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  • 2016.11.14

国内婚活市場に見切りをつける?

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ある方から、婚活ビジネスの相談を受けた。

「仕事が充実して活躍している30代半ばからアラフォー独身女性に、紹介できる男性がいないんですよね」

そーですよね。それが今の市場ですから。

「でも、日本人女性は、外人女性に比べると控え目で、おしとやかで、正直顔の違いもあんまり見分けがつかなくて、外人男性からは人気なんですよね」

まあ、時折聞く話ではある。特に、おとなしめで気弱な草食系の外人男性は、ここに救いを求めるのは、わからんでもない。

「なので、海外に連れていって、素敵な外人男性との出会いの場をセッティングするツアーをやろうかと思ってるんです。シンガポールあたりで外人男性を集めて・・」

・・・うーん。
これは、どーかなあ。あまり賛成できませんでした。
(理由)
・そうは言っても、バックグラウンドも環境も違う人同士。Non-nativeの英語で、どこまで理解りあえるものか?一回飲みに行ってわかるものではない。ツアーだから、2-3日は一緒にいるのかもしれないが、それでも限界はあろう。それ以降、Skypeなんかだけで、仲を深められるだろうか?

・なので瞬間的な出会いはあっても、最終成果に至るのは容易ではない。とすると、いい口コミは大きくは期待できず、ビジネスとして維持可能性は不安。

・かつ、「外人男性」には暗黙で経済力も求めてそうな気もするなあ。少なくとも、異文化の壁を超える高いコミュニケーション力を持つ高EQは、必須でしょう。

・さらに、最大の問題だと思うのは、彼女らがその他の行動を止めてしまうであろうこと。たとえば二ヶ月後にシンガポールツアーが予定されている女性が、その二ヶ月間、他の出会いを求めて行動するだろうか?行って帰って、イマイチだったからといって、すぐに次の行動に移す気力があるだろうか?

この女性たちに、一番重要な資源は、お金ではなく、「時間」と「やる気」。わざわざ、確率が極端に低い夢物語を追うことは、現実的にはお薦めできない。
会社の戦略も同じ。苦境に陥ってる会社ほど、一発逆転に賭けがち。そこでどんどんドつぼにはまる。

はい、夢がないですよね、すみません。
いいんですよ、シンガポールだって行ってくれば。夢は追いましょう。でも、相対的に確率が高そうなもの、低そうなものは組み合わせて行動した方がいいと思いますよ。

ではまた。





Last updated  2012年10月14日 20時52分13秒

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ライタープロフィール

西口敦
西口敦

東京大学法学部卒業後、金融業界(長銀、AMEX、UBS)、外資コンサルティング(A.T.カーニー、BCG)を経て、結婚情報サービス大手オーネットにてマーケティング・広報の責任者を務めた。現在、株式会社西口敦事務所の代表。著書に数字と現実から紐解いた目からウロコの婚活本『普通のダンナがなぜ見つからない?』(文藝春秋)がある。
公式ブログ:ニッポンの婚活ビジネス(元)最前線