだから。

ではまた。



Last updated  2012年01月30日 23時42分40秒

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ライタープロフィール

西口敦
西口敦

東京大学法学部卒業後、金融業界(長銀、AMEX、UBS)、外資コンサルティング(A.T.カーニー、BCG)を経て、結婚情報サービス大手オーネットにてマーケティング・広報の責任者を務めた。現在、株式会社西口敦事務所の代表。著書に数字と現実から紐解いた目からウロコの婚活本『普通のダンナがなぜ見つからない?』(文藝春秋)がある。
公式ブログ:ニッポンの婚活ビジネス(元)最前線